一般例会No.263 明神山(295m)〜寺山(294m)
10周年記念山行・大阪湾を巡る隠れ山シリーズ No.4 例会記録
概要 『生駒連山と葛城連山とのつなぎの部分で大阪府県境であるが、登山者の最も少ないところです。
林道と藪の道を歩きます。新しい楽しみが味わえるかも。』

 
日時 2012年2月12日(日)
天候 晴れ
担当 三原秀元、秋田文雄
集合 8:00 JR天王寺駅中央改札口前
行程 天王寺駅⇒河内堅上〜明神山〜寺山〜上ノ太子駅(近鉄)
参加者 奥中種雄、青木義雄、紀伊埜本節雄、紀伊埜本博美、西村晶、西村美幸、岡本佳久、堀木宣夫、西田保、
真下好雄、寄川都美子、岩崎真美子、吉田伸實、欅田克彦、野原勇、安本嘉代、谷村洋子、喜多田恵美子、
和田敬子、近藤さとみ、杉本栄子、三原知未、三原博子、神阪洋子、小杉美代子、福田直也、岸本久仁雄、
杉本康夫 ・・・ 計30名

河内堅上駅前での注意事項とコース説明

対岸より明神山を見る

道路より登山道に入る

明神山頂上より大阪湾を望む 晴れておれば明石大橋が見えるらしい

展望台より大阪平野、大峰の山々を眺める

国道165号線に出て大阪教育大学前駅に向かう

学内の通行許可をいただき 大学内のエスカレーターで登山口に向かう

団体の登山者が校内を歩いているので学生がびっくりしている

頂上手前の展望の良い所で大阪湾を望む

寺山の頂上 薮に覆われて展望なし

ぶどう畑の横を通り上ノ太子駅に向かう

 第四回大阪湾を巡る隠れ山シリーズは天候にも恵まれて、大阪湾を十分見てきました。
このコースは生駒連山と金剛連山の間の区間で、大阪府県境でもあるが地図上の境界線には登山道の無いところも多くあり、
できるだけ歩きやすいところを探していくこととする。まず起点の河内堅上駅より明神山をめざす。採石場や大きな工場の間
を抜けて、明神山の裾をまく道をゆく。笹を刈り払いながらの茂った道である、しばらく行くと王子方面から来る立派な参道
に出る。ここからは山頂まではすぐで頂上には立派な祠や展望台もあり大阪市内から六甲連山まで見渡せる。ここの三角点は
地面より低く、埋め込んだコンクリートボックスのふたを開けた中にある。三角点マニアの人には珍しくてきっと喜ぶ場所で
あろう。
 寺山への縦走は県境尾根どうしに送電線に沿って立派な道が続いているが横道がいくつもあって地図をよく見ていなければ
解かりにくい尾根である。登山道はいったん国道165号に出て寺山に向かうのであるがこれもまた地図上の道は藪でこの大
人数では通過は難しいので、事前の下見で大阪教育大学の中からの登山道がベストであるのが解っていたので、校内を通過さ
せてもらう事を申し入れておいたおかげで快く了解してもらう。正門より標高差100m以上のキャンパスまでエスカレータ
ーのある珍しい大学である。これを利用させてもらい、社会見学も兼ねたユニークな登山で悠々と寺山へ登頂する。途中の展
望は最高で大阪湾から堺の臨海地帯まで見渡せ時の経つのも忘れる様だ。
 上ノ太子駅への下山道は、地図には出ているが踏み跡程度の薄暗い谷道を下りぶどう畑の農道に出て、まだ日の傾かないう
ちに上ノ太子駅に着く。
 大阪近郊にも探せばまだまだ静かでいい山があるので、常に探究心を持って未知の山に向かって欲しいと思います。

                                            記:三原 写真:西村(晶)

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