オプション例会No.160 大峰・山上ヶ岳(1719m)例会記録
概要 『恒例のクリスマス山行。今は忘れ去られた山上ヶ岳への古道をたどります。』
 
日時 2011年12月23日(金・祝日)
天候 曇り時々小雪
担当 板谷佳史、西村晶
集合 8:21近鉄吉野線・大和上市駅(阿部野橋6:50発急行または7:10発特急に乗車のこと)車に分乗
行程 大和上市駅⇒上多古林道(駐車)〜阿古滝道より山上ヶ岳往復(阿古滝付近から退却)⇒大和上市駅
参加者 長瀬茂正、黒澤百合子、安部泰子、近藤さとみ、保木道代、寺島直子、小椋美佐、安岡和子、本郷善之助、川守田康行、宮平良雄
 ・・・ 計13名

9:20頃伊坪谷出合付近に駐車して出発、10:00上多古林道終点(矢納谷出合)に
到着する。以前はここまで車が入れたが、現状は終点直前が50mほど倒木でふさがれており、
それをかいくぐったり跨いだりして来ねばならない。ここから阿古滝道の登りが始まる。

阿古滝道は山上ヶ岳へ至る参詣道の一つに数えられてはいるが、今
では廃道に近い。もっぱら上多古谷を遡行後の下降路として利用さ
れるに過ぎなくなっているようだ。途中にはちょっとした岩場も現れる。

上多古谷側へ切れ落ちた箇所もあり、積雪も現れ、慎重に通過する。

11:48 途中に出会う沢は氷結している。

12:00 氷結した沢の横断箇所でアイゼンを付け、ザイルを使用して横断する。

13:30 ようやく阿古滝付近に到着する、せめて縦走路まではと
予定していたが、そこまで行く時間が無いので退却することにした。

14:38 帰路上多古谷の奥、竹林院谷の結氷した滝を遠望する。
この後、同ルートを下降して16:30頃、駐車場所に戻った。

 今冬、最初の大寒波という予報どおり、寒い一日となりました。太平洋側は晴れとの予報でしたが、
やはり山では日が射すこともなく時折小雪が舞う冬空が続きました。阿古滝道は今ではかなり踏み跡の
薄い箇所もあり、それが積雪に隠されており、赤テープの標識を追ってルート探しながらの登山となり
ました。阿古滝近くで一時ルートを見失ったりして時間がかっかたとはいえ、山頂までは時間不足の計
画でした。ということで、またまた反省の例会となってしまいました。皆さんの真冬を迎えるにあたっ
て寒さと雪への心構え、アイゼンの感触を蘇えらせる・・には多少役に立ったのではないでしょうか。

                                       記、写真:板谷

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