一 般例会No.270 ベー シック登山No.12 京都・大文字山(466m)例会記録
概要 『京都大文字山と桜の名所・哲学の道を散歩しませんか。』
 
日時 2012年4月7日(土)
天候 曇り、晴れ
担当 秋田文雄、野原勇
集合 8:50 京阪淀屋橋中央改札口(9:00 出町柳行きに乗車、三条駅下車、京都東西線乗り換え、三条京阪駅~蹴上駅下車)
行程 蹴上駅~日向宮~大文字山~大文字火床~銀閣寺~哲学の道散歩~銀閣寺バス停⇒京阪出町柳駅
参加者 紀伊埜本節雄、紀伊埜本博美、青木義雄、三原博子、三原知未、和田都子、田中和美、實操綾子、和田良次、和田敬子、岸田暎子、
上原進一、山下登志子、吉田伸實、三浦清江、山本洋、齋藤容子、磯辺秀雄、堀木宣夫、杉本栄子、喜多田恵美子、岡本佳久、
欅田克彦、横内まみね、西田保、小杉美代子 ・・・ 計28名




10:20 京都市営地下鉄蹴上駅を出て、最初の目標
「日向大神宮」へ向かう。道路を挟んで右手に蹴上浄水場が見えます。

10:25 日向大神宮の鳥居をくぐる。

尾根までの急坂にひと汗をかく。

10:55 京都一周トレイルに合流。

総勢28名で大文字山頂上へ向け行進。

12:05 大文字山頂上。人、人、人で28名がまとまって
休める場所がなく、少し離れた展望のない場所で昼食をとる。

頂上からの京都市街展望。

12:35 昼食後のミーティング。EPEクラブ創立10周年記念事業
の一つとして、ベーシック登山も報奨対象となること等の説明を行った。

大文字の送り火を燃やす火床へ向かう。

13:00 大文字の一番上の火床から京都市街を見下ろす面々。京都
市街全体を見下ろすにここ以上の場所はない絶好のロケーションである。

眼下に広がる京都市街の大パノラマ、遠く大阪のビル街
も見えます。ということは、大阪からも高いビルの
上からは、大文字の送り火が見えるということです。

このような多くの火床に薪が積まれ、点火された
炎が京都の夏を彩るお盆の送り火となります。

13:10 大文字送り火の「大」の交点がこれ。ここで
大文字に 詳しい地元の方から、貴重な説明を受ける。京都
市民は神聖なる この火床には決して立ち入らないとのことです。

説明看板(大文字山は京の景観保全林)

13:40 観光客があまりに多く、銀閣寺門前で解散。

哲学の道に沿った疏水は桜が満開、人も満開でした。
雑踏の中、哲学を思索したり論ずる雰囲気はまったくなし。

大文字山を望む。



 今回は京都で一番の人気で手軽なハイキングコース大文字山へ。過去に何回か例会 で山行されたが、天候に恵まれず
今回はそのリベンジをかね桜の舞う京都の町を一望すべく、京都市営地下鉄東西線蹴上駅に下車。蹴上駅一番出口より
左に50m行くと日向大神宮の入り口を進むと京都と琵琶湖を結ぶ水路(琵琶湖疎水)に。水の確保と船での交通を図
るため明治時代に建設された。インクライン「船が上がれない急な坂を貨車を使って引っ張り上げるための線路の跡で
ある。」此れより日向大神宮へ向かう。長い石段を登ると尾根道に京都一周トレイル35に、ここまでが急坂でひと汗
かく。主尾根を京都一周トレイルの標識に沿うて広い登山道を樹間に山科方面を眺めいくつかの分岐を過ぎて、登ると
「東山45」に着く。大文字山は10分程で山頂だ。頂上には三角点があり少し開け京都市内が一望できる。昼食事後
EPE創立10周年記念事業の一環としての募金協力のお礼と新たに、ベーシック登山にも報奨賞品がでる事に成りそ
の受賞対象の説明をする。肌寒くなり、山頂を後に少し下るとよく踏まれた道に突然に目の前が広がり唖然とする素晴
らしい展望に、ここが大文字山の火床の頭に着く。大の字の交点の火灰で約300mの高さで眼下に京都市街や大阪を
一望する大パノラマには感動する。私の知る限り京都市内を一望するには他の山は比較にならないだろう。ここで大文
字に詳しいガイドのような人に大文字の説明や五山の送り火の場所「大文字・松ヶ崎妙法・舟形万灯籠・左大文字・鳥
居形松明」など説明して頂く。なごり尽きない景色を後に下山。銀閣寺へは広い道を下ると銀閣寺の山門の前に出る。
哲学の道は、春は桜、秋は紅葉と今年は七分咲き踈水に沿って、散歩と思っていたが、あまりにも観光客が多く28名
散歩出来ないのでここで解散とする。大文字の火床の展望はチャンスが有れば一度見にいく価値はあると思います。
哲学者・西田幾多郎がこの道を散歩しながら思案にふけったことから「哲学の道」と言われている。しかし今曰は人・
人でイメージが悪く残念でした。
                                           記:秋田、写真:野原

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