一般例会No.183 丹波・向山(569m)と清水山(542m)例会記録
概要 『日本一標高が低い中央分水界付近の二山を巡ります。』
 
日時 2010年1月17日(日)
天候 晴れ
担当 板谷佳史、三原秀元
集合 JR大阪駅旅立ちの鐘前 7:00 (7:13発福知山行きに乗車、9:07石生駅着)
行程 JR石生(いそう)駅〜水分れ公園(日本一低い中央分水界:95.45m)〜向山〜清水山〜JR石生駅
参加者 岩本和行、紀伊埜本節雄、紀伊埜本博美、小椋美佐、田中智子、柴田弘子、近藤さとみ、寄川都美子、
寺島直子、翁長和幸、仙谷経一郎、西村晶、大西征四郎、奥中種雄、安本嘉代、岸田暎子、谷村洋子、
黒澤百合子 ・・・ 計20名
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9:12 大阪駅から約2時間、
やっと石生駅に着いて出発準備中。
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水分れ公園からの朝の向山連山。
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9:52 観音堂登山口から登り
始める、なかなかの急登が続く。
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9:55 298mピーク
付近には、古墳がある。
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紀伊埜本代表特製の横長地図を広げて、
この付近の歴史談義が始まる。
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10:21 途中の展望場所から
眺める丹波南部の重畳たる山並み。
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10:34 道標はよく整備されて
いる、この付近から積雪が現れる。
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11:07 511mピークの先で北面の展望が開け、昨年
11月の例会で登った黒井城址が手に取るように見える。
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黒井城址から続く五大山への稜線、昨年11月五大山
からの下降に使った尾根は倒木で苦労したらしい。中央
分水界は石生から五大山、更に五台山へと続いている。
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11:34 向山三角点に到着する、
356.8mの黒井城址が見下ろせる。
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向山山頂で黒井城址と対面しながらの昼食。
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12:30 更に清水山へ続く稜線を縦走する。
途中、蛙子展望所という岩場を通過する。
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13:06 清水山に到着。
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清水山から南方の展望。
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13:58 清水山からの下降路途中にある、天狗岩。
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天狗岩上からの、日本一標高が低い中央分水界の街、石生。
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14:27 鳳翔寺登山口に下山して、向山連山を
振り返る。この後、石生駅発15:21にて帰阪する。
     

 「兵庫丹波の山(全2巻)」、「京都丹波の山(全2巻)」という本が刊行されています。これによると丹波高原の
山として全部で約270の山が紹介されています。今回のように展望のきく山から重畳たる山々を眺めると納得のいく
数字ではあります。全て登ろうという大それた欲がある訳ではないのですが、定年後のヒマにまかせて、中にはEPE
の例会も含まれているのですが、45山ほど登っています。先の本では今回の清水山(きよみずさん)は、江戸時代の
画家谷文晁が「日本名山図会」に描いた山の一つとして紹介されています。往きの列車の中から篠山口を過ぎると霧が
深く立ち込めているのが眺められ、山上からの雲海を期待しましたが、石生に着くと晴れ上がってしまい、残念ながら
山水画の世界にはひたれませんでした。石生は日本一標高が低い中央分水界の街として知られていますが、向山(むか
いやま)はヒカゲツツジの群落地として登山者が多いようです。来る2月の高城山例会も丹波の歴史を秘めた山で、ボ
タン鍋目当てばかりでなく多少の歴史予習をされてから参加されたら更に楽しい山行になるのではないでしょうか。
交通の便の悪い山域ですが行き易い山を選んで、丹波の山例会を続けたいと考えていますので、ご期待を。
                                              記、写真:板谷

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