オプション例会No.112  熊野古道・小雲取り越え 例会記録
概要 『熊野古道シリーズ最終回を迎えました。熊野本宮大社参拝のあと新宮・速玉大社まで熊野川の舟下り、
同夜は渡瀬温泉で名残の親睦会、翌日は小雲取り越えにて総締めとします。』

 
日時 2009年4月18日(土)〜19日(日)
天候 二日間 晴れ
担当 紀伊埜本節雄・奥中種雄、ゲスト講師 野口秀也
集合 南海高野線 中百舌鳥駅 7:55出発 
行程 18日 中百舌鳥駅⇒泉北2号線⇒堺IC⇒田辺IC・R311⇒R168⇒熊野本宮大社
    (11:32=昼食=12:30)⇒熊野川川舟センター(13:00)⇒舟下り約14km(13:54〜15:23)〜
    熊野速玉大社(15:46)⇒R168・R311⇒渡瀬温泉(17:00)
19日 渡瀬温泉(朝食7:00 出発7:50)R311・R168⇒日足⇒神丸⇒小和瀬(8:18)〜尾切り地蔵
    (8:42)〜桜茶屋跡(9:49)〜桜峠(10:21)〜石堂茶屋跡(10:56)〜賽の河原地蔵(11:12)〜林道(11:27)
    〜百間ぐら(11:44=昼食)〜松畑茶屋跡(12:51)〜熊野川・請川展望(13:45)〜請川・下山口へ下山
    (13:59)⇒R168・R311田辺IC⇒堺IC⇒中百舌鳥駅(18:30)解散
参加者 紀伊埜本博美、青木義雄、堀木宣夫、徳平忠久、横内まみね、西田保、神阪洋子、畑山禮子、柴田弘子、
田中智子、欅田克彦、近藤さとみ、小椋美佐、山下登志子、辻角ますみ、本郷善之助、安本嘉代、安本昭久、
小椋勝久、横山寿夫、仙谷経一郎 ・・・ 計24名
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4/18 11:32 中百舌鳥駅
7:55発、熊野本宮大社の駐車場に到着。 
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11:39 正面参道、これより参拝に。 
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11:40 石段を登り本殿へ。 
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11:44 神門に到着、神門内は
撮影禁止。各自参拝する。
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11:57 帰りは熊野古道
「祈りの道」を下る。
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12:14 駐車場横の広場で昼食中。
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13:29 熊野川川舟センターです。
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13:36 ライフジャケットと
帽子を着用中。
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13:48 ガイドさんの説明を聞く。
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13:50 船乗り場へ向かう。 
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13:53 乗舟中。 
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13:54 川下り出発!!
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14:05 途中多くの滝と美しい新緑の山を見ることができた。
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14:29 途中、昼嶋へ上陸して小休止する。
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14:33 ガイドさんから草花の説明を聞く。
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14:49 関空の護岸用に採掘された
六角柱石採掘跡。登攀を考えているのは誰?
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15:10 川の流れの止まった中でガイドさんの横笛を聴く。
約800年前にタイムスリップした感じ。
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15:21 手前の森の中に熊野速玉大社があります。
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15:23 上陸です。
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15:46 熊野速玉大社本殿で参拝する。
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18:05 渡瀬温泉17:00着、
着席時の夕食のメニューです
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15:47 熊野御幸23方141度。後白河上皇33度が最高。

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20:06 席を移して懇親会の始まり。
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4/19 8:18 宿7:50発、小雲取越え出発点へ到着。
当時の小和瀬の渡し。老人25文の標示。 
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8:26 リーダーの朝のあいさつで出発。 
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 8:28 今は立派な橋が架かっている。 
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8:30 民家の真横から登る。 
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8:42 尾切地蔵着。
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9:03 自然石を敷き詰めた道。 
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9:49 桜茶屋跡の説明板、
明治末期まで茶屋があった。
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10:01 我々も一休み。
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10:13 綺麗に枝うち
された植林帯を登る。 
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10:21 桜峠着。
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10:56 石堂茶屋跡着、一休み。
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11:12 賽ノ河原を通過。
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11:27 ここで谷口皆瀬川林道と交差して、
如法山の西側のまき道を登る。
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11:44 百間ぐらからの素晴らしい眺め。


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11:57 百間ぐらで昼食中。

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12:16 百間ぐらの石仏様。
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13:45 熊野川が見えてくる。
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12:51 松畑茶屋跡の説明板。

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13:59 請川の下山口へ到着。
古道10シリーズの終わりです。
     

 熊野古道シリーズ最終回が無事終了しました。
2006年6月から始めた第1回から数えて2009年4月の第10回まで、約3年に亘り大辺路、小辺路など5つに大別される各路
から代表的かつ魅力的なコースを選んで、延べ16日、延べ225名のメンバーが参加した盛況なものとなりました。
 このシリーズの始まった動機は、古参会員の野口秀也さんが2006年1月に発刊された「熊野古道を歩こう」に啓発されたことで
あります。話せば長くなりますが、およそこのようなテーマとは無縁とされている(現在の)泉州山岳会にあって、どっこい、創立当
時(1940年)の伝統を引継ぎ、今なお近畿の山々を黙々と愚直なまでに歩んでこられた会員が健在されていることに、正直、驚き
と感動を覚えたことであります。その上ありがたいことに、その野口さん自身がこの企画に賛同され全10回全てにゲスト講師として
参加されました。このことが今シリーズにより一層の弾みをつけたものと思われます。
 とは云え、シリーズ開始当初は熊野古道とはそもそも何かと問われても、実は企画者より参加者のなかにより精通された方が多く、
逆に教えを請うこともありました。しかしそのことの功罪をあげるならば、知らぬが幸いで、白紙の中から逆に山ャの好みと古道の条
件のかみ合うところを上手く企画に盛り込めたのが、功となったのかもしれません。
 最終回の初日は熊野川の船下りとなりました。平安の雅には遠く及ばずとせよ、まずは平成の優雅な気分を味わうことが出来ました。
同夜は渡瀬温泉に宿をとり、打ち上げの宴となりました。省みて、やはりこのシリーズから何事かを得た、という思いが全員の目に宿
っている様でありました。小なりとは云え、それが達成感というものでしょうか。翌日は快晴のもと、かつて終日雨中のなか難渋した
大雲取越えに比べてまことに平穏な小雲取越えを果たし、これにて総て終了しました。ここに改めて完結のご報告と、関係者の皆様に
心から感謝の意を表します。
 なお全10回参加者をはじめ多数回参加者は以下の通りです。
 10回参加者 青木義雄・欅田克彦・畑山禮子・神阪洋子・柴田弘子・横内まみね。
        他に担当者3名
  9回参加者 堀木宣夫・田中智子・小椋美佐・紀伊埜本博美。
  8回参加者 木恵美子。
  7回参加者 西田保・徳平忠久・岩崎真美子。
                                          (記:紀伊埜本節雄、写真:奥中種雄) 

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