オプション例会No.137 金剛山・高天谷(たかまだに)遡行 例会記録
概要 『金剛山で沢登り?できる谷がいくつかあるのです。』
 
日時 2010年8月29日(日)
天候 晴れ
担当 板谷佳史、大西征四郎
集合 7:30 近鉄・阿部野橋駅御所方面ホーム(7:50発 吉野行き急行に乗車、尺土乗換え、8:34 御所着)
行程 近鉄・御所駅⇒(タクシー)高天彦神社〜高天谷〜白雲岳付近〜金剛山〜千早本道〜千早登山口⇒(バス)河内長野駅
参加者 奥中種雄、柴田弘子、小椋美佐、黒澤百合子、長瀬茂正、安岡和子、本郷善之助、川守田康行、安部泰子、寺島直子
・・・ 計12名
op137-01.jpg
9:06 高天彦神社でタクシーを降りる。
op137-02b.jpg
9:40 神社から郵便道コースを歩くとすぐにこの谷最初の滝、
高天滝が出あう。装備の準備後、さっそくこの滝を直登する。
op137-02.jpg

高天滝は6mほどだが、上部はスタンス
が外傾していてバランスが必要。
op137-02a.jpg
高天滝を12名が越えるのに50分ほど費やした。
op137-03.jpg
高天滝を越えるとしばらくは好きなようにたどれる。
op137-03b.jpg
10:41 最初の堰堤が現れる。その下の2mあまりの滝。
水量が多いのか幅いっぱいの流れがあり、少々てこずる滝。
op137-03a.jpg
左右2ルートに分かれて時間をかせぐ。
op137-03c.jpg
11:15 堰堤を越えると10mの滝、
これの直登は難しそう、右からの巻き道を拾う。
op137-04.jpg
10m滝の上で大きくガレた倒木箇所を過ぎると連瀑帯が始まる。
10個以上の3〜5mの滝が続き、飽きる事が無い。
op137-04a.jpg
入山者の少ない奈良県側の谷だけあって、水も綺麗だ。
op137-05.jpg
出てくる滝を片っ端から直登でき、楽しく遡れる。
op137-06.jpg
op137-07.jpg
入谷者が多いのか時々残置フィックスや残置
支点を見かける。活用して時間をかせぐ。
op137-08.jpg
上部の二俣を過ぎると水量も減り、快適なナメ滝が連続する。
op137-09.jpg
13:25 二俣で右の谷に入り、なおも
水の枯れた傾斜のきついナメ滝が続く。
op137-10.jpg
14:15 上部で植林の中の尾根を急登して、白雲岳付近の
登山道に合流する。小さいとはいえ沢登りの後のホッとするひと時。
この後、山頂を経て時間短縮のため千早本道を下山した。

 金剛山といえば、関西人なら知らぬ者はいないほどのハイキングのメッカ。山屋ならトレーニングの対象
くらいにしか見ていないのでは?しかし山なら水の流れる谷が必ずある訳で、谷靴に履き替えて入り込んで
みると充分沢登りの対象になりそうな谷が見つかります。高天谷は「近畿の沢登り本」にも取り上げられて
いるくらいなので、遡る人は多いようです。今回改めて初心者、中級者、ベテランを混じえて訪れてみて、
どなたも失望することは無かったようで、その価値を再認識しました。
                           記:板谷 写真:大西(征)、長瀬、安部、板谷

山域別例会記録一覧へ 年度別例会記録一覧へ TOPページへ