一般例会No.301 湖北・呉枯の峰(532m)例会記録
概要 『北国街道を歩き、山上の無住寺である古刹を訪ねます。』
 
日時 2013年3月10日(日)
天候 雨のち曇り
担当 野原勇、大石隆生
集合 7:15 JR大阪駅中央改札口前(7:30 新快速「米原経由近江今津行き」に乗車)
行程 木ノ本駅〜登山口〜菅山寺〜呉枯の峰〜田上山城跡〜意富布良神社〜木ノ本駅
参加者 岸田暎子、谷村洋子、近藤さとみ、保木道代、杉本栄子、安本昭久、寺島直子、櫻井宏子、小杉美代子、
安本嘉代、神阪洋子 ・・・ 計13名

9:39 小雨の中、本降りにならないことを
期待しながら完全武装?で 木ノ本駅を出発する。

少し遠回りをして、北国街道の情緒を残す通りを行く。

山内一豊が、妻の千代が差し出した黄金
10両で名馬を買ったとの逸話が残る馬宿。

10:30 坂口登山口の赤い鳥居を通過する。

11:00 急登を終え、尾根に出たところで休憩。右下に写って
いる小さな石像は「準四国八十八石像」と呼ばれているもの。

11:29 呉枯の峰への縦走路から菅山寺へと下る分岐点に着く。

尾根の東側を下って菅山寺へ。陽当たりの良い場所は
マダラ模様に、そうでない場所はベッタリと雪が残っている。

11:44 「菅原道真公お手植え」と伝わるケヤキ
(後方の2本の大木)の前で全員集合。はいチーズ。

無人の菅山寺本堂です。

12:06 分岐点まで戻ってきた。この頃から小康状態だった
空模様はアラレ混じりのミゾレとなり、風も強くなってくる。

12:54 またもや寄り道の呉枯の峰に到着。雪混じりの
ミゾレが降っているので短い休憩の後、早々に頂上を後にする。

頂上付近の残雪は多くて50〜60cmほど。思わぬ所で足を取られる。

13:40 田上山城址で休憩。先程の休憩とは大違いで、
薄日が差し気温も上がってくると、食欲も出るというもの。

14:12 意冨布良(おほふら)神社に下山。
天気も回復したというのに、我々のほかには人影なし。

予定していた列車の時刻まで余裕があるので(この時間帯は、1時間
に1本です)、往路では割愛した木之本地蔵院(浄信寺)に参詣。

14:36 歩き始めた木ノ本駅に戻って
きた。荒れ模様の中、皆さんお疲れさまでした。

 小雨の中JR木ノ本駅を出発。古い歴史を感じさせる北国街道の町並みを見ながら北へ。
菅山寺への分岐に至るまでの縦走路は小さな石仏が数多く設置された巡礼の道。菅山寺山門の両側には、この寺で6歳から11歳
まで修行した菅原道真が植えたと伝えられる見事なケヤキの大木が立っているが、現在は無住寺であるためか本堂や鐘楼など痛み
が目立つ。因みに菅山寺という名称は、後年この寺の再興に尽くした菅原道真の一字を採って改称したということです。縦走路に
戻る頃には、小康状態を保っていた天気もアラレ混じりのミゾレとなり、風も強く雨中の昼食となった。呉枯の峰は一等三角点を
持つ山であるが、縦走路上の一点でしかなく、山頂という感じはまったくない。山頂表示板も「呉枯の峰(531.9m)」と記
した小さな板切れが棒に括りつけてあるだけで貧弱そのもの。展望もまったくなし。頂上を後に、田上山城址を経て、飛鳥時代の
創建と伝わる意富布良(おほふら)神社へ下山。1時間1本の電車の時間調整のため、往路では割愛した木之本地蔵院を参詣。
その後ブラブラと町を散策しながらも、発車の30分前にはJR木ノ本駅に到着、解散とした。
余談ですが、来年のNHK大河ドラマは戦国時代の武将黒田官兵衛を扱った「軍師官兵衛」(豊臣秀吉の軍師)で、この木之本は
黒田家発祥の地ということです。町はノボリを立てたりして観光客誘致に動いていますが成果やいかに。
                                             記:野原 写真:大石、野原

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