オプション例会No.47 ニュージーランド・トレッキング 例会記録 |
概要 | 「世界中のトレッカー達の憧れの地、ミルフォード・トラックを11日間。」 |
日時 | 2006年1月12(木)〜23日(月) 飛行機の都合で12日間になりました |
担当 | 和田(晴)、奥中 |
集合 | 1/12 8:00 関西空港 |
行程 | ミルフォード・トラック(3泊4日山小屋泊まり)及びサザンアルプス内の アスバイアリング国立公園(ホテル泊まり) |
参加者 | 岸本夫妻、畑山、田中(智)、津川、竹中(ミ)、伊東、柴田 ・・・ 計10名 |
1月12日(木) | ||
8:00 関西空港・出国9:00→離陸9:55=2477km=12:53香港空港15:30=9178km= | ||
8:12 関西空港へ全員集合 お見送り有難う!! |
9:14 出国後待合室で |
広くて美しい香港空港を経由する |
1月13日(金) | |||||
=7:38オークランド空港11:35=国内航空=13:15クィーンズタウン空港13:35=専用バス=リッジスレイクランド ホテル15:00→市内散策16:50ザ・ステイションで明日以降のガイダンスを受ける。 | |||||
関空を出発し、途中香港、オークランドを経由しクィーンズタウンに着いたのが13日の午後。ここがミルフォード・トラックの出発点となる。 この日は、ミルフォード・トラックのオフィスでミーティングがあり、スリーピングシーツ等を借りてホテルで一泊。 | |||||
9:31 出国手続してオークランド 国際空港を出る。 10:51 遅れてヤット到着した カンタス航空の飛行機でクィーンズ タウンへ移動する。 |
13:20 クィーンズタウン到着 |
13:21 空港周辺は山ばかり。 着陸時大きくゆれて無事着陸した時は 機内から拍手がでました。 | |||
1月14日(土) | |||||
リッジスレイクランドホテル9:05→9:15ザ・ステイション9:35=バス=12:00テアナウ13:27=バス=13:50 テアナウダウンズ=船=15:15グレイドワーフ15:25→15:45グレイドハウス16:05→ネイチャーウオーキング→ 17:50グレイドハウス夕食後参加者38名でミーティングと自己紹介 ・・・ 歩行距離:1.6km | |||||
9:48 車窓から羊の群が見えます。 人口より多いそうです。 |
10:16 蒸気機関車にビックリ! |
12:47 この国の名物「タカヘ」の 前で記念写真を撮る。 | |||
13:55 テアナウダウンズ着。桟橋を渡り乗船する。 |
14:06 船上からの風景。船は時速60kmの高速です。 | ||||
15:24 このポイントからミルフォード・トラックの トレが始まります。グレイドハウスまで20分、クリン トン小屋まで1時間30分の標示。 |
15:42 グレイドハウス到着。 | ||||
希望者だけのネイチャー・ウオーキングにて | |||||
16:08 40数年前の大台ケ原を 思い出しました。 |
16:10 明日渡るつり橋です。 |
17:41 トレッキング中 | |||
20:13 夕食後のミーティング中、ガイドの人たちです。 |
オフィスの裏からバスで出発し、約2時間でテ・アナウに着く。 更に船でテ・アナウ湖を渡り、トレッキングヘッドに着く。 約30分林間を歩いて、グレイドハウスに着く。 その後、ロッジ周辺の散策。 | ||||
1月15日(日) | |||||
グレイドハウス9:00→12:10ヒレレ滝小屋12:55→14:50ポンポロナ小屋 ・・・ 歩行距離:16.1km | |||||
トレッキング2日目、朝から各自がサンドイッチと、果物や菓子を加えて弁当を作る。 雨具着用で出発、クリントン川沿いの原生林を行く。森を抜けると左右の山々の至るところに滝が見られる。昼食はヒレレハットにて、 暖かい飲み物を接待してくれる。小屋からはまた深い森林帯に入り、約6時間にて今夜の宿ポンポロナロッジに着く。 | |||||
グレイドハウスを出発し、 9:05 クリントン川に架かる吊橋を渡る。 |
9:46 対岸の景色、至るところに滝がかかる。 | ||||
10:08 クリントン小屋(ガイドレス用)。 宿泊棟、炊事棟等完備している。 |
11:55 ヒレレ滝 山頂には雪田がみえる。 | ||||
美しい花「マウンテン・リボンウッド」 |
ジキタリス |
13:24 ヒドン湖へ流れ込む 無数の滝です。 | |||
13:58 プレーリー湖に流れ込む滝です。 |
14:49 ポンポロナロッジに到着。 | ||||
