オプション例会No.145 比良・武奈ヶ岳(1214.4m)例会記録
概要 『雪の武奈ヶ岳を楽しみましょう。』
 
日時 2011年2月12日(土)〜13日(日)
天候 降雪(降ったり止んだり)後曇り
担当 本郷善之助、長瀬茂正
集合 2/12 14:30 JR大阪駅中央
行程 2/12 大阪⇒湖西線・堅田駅⇒(タクシー)梅ノ木、石楠花山荘(泊、8,300円)
2/13 坊村登山口〜御殿山〜ワサビ峠〜武奈ヶ岳〜八雲ヶ原〜北比良峠〜大山口〜比良駅
参加者 宮平良雄、奥中種雄、村浪義光、柴田弘子、田中智子、安岡和子、神阪洋子、安本嘉代、小椋美佐
・・・ 計11名

2/12 例会の無事を祈念して乾杯。

2/13 5:20 旅館にて装備を身につけ出発の準備。

5:44 車にて登山口の坊村へ。

5:48 降りしきる雪の中、坊村を出発。

6:13 御殿山ルートは最初から植林帯の急な登り。

7:30 前日までのトレースは無く段々と積雪が増す。

8:31 上部に行くにしたがい、膝前後まで潜るラッセルが続く。

9:11 風を避けて休憩中。

9:31 御殿山直下よりトップのみワカンをつけラッセル。

9:53 御殿山山頂に到着。

御殿山山頂の標識 雪面より微かに顔を出している。

10:39 一瞬の晴れ間、西南稜と武奈ヶ岳。

11:20 武奈ヶ岳山頂に到着、あいにく
眺望は皆無、風が強く早々に下降する。

11:20 武奈ヶ岳山頂 山頂で留まる人は少ない。

12:24 イブルキのコバ。

12:39 ラッセル、風から解放され、
八雲ヶ原源流付近の雪原を行く。

13:05 北比良峠を通過。

13:21 後は下るのみ、風の無い所でやっと落ち着いて休憩。

14:26 大山口に下山。

15:00 振り返ると金糞峠が見えた。

 昨年も蓬莱山から小女郎峠の例会で比良山へは来ましたが、雪不足で少しものたりなかったので、今回は坊村から
武奈ヶ岳を越えて比良駅までを計画しました。
今年は例年以上に積雪が多く予定コースを歩くには時間がかなりかかりそうで厳しい状況でした。前日発で梅ノ木、
石楠花山荘さんに宿泊をお願いし早朝坊村まで送ってもらうことにし、計画を実行しました。2月初旬に電話連絡し
た時の雪の状況はかなりの積雪があり、登山者も少ないとのことであった。出発前の2月12日午前中、電話で雪の
状況を聞くと2月11、12日共に現地では雪が降っていないとのことで今週は降雪はほとんど無く雪はかなり締ま
っているとのことだ。少し気が楽になる。前夜はのんびり夕食をして雑談して英気を養う。

2月13日 4:30起床、5:30出発、全員6:00前に坊村登山口に到着、冬の装備とヘッドランプを着けて
出発する。前夜よりの新雪は20cm程度あり、前日来の踏み跡が消えて植林の急なジグザグ道を登る。標高800
mを越えると登りは少し緩やかになるが新雪が増えて先頭のラッセルは大変だ。2名がワカンを装着してがんばる。
他者も全員アイゼン、ワカン無しで比良駅までがんばった。吹き溜まりは腰以上になる、御殿山近くになると尾根上
に出て風も強くなってきた。もう一頑張りで御殿山に着く頃、ガスの切れ間から武奈ヶ岳への稜線が少し見え隠れし
ている。風も強く雪も降って寒い、好天であれば良い展望の場所であるが尾根の東側へ風を避けて一休みする。
これよりワサビ峠に下り西南稜の登りだ。時々ガスの切れ間から武奈ヶ岳と稜線が現れる。8時に坊村を出たという
後発の人達が我々を追い越して行く。11時少し廻って武奈ヶ岳の頂上に着いた。出発より5時間だ、頂上は比良駅
側より登って来た人達もいてトレースがついている。頂上の東斜面に少し下り風雪を避けて一休みする。上部はかな
り大きな雪庇が出来ている。この後コヤマノ分岐を経て八雲ヶ原へ向って降りていくトレースが有り、楽に歩けて予
定より早く時間が節約できそうだ。一度スキー場とした無残に伐採された斜面が拡がっていて元の静かな八雲ヶ原に
戻る事は残念ながら無いだろう。
北比良峠を経て、カモシカ台を通り大山口に下山する。振り返ると金糞峠が望まれる。雪も減ってイン谷口に着く。
広場には車が20台程止まっていて、かなりの人がこちらから登っている事が判明した。その後、比良駅に16時少
し前に着いて、今回の山行を終えました。実働10時間の行動でした。
                                       記:本郷 写真:長瀬、奥中

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