オプション例会No.110  スキーカーニバル イン 北海道・トマム 例会記録
概要 『スキーカーニバル第7回。北海道でも最高の雪質といわれるトマム。第1回に初挑戦された方も今回で
早や7シーズン目を迎えます。スキー再開のチャンス、スキーに初挑戦のチャンスです。』

 
日時 2009年3月8日(日)〜12日(木) (4泊5日)
天候 3/8 晴れ 3/9 晴れ 3/10 晴れ 3/11 雪のち晴れ 3/12 晴れ
担当 紀伊埜本節雄・畑山禮子
集合 関西新空港3/8 11:20 
行程 関空〜千歳空〜JRトマム〜トマムリゾート 滞在中スキー 帰路同コース
参加者 西村晶、西村美幸、和田良次、和田敬子、畑山庄司、本郷善之助、上原進一、横山寿夫、内杉安繁、
山田春雄、達健一、木恵美子、山下登志子、紀伊埜本博美 ・・・ 計16名
     
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関空発12:30 ゆっくりした集合
北海道の初日はアプローチだと割切る
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道内の移動は 今回は列車だ
これもまた粋なものスーパーおおぞら9号
千歳〜トマム間 約一時間 


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夕昏迫るトマム駅(無人駅)
大型送迎バス2台待つも乗降客は我々のみ 

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宿泊したホテル ヴィラスボルト

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ザ タワー後方のゲレンデ
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ホテル ヴィラスポルト玄関前 客室は広いがスキーロッカーは
少しお粗末 家族向きの滞在型か ロビーの対応も不慣れが目立つ
但し 後にこれがかえって新鮮味を感じサービスも次第に良くなる

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スキーヤー出入り口から外へ
ドアーツウドアーの原点
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左横ヴィラスボルト 最初のゲレンデは
中級コース 右上方にトマム山 肩から
下に少し見える白い斜面は上級コース
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誇らしげに視える新品のスキー板 
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例によって誰もいないゲレンデは快適
 
 
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リフトもキャビンも客待ち状況 有難い

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キャビン終点 山頂のかなり下点
配置設計に納得できない 勿体無い 
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如何ですか?皆さん様々な滑降スタイル
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ザ:タワーの基部 なんとも表現出来ないアンバランス
な風景 世紀末の写体 映画「猿の惑星」を観る思いだ
ビルの高さは130m以上30数階のタワーが二つ並ぶ
  
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一階フロントから長い通路を経て階段を上がり
やっとスキーヤー出入り口へ 何かが欠けている
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ザ:タワー2基を見下ろす長い斜面 
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何ですか? 相談中のリーダー2人

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壮観だが異様な風景

アルファリゾート・トマム バブル絶頂期に生まれた超大型リゾート ザ・タワー  ガレリア・タワーなど
総客室数1300室 スキー場は自然のまま樹林の中も全面開放するなどユニークな運営もみられたが 無残
にも倒産 軽井沢の星野リゾートに買収された 現在再生中もその成果はみられない でも一度はやって来たいところだ 
  
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実働3日目 待っていたパウダースノーの朝 バンザイ
今回はメンバーの腕前?脚前? 加速度的に上達した
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無意味なサービスその1 大魔神の出現 キャビン終点
上級コースのテラス状スタート台 全コース直滑降を宣言
する大魔神とEPE両リーダーのツーショット 
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無駄なサービス その2 コンクリート製の大きな
露天風呂 どこにも風情はない 誰の設計か どなたの
趣味か ときに人間は不思議なものを造るものだ

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無駄なサービス 極め付き 超巨大な温水プール
人工波高日本一とか 膨大な空間も暑すぎる暖房
に堪え切れない 数名の水着姿がむなしく無残だ
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スキーセンターでの昼食 混雑はない 
ゆっくり気持ちと早く滑りたい気持ち
が交錯する 若いのかなぁ 皆さん


 
ザ・タワー和食亭「三角」での夕食 
団体扱いで個室あてがわれる
前日 和洋バイキングを食べ過ぎ
ていたので丁度よいかげんだ

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客室は広い 多分4〜5名部屋を二人に
割り当てた様だ これがサービスという
ものだ 最終日の反省会 真面目にしました

 
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 戦い終わって帰路の直前 皆さん
心底よりリラックス ようやった よう
滑った 来年の健闘を今から誓い合う
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無駄なサービス その3 山間の無人駅
トマム駅に向かう長い連絡通路 これはなんだ
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これが本物の駅だ 上等だ 田舎の駅だ
正に北海道だ
 
     

 参加者16名の内、7名の諸氏がすでに70才を超えている。数えてみて始めてアレアレという思いだが、この
コメントも映像も、そんなジェネレーションから発信されたものだと、ご承知置き下さい。
 さてかってゲレンデスキーといえば、芋の子を洗うような混雑、長蛇の列のリフト待ち、加えてムセ返るような
食堂の匂い、だがそんな連想は今や無縁です。少なくともEPEのスキー企画にはそんなものはない。朝から夕刻
まで滑りに滑り込む距離は、おそらく今日の一日は昔の一シーズンに匹敵するだろうし、進歩の度合いはそれ以上
だろう。それだけにスポーツとしての実感性は高く、よくやったという達成感はまことに心地よいものだ。
また、山スキーの醍醐味を知る者にとって、その喜びを再現する機会がないと思うのも辛いものである。だが、
東北や北海道のゲレンデでは地吹雪の舞い上がる山頂に立つこともしばしばである。一瞬の視界を逃がさず、しっ
かり目標をとらえ「よし、行くぞ!」と滑り出す瞬間、胸の内が熱くなって来る。忘れられたあの頃の息吹きが甦
る思いだ。
 新しい用具の進歩もまた素晴らしい。かってジルブレッタが開発され、山スキーの領域が飛躍的に拡大された様
に、いまカービングスキーの出現はゲレンデを一変させた。チマチマした小回りは姿を消し、オンザレールに引か
れた豪快なターンの味わい。現実はいざ知らず、頭のなかは雪面にぐいぐいと喰い込まれる鋭い切れ味、これこそ
カービングスキーの成せる業といえるでしよう。
 今年は新しくスキーを購入した人が4名も出ました。一日の終わりに、まるで子供が与えられた玩具を愛しむ様に
しっかりと手入れに勤しみます。翌朝は誰よりも早く起きてせっせとワックス掛けに励みます。「あと何年スキーが
出来る気?」そんな冷やかしもどこ吹く風、この熱気の前では解けて流れてしまうのもご理解いただけるでしょう。
 来年もまた新しい仲間を拡げましょう。事を始めるに遅いというものは何も無い、よりハイエイジな活動を目指し
大いに楽しみましょう。そしてまた叫びましょう、スキー万歳! オーシーハイル! オーシーハイル!

                 文 紀伊埜本節雄・  写真 西村晶・上原進一・和田敬子・紀伊埜本博美

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