一般例会No.243 丹波・金山(きんざん 540m)例会記録
概要 『丹波の山は城跡が多い。ここもそのひとつ、好展望の頂に立ち、戦国の世に思いを巡らす・・・・。』
 
日時 2011年7月24日(日)
天候 晴れ
担当 板谷佳史、秋田文雄
集合 7:15 JR大阪駅中央改札口前(7:21発 神戸線に乗車、尼崎、新三田乗換え 8:36 篠山口着)
行程 JR篠山口駅⇒(タクシー)追手神社〜追入〜金山〜鐘ヶ坂峠〜鐘ヶ坂公園〜JR柏原駅
参加者 奥中種雄、安本昭久、安本嘉代、青木義雄、宮平良雄、寺島直子、寄川都美子、杉本栄子、山下登志子、小椋美佐
・・・ 計12名

9:11 篠山市大山宮地区の追手神社でタクシーを降りる。

神社前にある周辺の案内板。

境内にある追手神社の千年モミ(天然記念物)

9:26 追入の登山口から登り始める。

追入登山口にある金山の説明板。

登山道の標識は整備されている。

10:16 途中にある園林寺妙見堂跡、どういう
いわれの地か知らないが荒れ果てて寂しい場所。

10:24 鬼の架橋の奇観に到着する。
安藤広重が「六十余州名所図録」に描いているそうだ。

周辺はちょっとしたロックガーデンで残置ボルト
等も見かけられ、クライミングの対象なのかも。

10:43 金山頂上に到着。

山頂にある金山城の説明板。

金山山頂から、南面八上城方向を望む。

同じく北面の黒井城方向を望む。

11:00 山頂を後にして、篠山・丹波市境
尾根を鐘ヶ坂峠へ向かう。ここからは踏み跡薄い。

市境尾根上の無名ピークにある三角点(426m)を通過する。

11:28 鐘ヶ坂峠に到着、昔は篠山・丹波を結ぶ
難路であったが、トンネルが出来た現在では忘れられた峠。

鐘ヶ坂峠の古道上で昼食とする。

12:15 鐘ヶ坂峠から古道を下山する。途中、1883年
(明治16年)に完成したという旧鐘ヶ坂トンネルを見学する。
日本最古の煉瓦積みトンネルで建築遺産として保存されている。

更に少し下ると、R176の二代目昭和(1967年完成)のトンネル
が・・・、これも2008年に閉鎖されて使用されていない。現在は更
に下に近代的な平成のトンネル(2005年完成)が開通している。

12:36 鐘ヶ坂公園に下山する、かなり
荒れ果ててはいるが春は桜の名所。

鐘ヶ坂公園から今日登った鬼の架橋や金山を見上げる。

14:00 鐘ヶ坂公園からJR柏原駅までのんびりと歩く。
柏原駅近くの天満宮では天神祭の準備中。地元の方々の説明を
聞いたりしながら、柏原藩の城下町跡を散策しつつ駅に向かった。

 過去の例会では篠山、丹波を巡る城跡の山として、すでに八上城址と黒井城址を訪れています。
今回はその中間に位置する金山城址を計画しました。金山や追入、鐘ヶ坂など金属にまつわる伝承が伝わる山や地名であると同時に、
織田信長の命を受けた明智光秀の丹波地方平定にまつわる歴史の舞台を巡る山旅でした。山中には地元が作ったらしい案内標識や説明
板などがあるものの、朽ちかけたり傾きかけたものばかりで、ケバケバしい派手さは全く無く、忘れられた歴史の舞台にふさわしい雰
囲気を味わえた一日でした。                                  記:板谷 写真:秋田、板谷

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