一般例会No.170 湖南・大戸川吉祥寺谷遡行 例会記録
概要 『残暑厳しい休日を、花崗岩の川床が美しい手軽な沢歩きで過ごしましょう。初心者向きです。』
 
日時 2009年9月13日(日)
天候 快晴
担当 板谷佳史、安部泰子
集合 7:50 JR大阪駅旅立ちの鐘前(8:00発 東海道本線新快速に乗車、8:44石山駅着)
行程 8:55発 帝産バス・田上車庫行きに乗車⇒9:21 新免にて下車〜大戸川吉祥寺谷遡行〜天神川林道〜
天神川〜アルプス登山口⇒石山行きバス乗車⇒JR石山駅
参加者 田中智子、柴田弘子、川守田康行、小椋美佐、畑山禮子、黒澤百合子、奥中種雄、長瀬茂正、松本明恵、安岡和子、
近藤さとみ、岸本久仁雄 ・・・ 計14名
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9:26 新免バス停で下車して、
快晴の空の下、吉祥寺谷へ向う。
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9:39 林道の最奥で流れに降りる。
ここで装備を着ける。
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9:59 遡行の準備が完了する。
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10:12 秋近しを思わせる日差しの下、
明るい花崗岩をぬって、遡行を開始する。
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10:19 昨日はかなりの降雨があったので普段より
水量が多いのが幸いして、沢登りらしくなっている。
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10:23 三段の大きな堰堤に出合う、
ここは右から越える。
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10:33 三段堰堤を越えると、堆積した
砂地にできた草原に出て、最初の休憩。
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三段堰堤を過ぎると、人工物が無くなり
この谷で最も沢登りらしい雰囲気が続く。
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出来るだけ濡れたくない人、わざわざ
濡れる登り方をする人、色々である。
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わざわざ難しいルートを採る人も・・
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11:22 極めつけは、ついに淵を泳ぎ始めた。
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11:30 フリクションが効く花崗岩だが、普段流れ
の無い部分にはコケが多く、気をつけないと滑り易い。
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11:42 この谷最大の巨大堰堤が出現、
ここは左から越える。
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11:49 巨大堰堤の上は堆積した土砂で汚いが、それを
過ぎると、再び美しい花崗岩の川床が現れる。流れる水も
下流よりはかなり綺麗になってきた。この上で昼食。
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昼食後、源流に近づき水量は減ったが、なおも花崗岩の流れを遡る。
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12:43 ミニ廊下も現れる。
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13:07 一ノ谷堰堤と呼ばれる、明治24年に作られた
石積堰堤を越えると流れは消えて、林道に上がる道がある。
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一ノ谷堰堤は歴史的な建造物として
林道から見学道が通じている。
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13:14 林道に上がり、遡行を
終了する。小なりといえど谷を
抜け出て、ホッとするひと時。
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15:08 天神川の林道を約2時間
歩き、タイミング良くバスに飛び乗った。

 初級者向けの沢登りとして和泉の谷を計画することが多かったのですが、今年は目先の変わった谷をと
湖南アルプスの谷歩きを企画しました。谷は浅く、全長も短くすぐ大戸川本流に流入しているし、おまけ
に入谷地点は人家にも近く、お世辞にも綺麗な流れとは言えないし、堰堤も多数あって興味も半減します
が、昨日の降雨のおかげで水量が増して、余計なアラが隠されているのか、特に上流に行くと美しささえ
感じられました。また技術的に困難な滝等は無く、ザイルを使用する箇所も無く、全体にスピーディに通
過出来ました。 白い花崗岩が明るい湖南アルプスの風景とマッチして、今シーズン最後の沢登り例会を
楽しく終えることができました。今後もこのように技術的に容易で安全度の高い沢登りを企画して、経験
者を増やして行きたいと考えています。       (記:板谷 写真:奥中、長瀬、川守田、板谷)

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