一般例会No.144  貴船山(716m)から鞍馬山(584m)例会記録
概要 『貴船から鞍馬寺ではありません。惟喬(これたか)親王や
源義経がさまよったであろう奥山をめぐります。 
ハイキング+歴史探訪シリーズ No.11。』
ip144-22a.jpg
15:22 鞍馬寺本殿。
日時 2008年12月14日(日)
天候 曇り後晴れ
担当 紀伊埜本節雄、奥中種雄
集合 京阪淀屋橋出町柳行特急発車プラットホーム 7:10集合、
7:20発に乗車。 
行程 淀屋橋駅⇒出町柳駅⇒二の瀬駅〜夜泣峠〜貴船山〜奥貴船神社
〜鞍馬山〜鞍馬寺〜鞍馬駅⇒淀屋橋駅                              
参加者 笠松マサヱ、西村晶、欅田克彦、宮平由紀子、寺島直子、畑山
禮子、柴田弘子、横内まみね、堀木宣夫、田中智子、紀伊埜本
博美、小椋美佐、松本明恵、岸田暎子 ・・・ 計16名
ip144-01.jpg
8:57 駅プラットホーム下で朝の挨拶。
ip144-02.jpg
9:03 出発!!
ip144-03.jpg
9:09 ここから夜泣峠まで0.9kmの標示。
ip144-04.jpg
9:27 折り返しの登り道が続く。
ip144-05.jpg
9:41 夜泣峠の説明板。
ip144-06.jpg
9:42 夜泣峠で惟喬親王の説明を聞く。
ip144-07.jpg
10:17 大岩分岐着、滝谷峠まで3.2kmの標示。
ip144-08.jpg
11:10 貴船山(716m)着、山名板これのみ。
ip144-09.jpg
11:38 滝谷峠の少し手前で昼食中。
ip144-10.jpg
12:06 滝谷峠は素通りして貴船神社奥宮へ下る。
ip144-11.jpg
12:06 滝谷峠着。
ip144-12.jpg
12:42 足元の悪い谷筋を下り林道出合い着、
鞍馬山へのルート打ち合せ中。
ip144-14.jpg
13:00 貴船名石「つつみケ石」でトイレ休憩後、
P634の取りつきへ向かう。
ip144-15.jpg
13:01 貴船川の左岸へ渡り、
ここからP634へ登る。
ip144-16.jpg
13:43 鹿よけネット沿いを登る。
ip144-17.jpg
13:54 ネットから解放されてP634への稜線着。
ip144-19.jpg
14:38 鞍馬山(584m)山頂の経塚。
ip144-20.jpg
14:54 本殿手前約400mで立ち休憩中。
ip144-21.jpg
14:58 義経公息次ぎの水、
牛若丸が喉を潤したと言われている。
ip144-22.jpg
15:02 冬柏亭(与謝野晶子の書斎)前で大休止中。
ip144-23.jpg
15:40 義経公供養塔、約800年前牛若丸が
住まいとした東光坊の旧跡で、昭和15年建てられた。
ip144-25.jpg
15:48 残業にならず鞍馬駅着。
     

 二の瀬駅から夜泣き峠への登り口に、小さな社がある。門表に右 守谷神社、左 富士神社と二社同居を示されていた
が、そのまま素通りしてしまった。帰宅後しらべてみると、守谷神社は惟(これ)嵩(たか)親王(しんのう)、富士神社は
親王の母紀(きの)静子(しずこ)を祀るものだという。歴史への関わりを実際に歩いて確かめたいと思うと、題材は次か
ら次へと沸いてくる。たとえそれが史実において些細なことであっても、自分の手足でもって実感できるのは楽しい。
 夜泣き峠から貴船山を経て、午後から鞍馬山へと向かう。鞍馬山から北へ、貴船川と鞍馬川を分かつ顕著な尾根が、
花背峠まで続いている。この尾根筋を通って鞍馬寺まで出てみたい。当然のことながらハイキングコースではない。こ
れは私の勝手な仮説だが、かの義経が、平氏の目を逃れ密かに鞍馬から脱出したのは、このルートではなかろうか。
 奥貴船神社の対岸から、目標の尾根上にあるP634mに至る支尾根を登ることにする。少々の藪漕ぎは承知の上だ
が、日暮れが早いこの時期、ウロウロ迷うことは許されない。北北東に向かってせりあがる支尾根に出ると、はたして
藪が待っていた。南に進もうとする目標の主尾根とは逆V字形に合流することになるのだが、解かってはいるが、逆に
北へ北へと見通しの効かない藪を漕ぐのに一抹の不安があった。予定通りとはいえ、時間的余裕のあるうちに鞍馬山(
経塚あり)に着いたときはほっとした。メンバーの皆さんの顔にもちょっとした達成感がうかがえる。800年も昔の
義経と何かしら共有した気分で、夕暮れの迫る鞍馬寺の石段を下った。今日もまたE.P.Eを味わいながら・・。 
                                       (記:紀伊埜本、写真:奥中) 

山域別例会記録一覧へ 年度別例会記録一覧へ TOPページへ