一般例会No.196 丹波・鋸山(605.9m)例会記録
概要 『多紀アルプス・三尾山と小金ケ嶽を結ぶ稜線上に鋸歯状の
背梁を連ねる。この季節はヒカゲツツジに出会えるかも・・・。』
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三尾山より、顕著な鋸山の山稜を眺める。
(撮影:2010/2/11)
日時 2010年5月30日(日)
天候 快晴
担当 板谷佳史、大西恒雄
集合 7:00 JR大阪駅・旅立ちの鐘前
(7:13発 福知山線に乗車、8:36篠山口駅下車)
行程 JR篠山口駅⇒(タクシー)佐仲ダム〜鋸山〜東鏡峠〜高坂越
〜堂の峰〜御在所山〜栗柄峠⇒(バス)JR篠山口駅
参加者 奥中種雄、大西征四郎、西田保、寺島直子、小椋美佐、神阪洋子、
寄川都美子、柴田弘子、仙谷経一郎、笠松マサヱ、本郷善之助、
翁長和幸、有永寛、紀伊埜本節雄、紀伊埜本博美、安本昭久、
安本嘉代、黒澤百合子 ・・・ 計20名
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9:04 篠山口駅からタクシーで佐仲ダムに到着、出発準備中。
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9:14 ダム道路を外れて、道標(分水界雲海の径鏡峠入り口)
に導かれて山道に入る。。地形図には鏡峠へ直接登る道が記入さ
れているが、今は荒れており、鋸山の稜線へ向うルートを採る。
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9:46 分水界(稜線)を目指して自然林の中を、ゆっくりと登る。
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10:12 鏡峠から続いている分水界の稜線に出る。
道標も現れる。ここから鋸山を目指して稜線通しに進む。
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10:46 鋸山頂上に着く。
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鋸山の三角点。分水界の主な山頂には三角点点標名の
表示がされている。ここの点標名は「奥谷三角点」。
地元では鋸山の山名は消えてしまい、奥谷等と呼ぶらしい。
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10:57 鋸山頂上から、春日町を見下ろす。丹波独特の景観、
田圃が山すそ深く入りこんでいる。眼下の街道とそれに続く栗柄峠
は明智光秀にまつわる歴史の道。彼方には遠く大江山まで見通せる。
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12:47 分水界の稜線上、栢野〜高坂をつなぐ
高坂越に到着。ここにもりっぱな道標が有る。
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13:21 堂の峰(572m)を通過。そろそろ
疲れてくる頃だが、バスの時刻に間に合うよう頑張る。
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13:53 縦走路から少し外れた御在所山
(浅木谷山三角点443.5m)に立寄る。
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14:41 長い縦走路を歩き通して栗柄峠へ出た。
ここにも「分水界雲海の径」道標が有る。
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14:55 バスの時刻には余裕を持って栗柄峠に降り立つ。
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15:01 栗柄峠にある「谷中分水界」の説明看板を見る。ここでは
日本海に流れる水と、瀬戸内海に流れる水が道路を挟んで両方見られる。
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栗柄バス停にて(15:38発)草山温泉〜篠山口駅行きバスを待つ。

 市町村合併で多紀の地名は消滅してしまいましたが、「多紀アルプス」の山群名だけは残りました。西の三尾山から
鋸山、西ガ嶽、三嶽、小金ガ嶽、八ケ尾山、雨石山、櫃ケ嶽といった峰々を連ね、丹波の盟主にふさわしい山容を誇り
ます。EPEクラブの例会でもいくつか登りましたが、今回は鋸山をとりあげました。地形図を読むと、鏡峠から栗柄
峠まで30以上のピークがあるとか。標高は低いので高低差は少ないものの、歩き応えのあるルートです。特に鋸山頂
上前後の岩混じりの山稜や景観は鋸の名にふさわしいものです。今回、担当者の勉強不足のためヒカゲツツジの花期を
一月以上も過ぎており花の面影さえありませんでした。期待して参加された方には申し訳ありませんでした。来年こそ
はヒカゲツツジの花期を逃さないで丹波の山例会を計画致します。
                                   記:板谷 写真:大西(恒)、奥中、板谷

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