ロッジはどこもほとんど同じ構造だが、平屋でロビーやダイニングのある建物を中心に、寝室3〜4室とシャワーやトイレのある部屋 1室とが1棟となり、そのような棟が幾棟か廊下でつながっている。 寝室内は2段ベッドが3〜4台あるが充分の広さ。備えられた寝具とオフィスで借りてきたシーツとで快適に寝られる。 夕食は2種類から選ぶことができる。料金は最終日に一括支払いになっている。何もかもが日本の山小屋とあまりの違いに驚く。 | |||||
1月16日(月) | |||||
ポンポロナロッジ7:45→9:08ミンタローハット9:15→11:10モニュメント(マッキノン峠1073m)11:20→ 11:45パス・ハット(峠小屋)12:10→14:45クィンティンハット15:05→16:00サザーランド滝→16:40 クィンティンハット ・・・ 歩行距離:14.9km | |||||
ミルフォード・トラックのトレッキング3日目、朝から雨。昨夜は雪になったようで周囲の山や木はうっすら雪が積もっている。 クリントン川源流を渡り、ミンタローハットを過ぎ、マッキノン峠の登りにかかるが、ガスで見晴らしはきかない。森林限界を超える頃 から、色々な花が目を楽しませてくれる。マッキノン峠はこのコース中、最高の景色のはずだが、ガスでほとんど見えない。 | |||||
7:46 雨の中をこのコースのハイライト 「マッキノン峠1、073m」へ出発。 |
8:13 マッキノン峠を望む。晴れ間も? しかし晴れることはなかった。 |
9:22 ミンタロ湖の標示 右手にかすかに水面が。 | |||
9:34 あたりの緑が美しい! |
9:16 山間の小さな小屋(ミンタローハット) にもヘリポートがある。 |
10:30 対岸の山は次第に雪の量が 多くなってきました。 | |||
11:16 マッキノン峠の モニュメントに到着 |
マッキノン峠付近よりMt.バルーン (拡大画像はこちら) |
11:35 峠の最高点1、154mの標示 | |||
峠からクィンティンハットを目指して下り、アーサー川の源流に沿って、樹林帯を行く。 荷物を小屋に置き、サザーランド滝を見に行く。3段になって落ちるこの滝は豪快で水しぶきで近くには寄れない。 | |||||
14:46 クィンティンハットに到着。 小休止してサザーランド滝を見に行く。 |
15:41 サザーランド滝遠望 |
15:42 サザーランド滝 落差580mで世界第三位。 水しぶきでこれより先に近づいての 撮影は不可能 | |||
1月17日(火) | |||||
クィンティンハット7:30→9:50ボートシェッド小屋10:00→10:15マッカイ滝、ベルロック10:20→12:00 ジェイアントゲート滝12:15 →13:35サンドフライポイント(トレッキング終了)15:15=船=15:30ミルフォード サウンド=バス=15:40マイターピークロッジ | |||||
4日目、ミルフォード・トラックの最終日。やはり雨具を着て、アーサー川に沿った道を歩く。道は比較的平坦で森林の中を行く、 やがて終点のサンドフライポイントに到着。船でミルフォードサウンドへ、更にバスでマイターピークロッジに着き、宿泊する。 | |||||
7:33 クィンティンハット出発 今日のコースはサンドフライポイント まで21.8km |
10:14 ガイドレスの可愛い トレッカー達 |
10:16 マッカイ滝 | |||
12:51 あと一がんばりで サンドフライポイントです。 |
15:04 ミルフォードサウンド 踏破完了。記念の集合写真 |
15:31 ボートに乗りミルフォード サウンドに到着 | |||
20:02 夕食後、踏破証明書の 授与式です。 |
ミルフォードトラックは勝手に歩くことはできず、一日の入山者数は決められている。 ガイド付ウォーク40人、フリーウォーク40人となっていて事前予約が必要だ。キャン プは禁止されていて、トレッカーは全員指定されたロッジに泊まることになる。コースはテ・アナウからミルフォード・サウンドへの一方通行で、一日の歩行距離も定められており、途中のロッジでの滞在も禁止されている。一見、規則が多く窮屈そうだがガイドが全 て世話をしてくれるので、そのラインに乗ってしまえば非常に楽なトレッキングでもある。 | ||||
1月18日(水) | |||||
マイターピークロッジ8:30=バス=8:40ミルフォード埠頭9:00=船=10:45埠頭10:55=バス=13:00 テアナウ13:15=バス15:30クィーンズタウン→15:50リッジズレイクランドホテル16:20=バス=17:40 ワナカのエッジウオーターリゾートホテル | |||||
午前中ミルフォードサウンドのクルージングがあり、その後バスでテ・アナウを経てクィーンズタウンへ戻り、このトレッキングは終了する。バスでワナカに向かい、このワナカ湖畔にあるリゾートホテルに3連泊して日帰りハイキングをする予定。 | |||||
