一般例会No.186  滝畑・権現山(420m)例会記録
概要 『滝畑ダムと横谷川に挟まれ、岩場が望見される気になる山域です。権現城跡でもあるらしい。』
 
日時 2010年2月21日(日)
天候 快晴
担当 板谷佳史、翁長和幸
集合 8:45 南海河内長野駅バス乗り場(9:04発 滝畑ダム行きに乗車、滝尻にて下車)
行程 河内長野駅⇒滝尻バス停〜横谷川〜権現滝〜権現山〜梨の木峠〜滝畑ダム〜ダムサイトバス停⇒河内長野駅
参加者 田中智子、神阪洋子、寄川都美子、松本明恵、岸本久仁雄、紀伊埜本節雄、紀伊埜本博美、西村美幸、
磯辺秀雄、山本洋、吉田伸寛、加福輝之、仙谷経一郎、奥中種雄、堀木宣夫、秋田文雄、大西征四郎、
安本昭久、安本嘉代、小椋美佐、寺島直子、安岡和子 ・・・ 計24名
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9:37 快晴の青空の下、
滝尻バス停をスタートする。
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9:55 横谷への車道を10分ほどで、横谷川へ
降りるとりっぱな姿の権現滝が落ちている。 平家
の落武者が多数自刃した所という言い伝えがある。
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10:19 再び車道に戻り、少し先で横谷川を
横断して、東面を直登する尾根に取り付く。
しばらくで尾根の途中に岩場が立ちはだかる。
この山の東面にはこのような岩場が点在する。
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10:24 岩場は直登できるが、古びたフィックス
ロープが垂れ下がり、一人づつ少し緊張して通過する。
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11:07 小さな控えめの山名標が
下がる権現山山頂に到着する。
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山頂は一人づつしか立てないくらい狭い。
登山地図には、ここを権現城跡と記されている。
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山頂から尾根伝いにわずかで岩場の頭に立つ、
登山地図では一帯を「サルの前栽」と記している。
和泉の山でもめったに無い360度の好展望場所だ。
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権現山山頂を振り返る。
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岩場の頭からの北面の展望、右に旗倉山。
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岩場の頭からの西面の展望、眼下に滝畑ダム湖
を見下ろし、右に槙尾山、左に猿子城山や上山。
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岩場の頭からの南面の展望、
正面に岩湧山、左に一徳防山。
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岩場の頭からの東面の展望、横谷を
挟んで和泉では貴重な岩登りゲレンデ
の一つである、横谷の岩場(奥立岩)。
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12:21 岩場の頭で昼食の後、梨の木峠を
目指して尾根を辿る。途中、滝畑レイクパーク
から上がって来るハイキング道と出会う。
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冬とは思えないポカポカ陽気の
下、ヤブ山の縦走を楽しむ。
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全山植林の山だが、尾根筋だけは自然林が残されている。
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13:00 梨の木峠に到着、今日の山道はここまで。
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13:35 梨の木峠から林道加賀田滝畑線に
出て、更に滝畑ダム右岸道をのんびり歩く。
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13:59 滝畑ダムサイトに到着、そこから
見た権現山(左のピーク)。この後14:20
発のバスで河内長野駅へ帰る。

 昭文社の登山地図に、「権現城跡」「サルの前栽」等と記されてはいるが登山道の記入は無い。横谷の車道から見上げると、
稜線直下に岩壁があるようだし、派生している尾根には岩場が点在しているのも見える。前からどうにも気になる山域であった
ので3回ほど通って探ってみたことがある。気に入りの展望場所も見つかったので、ぜひEPEの例会に取り上げようと思い、
計画しました。滝にまつわる秘話も城跡というのも確たる歴史上の真実かどうか? 言い伝えに過ぎないと片付ける向きもある
ようですが、紀伊埜本代表のロマンあふれる説に耳を傾けていると、ダムなど無かった昔の滝畑を思い浮かべる気にさせるよう
な、都会近くとは思えない、天空に孤立して世俗と隔絶した場所であると思います。            記、写真:板谷

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