一般例会No.202 鈴鹿・霊仙山(1083.5m)例会記録
概要 『鈴鹿山系の北端に位置し、石灰岩が露出するカルスト台地の山。山頂が高原台地状で多くのピークを持つ。』
 
日時 2010年7月18日(日)
天候 晴れ
担当 大西恒雄
集合 JR大阪駅 旅立ちの鐘前 7:00(7:15発新快速に乗車、米原8:39着、各停8:45発で醒ヶ井8:51着)
行程 JR醒ヶ井駅⇒(タクシー)醒ヶ井養鱒場〜廃村・榑ガ畑〜汗ふき峠〜お虎ガ池〜経塚山〜霊仙山〜最高点〜経塚山
〜汗ふき峠〜榑ガ畑〜醒ヶ井養鱒場〜(タクシー)JR醒ヶ井駅
参加者 奥中種雄、本郷善之助、大西征四郎、安本昭久、安本嘉代、小椋美佐、寺島直子、宮平由紀子 ・・・ 計9名
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林道を奥まで歩き、標識に導かれて霊仙山登山道へ入る
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榑ガ畑廃村跡付近を行く
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榑ガ畑の廃村跡に残る石垣
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汗拭き峠にある標識(風が通って涼しい)
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樹林帯を抜けると丈の低い草の中の道となる
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石灰岩を敷き詰めたような登山道となる
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石灰岩の点在する道
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なだらかな稜線(なんだか疲れを忘れさせてくれる風景)
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やがて笹の中を行く道となる
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お虎ガ池(鳥居が有る。昔、ここで雨乞いの儀式をやった)
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経塚山(北霊仙山、別ルートと合流)
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経塚山から霊仙山へ向かう頂上の道−1
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経塚山から霊仙山へ向かう頂上の道−2
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経塚山から霊仙山へ向かう頂上の道−3(あと少しで頂上)
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霊仙山頂上(1084)
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少し戻って最高点へ向かう
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最高点手前のなだらかな頂上稜線
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霊仙山最高点(1098m)

 まだ山岳会員として現役バリバリの頃、毎年のように伊吹山に冬山トレーニングとして足繁く通っていましたが、その伊吹山の
対面にある霊仙山には登ったことがありませんでした。決して無視するような小さな山ではなかったが、トレーニング優先の山行
きをしていた頃には、頭の中に入っていなかった。そのまま、今まで山行の機会を逃がしていた山でした。
霊仙山には二つのルートが考えられますが、今回は有名な醒ヶ井養鱒場の奥から登る比較的歩き易く時間的にも短いルートです。
この時期のJR醒ヶ井駅前は「梅花藻」見学のバスで混雑している。タクシーを頼むが養鱒場までしか行ってもらえなかった。立
派な舗装の林道を登山口まで歩く。登山口には標識があり、すぐに休憩所に出会う。ここから沢のような登山道に沿って進むと、
いつの間にか屋敷跡の石垣しか残っていない榑ガ畑の廃村の中を進むようになる。青い屋根の休憩小屋「カナヤ」が現れるとジグ
ザグ登りで、汗拭き峠に出る。ここより稜線沿いに案内板に沿って登ると見晴台の五合目、石灰石が現れだし急登一登りでお猿岩
(猿には見えないが)に着き背の高い木もなくなる。ここから緩やかな高原状の笹の中を進むようになる。ゆったりと広く、ガス
でもかかると読図に自信があっても方向を見失うだろう。
 琵琶湖の形をしているというお虎ガ池(鳥居がある)を過ぎ緩やかな斜面を登ると経塚山に着く。別ルートからの道に避難小屋
が見える。霊仙山は、あと一頑張り。ゆっくりと登ると右に霊仙山、左に最高峰の分岐に着く。先に霊仙山に登り、戻って分岐か
ら最高峰。時間も2時を回っていたので少しの休憩で往路を戻る。頂上付近は人の丈ほどの笹の中を登ると、どの本にも書いてあ
るが、近年は鹿が増え、食べられて刈り取ったように膝下くらいの長さしかない。鹿の糞も多く、臭いが鼻を突く。最近は醒ヶ井
の駅裏にも鹿が出るらしい。
 休憩所のカナヤでおばさんに車を呼んでもらい、林道に出たところで上ってきてくれた車に乗せてもらう。待ち時間もなく予定
よりも早く帰阪することができた。
                                                 記、写真:大西(恒)

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