8:21 マイターピークロッジ前の岩峰。 今日も雲がとれない。 |
9:05 ミルフォードサウンドのクルージング開始。 アニータ湾まで往復1時間45分。 滝も数多く観たが、イルカの並走や岩の 上のアザラシも観ることが出来た。 | ||||
10:37 ついにどこでも全姿を撮影できなかった。 |
20:37 ワナカ湖にかかる2本の虹 | ||||
1月19日(木) | |||||
エッジウオーターリゾートホテル9:10=バス=10:10ラズベリーハット(標高380m)10:25→13:00ロブロイ氷河 展望台(標高760m)14:00→16:24ラズベリーフラット=バス=17:00エッジウオーターリゾートホテル | |||||
快晴となる。バスでラズベリーフラットへ。平原からブナの森に入り、高度を上げて森林限界の上に出ると、突然視界は開け正面に ロブロイ氷河の全景が目に飛び込んで来る。ロブロイピークの山頂から氷河が切れ落ちる姿には迫力がある。高山植物が咲き乱れる、 ロブロイ氷河の展望台で昼食をとり、来た道を下山する。 | |||||
9:41 ビューポイントから見るロブロイ氷河とMt.アスパイアリング |
9:42 Mt.アスパイアリング (3、027m) |
12:46 ロブロイ氷河 | |||
13:19 氷河展望台で昼食中 ロブロイ氷河を望み、絶好のランチスポット |
13:58 ケア 近くで撮影できました。 | ||||
1月20日(金) | |||||
エッジウオーターリゾートホテル9:05=バス=9:10登山口9:30→13:00ロイズピーク山頂(1、578m)13:50登山口15:55=バス=16:00エッジウオーターリゾートホテル | |||||
今日も快晴。ロイズピーク登山口に向かい、牧場の柵を越えて登り始める。途中樹林は無く、羊があちこちで草を食べている中を高度 を上げていくと、ワナカ湖が全体像を現す。頂上は広くはないが、展望は360°、はるかにMt.アスパイアリングやサザンアルプス の山々を望むことが出来る。 | |||||
9:11 ここからMt.ロイズピーク(1、578m)に登ります。 |
Mt.アスパイアリングを背景にロイズピークのしんどい登り | ||||
10:17 眼下のワナカ湖 |
13:03 山頂での集合写真 |
ロイズピークを後に下山 | |||
1月21日(土) | |||||
エッジウオーターリゾートホテル9:35=バス=10:40クィーンズタウン空港13:35=国内航空=15:10オークランド 空港15:27バス=16:00メルキュールホテル・オークランド | |||||
ワナカを出発し、帰国の途に着く。バスと国内線でオークランドに行きホテル泊。 | |||||
11:35 クィーズタウン空港内。 |
13:07 このカンタス航空機で帰路につく。 | ||||
1月22〜23日(日・月) | |||||
1/22:メルキュールホテル・オークランド6:00=バス=6:40オークランド空港=9:00=15:10香港空港→ リーガルエヤーポートホテル (成田空港が大雪のため飛行機が遅れ、香港で予定外の一泊) 1/23:リーガルエヤーポートホテル6:00→6:30香港空港8:53=飛行機=12:47関西空港にて解散 | |||||
オークランドから香港に着いたところで、乗り継ぎの飛行機が到着せず、キャンセルになった為空港ホテルで予定外の一泊、 翌日の便で帰国した。 | |||||
1/22 7:32 オークランド空港内。 |
1/23 6:30 香港空港内、今日は飛ぶのかなーー。 | ||||
ニュージーランドの環境保護について 入国の際には登山靴を重点的に調べられた。これは植物の種子や菌等が土等に混じって持ち込まれる事を防ぐためで 靴や道具類に土や泥が付着していたら、別室で汚れを落とすことを要求される。もちろん生の動植物や一部の加工食品も 持ち込みを禁止されている。 これはこの国が過去に、持ち込まれた動植物が繁殖して生態系を破壊された事への反省の上に立ってのことと思われるが 日本に比べ、数段進歩しているように思える。またゴミについても山中はもちろん街中、公園等でもゴミを見ることは無 かった。マナー違いを認識させられた。 最後にこの旅に参加された方々は元より、準備等にご協力下さった方々に心からお礼を申し上げます。 (担当:和田、奥中) なお、一部に乾さん(今回のツアーコンダクターで元泉州山岳会・会員) 撮影の写真を借用しております。 | |||||
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