オプション例会No.147 | 奥越・平家岳(1442m)例会記録 |
概要 | 『平家岳は福井県内で最も奥深く厳しいとされています。登山口の面谷(おもだに)は鉱山跡でいまだに繁栄時の面影を 留める哀愁に満ちた場所です。』 |
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日時 | 2011年3月20日(日)〜21日(月・祝日) | |
天候 | 3/20:曇り後雨 3/21:雨後曇り |
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担当 | 板谷佳史、長瀬茂正 | |
集合 | 3/20 9:10 北陸道・神田PA | |
行程 | 3/20 北陸道・福井IC⇒R158箱ヶ瀬橋付近(駐車)〜面谷橋〜面谷登山口(泊) 3/21 泊地〜巡視路分岐〜1380m付近〜泊地〜駐車地⇒帰阪 |
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参加者 | 安部泰子、柴田弘子、小椋美佐、安岡和子、村浪義光、本郷善之助、宮平良雄 ・・・ 計9名 |
3/20 11:59 途中、渋滞も無く順調に走行して国道 158号・箱ヶ瀬橋北詰の道路脇に駐車して出発の準備。 |
12:12 県道(湖岸道路)に入るが、除雪は無く2〜30cmの 積雪、トレースも無く腐った雪に足を取られながらの入山となる。 |
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13:00 面谷橋西詰に到着する。 ここから面谷林道が分岐する、これを辿る。 |
13:36 長い林道歩きが続く、積雪は増し、 水っぽいグサグサの雪で重いラッセルが続く。 |
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14:22 林道の中間点付近でどんよりして いた曇り空からついに予報通り雨が降り出す。 |
14:52 対岸に面谷鉱山跡が見え出すと、 かつての面谷集落跡や平家岳登山口は近い。 |
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15:19 面谷を捨てた人々の墓標が集まる箇所を通過する。 ただでもうら寂しい所だが、雨の今日はなお更・・。面谷鉱山は 最盛期には六百戸、三千人が暮らしたが、大正十一年に閉山したという。 |
15:33 林道終点の駐車スペースに到着する。雨足強まり、尾根に 取り付いてもテント適地まで行き着けそうにないため、当初の予定を 変更し、今日の行動はここまでとし、雨の中でテントを設営する。 |
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3/21 突然月が出たりしたものの、雨は夜通し降り、 朝も降り続く、6:00 テント場を出発する。気温は 高めで雪質は今日も締まらず最悪のコンディションだ。 |
6:28 傘をさしながら雪稜を行くという、雪山とは 見えない、なんともしまらない泉州山岳会スタイル。 |
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冬の雨のわりに風もなく冷たくはない。 |
それでも高度を上げて行くと、雪稜の登行らしくなってきた。 |
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7:20 気温高い日が続いた後、降り続いた雨も加わり 雪質は水っぽく重い。時々腰まで空洞にはまり込んでしまう。 |
よい目印となるヒノキの大木を通過。 |
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8:01 伊勢橋からの登路と合流する。 ここからは平家岳への主稜線に乗る。 |
主稜線を行くようになると、景観もがぜん雪山らしくなる。気温も少し 下がってきたが、雪質は相変わらず腐っていてラッセルが重い。この頃 より雨が止み重い気分が軽くなって、雪山を味わう余裕も出てくる。 |
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8:49 途中、ブロックが転がった雪庇の下を行かざるを 得ない箇所があり緊張する。急いで雪庇を乗り越える。 |
8:55 最初の送電線鉄塔が見えてくる。 (福井県側からの平家岳登路は元々送電線の巡視路 であるので鉄塔に沿えばルートは間違いようがない) |
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最初の鉄塔付近に立つと、ちょうど雲が切れ、一部の視界が開けて、 白山方向を望む。目視では真っ白な白山が見えた一瞬もあった。 |
荒島岳も姿を現す。 |
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9:40 10時をリミットに行けるところまで・・と、上を目指す。 |
9:52 3番目の鉄塔付近(1380m位)を 最終到達点として引き返すことに決定。 |
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かなり大きな雪庇が発達する尾根であった。 ホワイトアウトになれば要注意だ。 |
10:02 ラッセルに苦労したが、下降はアッという間だ。 |
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11:47 テント場に帰着する。この後、テントを撤収し、相変 わらず腐った雪の林道に重い足を引きずって駐車場所へ向かう。 |
15:07 箱ヶ瀬橋に戻ってきた。 |
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除雪は国道までで、そこから先は歩きになるのはほぼ確実とわかっていたのに深く検討することもなく |
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