オプション例会No.128 スキーカーニバル イン 北海道・キロロ 例会記録
概要 『スキーカーニバル第8回。いよいよ北海道の極上パウダーと積雪量を誇るキロロと対面します。
初心者と再開組には最適なコースがあります。もちろん、中級者も上級者も文句無く楽しめます。』

日時 2010年3月9日(火)〜13日(土)
天候 3/9:晴れ 3/10:晴れたり曇ったり 3/11:晴れ 3/12:曇り風強し 3/13:降雪風強し
担当 紀伊埜本節雄、西村晶
集合 関西空港9日9時50分
行程 3/9:関空〜千歳空港〜キロロ 3/10〜3/13:午前10時過までスキー 以後復路〜関空18時解散
参加者 本郷善之助、内杉安繁、上原進一、笠松マサヱ、山田春雄、達健一、西村美幸、紀伊埜本博美 ・・・計10名

関西空港にて集合風景

某君の荷物特別検査受ける

朝の閑散としたキロロマウンテンセンターゲレンデ側
今日から丸三日間の奮闘が始まる

マウンテンホテルブッフェの静かな落着いた朝食
実はリフト稼動まで充分時間があるからだ

センター前で受講者として神妙に講師の到来を待つ
緊張はないが 幾世代も昔に戻った気分だ

山頂に到るゴンドラ 雪量は国内一を誇るそうだ
 
早くも飛び出した先頭集団 空いた斜面見ると妙に
落着かないからか

ゴンドラ山頂終点 抜かりなくスタート準備
余市岳(1488m)が指呼の間にある

ゴンドラから見る滑降コース ゲレンデはガラスキ
心はウキウキ 胸はドキドキ
 
如何にしてスキーに加重するか  それが問題だ

中段ゲレンデの風景 コースの指標がよく整っている

愛のチャペル 見慣れぬ乙女(右端)は
今日知り合った受講生仲間

10人十色の滑降スタイル 何気ない映像だが4〜5年前の同じ映像と比べてみよう 進歩の度合いがよく解る 様になって来ましたよ 各々方

中段のスタート地点 この日天気は良好 気温は程よい
 
 
例によって人影のない風景
スキーヤーにとっては堪らない瞬間
 
ナイターの照明が点燈された これからもうひと頑張り

ナイター初体験の人もいた 幻想的な気分
歳なんて忘れてしまう どうだ胸を張って

ナイターゲレンデとしては大きなものだ
これを一気に滑るのも爽快なものだ ヤッホー

夜の斜面にスタート前の整列 どう滑り出すかイメージする

誰もいない夜の斜面に一人づつ滑り出して行く

この斜面はEPEクラブの独占場 同志討ちは禁止

昼食会場 安くて美味い余裕のあるスペースが良い イクラ
たっぷりイクラ丼1800円キャベツ大盛り温野菜500円

JAL専用のラウンジと思い込み無料で寛ぐ が実は
ここはJTB専用ルーム 知らぬが仏とはこのことだ
 
マウンテンセンターの内部 スキー用品ショップ前
来シーズンの新モデルもすでにずらりと展示されている
 
ホテルピアノ 旧ヤマハリゾートならではの名称 ロビーは
10階相当分はあろうかとみた大吹き抜け構造 信長の安土
城にも似たバブル絶頂期の企業感覚 二度目の崩壊はやがて

マウンテンセンター正面 戦い済んで
リラックスした面々 来シーズンまで待ち遠しい
次回こそもっと足腰を鍛えて来るぞ

土曜日の午後はさすがに人影が増えた だがこの日は
猛吹雪 札幌市内からマイカーで1時間程の距離にある

 スキーカーニバルは第8回を迎えた。そのうち北海道は6度目、キロロは残り少なくなったなかでの大物スキ
ー場である。バブル絶頂期にヤマハによって開発されたリゾートスキー場で、ホテルピアノの名前などはその名
残だろう。例によって3年程前に身売りされている。いずこも同じ秋の空ということだが、いま真面目に働いて
きた我々が手軽にその恩恵を被るのは有難い事である。
 天気運にも恵まれた。全国的にみると強い低気圧が太平洋側を通過し、北海道の東で猛烈に発達したようだが、
キロロでは強風に煽られながらも何とか楽しむ事ができた。余市岳(1488m)はゴンドラ終点から指呼の間に
見える。K嬢の話では山頂までシール登行で2時間ほどらしい。この程度の山スキーなら今からでも復帰できそう
な気がする、慾というものだろうか、甘いと言われようか。
 二日目の午後、血迷った訳ではないがスキーレッスンを受ける事になった。勿論はじめての体験である。受講生
として私の年齢は一切話題にならなかったので、多分、私の様な高齢の受講生も結構多いのだろ。翌日にはN君も
受けたので(勿論初体験)、その後あれこれ皆さんと一緒に実証しながら、結論からして非常にいい勉強になった。
もっと早く(このシリーズの始めから)受講すべきだったと残念に思うが、それを言うなら、この先も積極的に受
講すべきだろう。フリースタイル?と云えば格好はいいが、感覚や概念だけで長らくやってきた我流スキー、勝手
気儘にきたものだとしみじみ反省した。
 続いて三日目、今度は厚かましくも上級者向き最新モデルスキーに挑戦した。一台10数万はするというのをN
君と二台借り出して履いてみた。片手で持ち上がらない程ずしりと重い。始めはその重さに戸惑ったが、慣れるに
従いなるほどこれがカービングのシャープな切れ味か、と実感した。道具はよりよい進歩の為に創られる。用具と
技術は互いに絡み合い鎬を削って成長する。こんな当り前のことを殊更に吹聴し感嘆している自分達は、なんだ、
まるで青二才ではないか。
 四日目の最終リフト終了のチャイムを聞きながら、全員一同に会した。今回はまことに実りある日々でした。
「ご苦労様でした」と健闘を讃えあった。今シリーズは掛値なしに全員が長足の進歩を遂げた。この歳で進歩する
などと言う、喜びを口に出来ることは素晴らしい。「おい、20歳は若返ったぞ!」肩を叩き合って高笑した。
「老いて学べば涸れること無し」これからですよ、EPEの皆さん。毎回いうことで恐縮ですが、山というフィー
ルドを一生の友とした限り、雪山は無論のことスキーの楽しさを存分に味わいましょう。これが参加者からの熱い
メッセージです。
                        記:紀伊埜本節雄 写真:西村晶、上原進一、紀伊埜本博美

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