一般例会No.124 高取山(583m)から多武峰 例会記録
概要 『高取山(高取城跡)から多武峰(談山神社)へ続く峰々は、明日香と吉野を分かつ分水嶺です。
 飛鳥時代から続く間道、芋ヶ峠。本居宣長「菅笠日記」を垣間見る竜在峠など、
                         ハイキング+歴史探訪シリーズNo.8』

日時 2008年1月26日(土)
天候 晴れ
担当 紀伊埜本(節)、奥中 
集合 近鉄阿部野橋駅 8:40 (8:50発 吉野行き急行乗車ホーム中央付近集合壷坂駅下車)
行程 近鉄吉野線・壷坂駅(9:45発、バス)⇒壷坂寺〜高取山〜芋ヶ峠〜竜在峠〜冬野〜
多武峰(バス)⇒桜井駅
参加者 紀伊埜本(博)、神阪(鐵)、宮平(由)、黒澤、欅田、大西(征)、柴田、畑山、田中(智)、秋田、
横内、岩崎(憲)、寺島、寄川、谷村、岸田、安本(嘉)、堀木、岡本、吉田(伸) ・・・ 計22名

壷阪山駅からバスで壷阪寺前へ行く。

9:57 壷阪寺前で出発準備中。

10:01 高取山登山口へ向う22名。

10:10 高取城跡まで
約2.8kmの標示。 

10:12 リーダーから注意を聞く。
「心拍数を一定に歩くように!」 

10:18 高取城跡へ歩き始める。
   

10:21 大和葛城山です。頂上の国民宿舎も見える。

10:56 史跡高取城跡着。

10:26 途中にある「五百羅漢像」です。


10:28 新しい「五百羅漢像」です。

11:06 霜柱を踏み本丸跡へ。 

11:13 本丸跡へ向う。

      

11:17 本丸跡です。高取山標高
589.3mの山上に本丸があり、
1504〜54年頃に整備された山城。 

11:19 新櫓跡でリーダーから高取城跡の説明を聞く。


11:55 本丸跡で景観を楽しむ。

11:40 新櫓跡で昼食中。

11:54 本丸跡から雪を冠った
大台ケ原(左側)、大峰山(右側)遠望。

12:12 芋峠へ向う。
    

13:26 芋峠着、リーダー
より古道芋峠の説明を聞く。 

13:58 凍結した道を竜在峠へ向う。 

15:03 竜在峠着、P752.2m
の直下だけあって気温はマイナス
2度、無風でよかった。  

15:41 多武峰0.8kmの標示。

15:41 最後の登りです。
 

16:01 談山神社西大門跡着。

16:04 談山神社
西大門跡の石仏です。

16:15 談山神社バス停に到着。
16:54発のバスで桜井駅へ向う。
   冬晴れのなか、ときに小雪が舞い気温は結構低くかった。芋峠には飛鳥から吉野へ、
今は荒れてはいるが細い車道が通じている。都を遁れ不安のなかで、この峠を越したで
あろう大海人皇子(後の天武天皇)と鵜野讃良皇女(うののさららのひめこ、後の持統
天皇)二人の心情がかすかに偲ばれる。いっぽう、竜在峠から冬野に至る山路は往年の
賑わいは薄れ、冬枯れの静寂がそこはかと感じられた。歴史を訪ねる山旅は、自分の足
で一歩一歩、確かめたしかめ味わえるのが何よりうれしい。飛鳥の都ぶりは木立が邪魔
をしてよく観えなかったが、夕暮れの迫る多武峰から東に音羽山、経ヶ塚山と並ぶ風景
は優雅で美しい。里山、今日も万歳だ。       (記:紀伊埜本、写真:奥中)
 
     
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