オプション例会No.73 熊野古道・小辺路高野街道を行く 例会記録
概要 『古(いにしえ)の熊野詣の旅人を偲ぶ難路です。
      高野山から伯母子岳を越えて行く2日行程。  熊野古道シリーズ第4弾。』
日時 2007年5月12日(土)〜13日(日)
天候 晴れ
担当 紀伊埜本(節)、奥中、ゲスト講師 野口秀也
行程  高野山〜薄峠〜野迫川温泉(泊)〜大股〜伯母子岳(1344m)〜五百瀬⇒帰阪
参加者 小椋、紀伊埜本(博)、高木(恵)、欅田、畑山、柴田、田中(智)、神阪(洋)、岩崎(真)、青木、横山、堀木、
本郷、近藤、岸本(久)、横内、西田 ・・・・・計20名
野口講師の一口解説 熊野三山とは
 平安時代に熊野は霊験あらかたな場所として、多くの人々の信仰を集めた。「熊野三千六百峰」と呼ばれるように大部分が峻険な山々
が連なり、外部との接触が困難で神霊がこもれる国として、自然の中に神の存在を感じ取り、自然崇拝の信仰が生まれたのではなかろう
か。神霊がこもれる山で修行し、体力の限界を超え苦行に耐え抜く「神秘的な力」を体得した修験者が現れるようになり、霊山で苦難苦
行の業をすれば現世の罪が減じ、死後は「極楽往生」ができるという信仰があって、修験者に導かれて熊野へ出かけた。熊野三山は熊野
三所権現とも称され、「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」を指す。
 詳しくは野口氏の著書「世界遺産・熊野古道を歩こう」をお読み下さい。
http://www.creatorsworld.net/pdf3/4-7974-6687-1/060407.jpg   

8:00に中百舌鳥駅を出発して、
金剛峯寺前バス停にて打ち合わせ中。

10:25 金剛三昧院の標石から入る。
  

10:45 道は地道となり、
新緑が美しい。  

11:17 「薄峠」に到着。一休み。
  

11:44 道標の大師像
  

11:56 御殿川(オドガワ)を渡り
大滝の集落へ向う。

12:12 民家の庭の石楠花が美しい。
  

12:24 大滝に到着、一休み。
 

13:00 高野龍神スカイライン
(R371)へ出る。 

13:29 スカイラインを30分歩き、
バス先行待機中の水ケ峯入り口に到着。 

13:39 昼食中。
  

14:12 水ケ峯集落跡着、
大股まで7.6Kmの標示。 

14:23 「タイノ原林道」へ出る。


15:14 道端に美しいお花「?」   

15:06 ヤット舗装道が終わり地道の古道へ入る。


15:21 道標地蔵さま 右くまのみち、
左ざい志やらみち(在所道)の標示。 

15:33 道標地蔵さま(鋳掛地蔵) 左熊野道の標示。
  

16:12 大股橋へ到着。その後先行していた
バスでホテル・のせ川へ向う。 
 5/12 中百舌鳥駅(8:00)⇒R309、R371⇒金剛峯寺前バス停(10:14)〜薄峠〜大滝村〜R371と合流〜
(スカイラインの水ケ峰登り口でバスと合流13:29。バスは大股へ)〜水ケ峰登り口〜休憩所〜古道分岐〜平辻〜大股分岐〜
大股橋(16:12)⇒ホテル・のせ川(16:30)(北今西) 約6時間の行程
宿泊先:ホテル・のせ川(村営、1泊2食¥9,330)
      

7:02 ホテル・のせ川を出発。  

7:17 大股出発、伯母子岳へ。  

7:45 萱小屋跡まで急登が続く。  

8:09 萱小屋跡に到着。大股まで1.4Km、
伯母子岳まで4.1Kmの標示。

9:15 新緑のブナ林の中を行く。  

9:01 桧峠に到着。大股まで3.5Km、
伯母子岳まで1.9Kmの標示。


9:33 伯母子岳山頂まで0.6Km地点に到着。一休み。   

9:52 つつじが美しい!!

10:01 山頂で全員笑顔で集合です。
(関東方面からこられたお二人に撮っていただきました。)

9:59 伯母子岳山頂着。


10:08 開花はこれからです。 


 

10:19 伯母子峠に到着。大股まで7Km、
三田谷まで12Kmの標示。
 
 
10:52 伯母子峠から長い下りが続きます。

11:28 旅籠・上西家跡 昭和9年頃まで
人が住んでいたと言われている。



12:23 水ケ元(茶屋跡) 
横には弘法大師像が祭られています。


13:32 待平(松平)着。 

13:09 石畳の下りが続きます。古道の香りが漂います。 


13:58 三田谷登山口へ下山する。 

 14:09 下山して休憩中。

14:57 予定より早く下山できたので、谷瀬の吊橋へ
寄りました。この後、河内長野駅17:15に到着、解散する。 
 5/13 野迫川温泉(7:00)⇒大股〜萱小屋跡〜桧峠〜伯母子岳登山口〜伯母子岳山頂(9:59)〜伯母子峠〜
上西旅籠跡〜弘法大師像〜道標・三田谷を見下ろす地点〜伯母子岳登山口(下山地点13:58)⇒R168,R371⇒
河内長野駅(解散) 約7時間の行程 
            
 今回は2日にわたる好天に恵まれた。五月の山はとくに青空が似合う。鮮緑に萌える伯母
子峠から五百瀬に至る尾根道は山毛欅が点在する見事な原生林だ。その昔、馬子の曳く荷駄
がチリン、チリンとゆるやかな鈴の音を残して通ったとか、、、、、。 シリーズ4回目に
してようやく熊野古道の名にふさわしい光景に出会うことが出来た。
誰もが「ええなあ−」「ええなあ−」を連発、これだから山旅は止められない。
また次の古道巡りが楽しみになりました。        (記:紀伊埜本、写真:奥中) 
     
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