オプション例会No.154 京都北山・清滝川 毘沙門谷遡行 例会記録
概要 『観光名所高雄の近くに沢登りの対象になる谷があるそうなので、探ってみます。』
 
日時 2011年8月28日(日)
天候 晴れ
担当 板谷佳史、安部泰子
集合 7:20 JR大阪駅中央改札口
(7:30発乗車、7:59京都駅着、8:30発周山行きJRバス乗車、9:21毘沙門橋下車)
行程 毘沙門橋〜毘沙門谷遡行〜沢ノ池付近〜高鼻町バス停⇒(JRバス)JR京都駅
参加者 近藤さとみ、安岡和子、寺島直子、黒澤百合子、本郷善之助、奥中種雄、川守田康行、宮平良雄、長瀬茂正 ・・・ 計11名

9:45 周山街道の毘沙門橋バス停近くで入谷の準備中。

9:50 谷に入るといきなり4、5mの二連の滝が現れる。
さっそくザイルを出して、両滝をいずれも左側から直登する。

二つ目の滝の登攀。

10:25 更に2、3mの滝が続くがザイルを使うまでもない。

10:41 しばらくゴーロ帯が続く、北山らしい風景が味わえる。

10:55 再び滝が現れる。いずれもたやすく直登して行ける。

残置ボルトが見られ、入谷者が多いことをうかがわせる、
この日も他に2名の先行パーティがあった。

11:06 残置ボルトのある滝、ザイルを使用して安全を期す。

12:15 昼食休憩の後、深い滝壺を持つ5m滝を通過する。

12:17 5m滝の落ち口の通過、涼味満点。

12:23 しばらく流れは静かになる。

12:30 静かな流れの尽きたところで、この谷
最大、20mの立派な大滝が現れる。これが毘沙門滝。

12:35 この滝で最後のはずなので、直登することにする。
トップが流れの下をくぐって中間バンドを突破する。

セカンド以下が続く、滝壺から滝の左に取付き中間バンドに上がるが、
そこからは全員、流れの洗礼を受けて中間バンドを這うしかない。
毘沙門滝のシャワークライム風景。

13:13 毘沙門滝の落ち口に出る、全員全身ずぶ濡れ。全員通過するのに約1時間。

13:31 毘沙門滝を越えると上流は平凡
となり、遡行を打ち切り林道に上がる。

林道をさまよい沢ノ池へのコースを探すがよくわから
ないままともかく林道を拾っていくとハイキングの案
内看板を見つける。しかしそこから再び間違ったよう
で、予定の鷹峯に下山することが出来ず、高鼻谷を下
って、14:49 周山街道の高鼻町バス停に出た。

 車が混雑する京都市街を抜け、高雄へ・・。バスは更に山間部を走り、毘沙門橋バス停で下車。谷はすぐその橋の下から始まる。
今年3回目の沢登り例会で、参加者の息も合ってきたのかザイルの使用時にも要領よく進めることができた。谷のスケールは小さく、
それほど困難な滝も無いので、参加者全員楽しめたのではないでしょうか。特に最後の毘沙門滝のシャワークライムは真夏だからこそ
味わえる醍醐味でした。また不思議なことにこの日は小さな蚊一ついない、虫が全くいない。この点でも快適な沢登りが味わえました。
遡行後の下山は沢ノ池や沢山を巡って鷹峯へ下りたかったのですが、ハイキング道に迷い続けて予定外の場所へ下山してしまいました。
谷中ではもちろん暑さを忘れましたし、下山中も意外と涼しい天候で、やっと涼しい沢登りと言える山行ができました。
                                               記:板谷、写真:板谷、安部

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