オプション例会No.68 熊野古道・大雲取越え 例会記録
概要 『中辺路の核心部、藤原定家も感涙したという那智の滝から大雲取越え 熊野古道シリーズU。』
日時 2006年11月25〜26(土・日)
天候 11/25:小雨、/26:雨
担当 紀伊埜本、奥中、ゲスト講師 野口秀也
集合 11/25 南海高野線・中百舌鳥駅 7:50集合 8:00 貸切バスにて出発
行程   /25 中百舌鳥駅⇒阪和道⇒みなべIC⇒R42⇒補陀絡山寺(JR那智駅近く)〜浜の宮王子⇒大門坂〜多富気王子跡
      〜大門跡〜那智大社および那智の滝参拝〜宿舎(美滝山荘)
  /26 宿舎〜三丁石・妙法山寺分岐〜那智高原〜古道入り口〜登茶屋跡〜舟見茶屋跡〜舟見峠〜色川辻〜林道
      〜地蔵茶屋跡(昼食)〜石倉峠〜越前峠〜胴切坂〜楠の久保旅籠跡〜円座石〜小口⇒神丸⇒日足(熊野川町)
      ⇒R168⇒熊野大社・十津川・五条⇒京奈和⇒橋本⇒R371⇒河内長野駅
参加者 欅田、山下、近藤、横内、神阪(洋)、宮田、市来、高木(恵)、紀伊埜本(博)、山田(春)、徳平、青木、
和田(敬)、和田(良)、堀木、畑山、本郷、小椋、津川、柴田、三原                 ・・・・・計24名
観光バスチャーターで熊野へ向かう
 11/25  中百舌鳥駅8:00発 
9:23 阪和道吉備湯浅SAで休憩中。
渚の森公園に到着
13:22 渚の森公園に到着。
出発前のミーティング
13:26 リーダーのお話と自己紹介。
野口講師のお話
13:32 「熊野古道を歩こう」の著者・野口氏のお話。
浜の宮王子
13:37 浜の宮王子神社参拝。
補陀洛山寺参拝
13:40 補陀洛山寺参拝。
補陀洛渡海船
13:43 補陀洛渡海船
この船に乗って補陀洛浄土へ渡る習慣があった。
補陀洛渡海上人の墓碑
13:49 補陀洛渡海上人たちの墓碑。
熊野街道振分石
14:03 「熊野街道振分石」の板碑
熊野街道振分石の説明板
14:03 浜の王子は中辺路、大辺路、
伊勢路の落ち合う中心宿駅であった。
大門坂入り口
14:19 バスで移動して大門坂を登る。
大門坂の夫婦杉
14:24 見事な夫婦杉 樹齢800年。
多富気王子
14:26 多富気王子 九十九王子最後の王子跡です。
熊野那智大社
15:02 熊野那智大社に参拝。
那智の滝が見えた
14:38 那智の滝遠望。
青岸渡寺
15:05 青岸渡寺に参拝。 西国三十三ケ所第一番の札所
青岸渡寺から那智の滝
15:12 青岸渡寺横から那智の滝遠望。
那智の滝
15:38 那智の滝 参拝。 その後宿「美滝山荘」へ。
 
雨の中、宿舎を出発
11/26 「美滝山荘」から出発。降水確率終日100%の予報。
7:27 青岸渡寺への参道を登る。
青岸渡寺の横から登る
7:39 青岸渡寺の右手から石段を登る。
舟見茶屋跡
9:51 舟見茶屋跡の標示板。
那智湾、太地、新宮が一望とあるがガスの中。
舟見茶屋跡で一休み
9:52 舟見茶屋跡で一休み。
舟見峠着
10:05 舟見峠(883m)に到着。
色川辻着
10:26 色川辻に到着。
地蔵茶屋跡着
11:43 地蔵茶屋跡に到着。
地蔵茶屋跡にて昼食
12:00 地蔵茶屋休憩所で昼食。
石倉峠着
12:32 石倉峠に到着。ここで那智勝浦町から熊野川町に入る。

降り注ぐロマンの歌碑に傘かけて    節山
越前峠への登り
12:48 越前峠への登り。
越前峠に到着
13:06 越前峠(870.6m)に到着。
 
雨中の敷石道を下るのが大変でした。
胴切坂
13:46 胴切坂の標示板 石畳の下りの急坂が続く。


14:35 最後の休憩所に到着。小口まで3kmの標示。
円座石に到着
15:03 円座石(わろうだいし)に到着。


円座石の説明板
15:03 円座石の説明板 熊野の神々が座って
お茶を飲んで相談ごとをしたと伝えられている。
  その後、小口(自然の家)へ15:30着、16:00発。
河内長野駅19:50着。解散する
 大雲取越えは朝から上下のカッパに傘までさす重装備となりました。約800年も昔、藤原定家も
泣いたという雨中の敷石道、ほんとに滑り易く難儀でした。季節がら、もし寒冷前線の通過ともなれ
ば、初雪もあったろうと思うと薄氷を踏む心地です。でも、24名の大パーティが一団となって、互い
に助け合い、はげまし合い全員無事に完走することが出来ました。これはE.P.Eクラブの活動と
して貴重な体験となるでしょう。長期間かけて用意した日程とはいへ、悪天候下の登山の是非は、
山、人、季節等あらゆる状況を勘案し、細心の配慮と決意をもって臨まねばなりません。中止する
という選択肢もあります。今回は果たしてどうであったか、今なお自問自答しています。
ともあれ、参加者一同の敢然とした行動と団結に心からの感謝と喝采を送ります。
                                        (記:紀伊埜本、写真:奥中)

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