オプション例会No.177 播州・三草山(423.9m)と丹波恐竜発掘現場 例会記録
概要 『播州・三草山は源平合戦・一ノ谷の緒戦場として有名です。源義経の進路は京から亀岡へ、そして丹波、播州へと続きます。
三草山登山のあと、義経進路を逆走して西丹波篠山川に至ります。そこで発想の転換を図り、世紀の発掘と話題の高まる「恐竜
化石発掘現場」を訪ねましょう。締めは地元直産の合鴨鍋です。季節はまさに紅葉の真っ盛り、食欲の秋です。
ハイキング+歴史探訪No.22、+アルファNo.9の共催企画です。奮ってご参加ください。』

 
日時 2012年11月18日(日)
天候 晴れ
担当 紀伊埜本節雄、小椋勝久、安本昭久
集合 7:10 JR大阪駅中央改札口(7:21発神戸行き乗車、尼崎乗換え、8:09新三田駅着)
行程 新三田駅・専用バス⇒滝野社IC⇒三草コース登山口〜三草山登山〜鹿野コース登山口下山・専用バス⇒篠山川下滝
〜恐竜化石発掘現場〜山南町「元気村」にて合鴨鍋会食〜専用バス⇒新三田駅⇒JR大阪駅
参加者 大石隆生、青木義雄、寄川都美子、小杉美代子、堀木宣夫、欅田克彦、福田直也、上原進一、山下登志子、高木恵美子、
安部泰子、紀伊埜本博美、西村美幸、西村晶、神阪洋子、杉本栄子、西田保 ・・・計20名

9:05 鹿野登山口

登山口から休耕地の横を通り三草山へ向かう

天狗岩直下から播州平野を見る

紅葉の播州山地

10:45 三草山山頂

義経も通っただろうか?丹波路(国道372号線)から白髪岳方面を見る

播州平野を見下ろしながら下る

丹波竜化石工房ちーたんの館で丹波竜の展示物を見る

かみくげの里にて無農薬栽培の村上さんの紹介

丹波竜第一発見者の村上さん(右から二人目 赤いジャンバー)の照会

発掘現場を見下ろす上滝発電所記念館横にて第一発見者村上さんの説明を聞く

カモ鍋を頬張りながらの団欒

宴もたけなわ

桂の木 キャラメルのような甘い香りが漂う

紅葉の篠山川(発掘現場)

 今回は、ハイキング+歴史探訪No.22、+αNo.9+化石発掘現場見学と言う事で盛りだくさんの例会でした。
JR新三田駅からチャーターバスに乗り換え三草山へと向かう。車中で義経の三草山の戦いの説明を受けているうちに鹿野登山口に到着。
登山道は先日の雨の影響で濡れてすべりやすくなっているため、足元を注意しながら登って行く途中後ろを振り返ると播州平野の展望が目
の前に現れる、景色の素晴らしさに足を止めしばし眺望を楽しみながら歩く。尾根まで出ると起伏のない快適な登山道が続き、それぞれ紅
葉などを楽しみながら歩く、途中 桂の木の甘い香りが漂う中を頂上へと向かう。頂上は360度の展望、敵を見るのを山に替えて皆で山
岳展望、遠くに横尾山から明石海峡大橋を見ることができた。紅葉の尾根道を義経が福原に攻め入るために通った丹波路(現在の国道37
2号線)を横手に見ながら下山する。下山後チャーターバスで移動し丹波市 丹波竜化石工房 ちーたんの館へ。施設で丹波竜発見当時の
様子や化石の標本などを見学後バスで山南町上滝の化石発掘現場へ向かう。現場に到着後、無農薬農法の村上鷹夫さんと丹波竜第一発見者
の村上茂さんの紹介をしてもらう。村上茂さんに発掘現場を案内してもらい、発見当時の話や施設の維持、村おこしの苦労話を聞く。最後
にもう一つの楽しみ +αカモ鍋。発掘現場の案内も終わり、施設に帰ってくると鍋から白い湯気が立ち始めており部屋中に食欲をそそる
香り、早々に席に着き 今か今かと逸る気持ちを抑え、無農薬農法と、カモの話を村上鷹夫さんから説明を受ける。鯛もひとりはうまから
ず、おいしいカモ鍋をワイワイガヤガヤと気の合った仲間と食べると、より一層おいしく箸も進みます。締めは蕎麦で・・・満足、満足。
お腹もいっぱいになり秋の早い夕暮れの中、鍋の余韻を残しながらチャーターバスで新三田駅へ向かう。
今回お世話になった 村上鷹夫さんには恐竜、鴨鍋の全般のお世話をしていただきました。鷹夫さんは発掘現場近くの農場で合鴨による無
農薬の稲作、豆類の栽培、栗園の管理をしながら恐竜発掘のボランティアをされています。また中国の黄土高原で緑化活動をされているそ
うです。村上茂さんは丹波竜第一発見者で、大阪でサラリーマンをしていて定年後地元に帰って来て化石を発見されました。その後も恐竜
にかかわるボランティア、村おこしなどで地元に貢献されています。恐竜の化石発見と言う出来事により充実した第二の人生を送られてい
るようです。お二人とも ありがとうございました。
                                       記:小椋(勝) 写真:小椋(勝)、大石、西村(晶)

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