一般例会No.315

小野アルプス 例会記録

概要

『200mにも満たない低山だが、瀬戸内海を眺めながらの岩尾根の下りや、10以上もあるピークを縦走します。』

日時

2013年6月23日(日)

天候

担当

杉本康夫、翁長和幸

集合

8:00 JR大阪駅中央改札口前(8:15発 新快速姫路行き乗車、加古川駅 9:07着)

行程

JR加古川駅⇒(タクシー)福甸峠~紅山~惣山~安場山~高山~JR市場駅

参加者

紀伊埜本節雄、紀伊埜本博美、寄川都美子、堀木宣夫、欅田克彦、福田直也、山枡初好、黒澤百合子

 ・・・ 計10名

9:30 福甸峠(ふくてんとうげ)での出発準備。

パワースポット・夫婦岩。Yさんがタッチしていたので、私もタッチ。パワーがもらえるかも。

山陽自動車道を横目に見て下る。

紅山に続く馬の背の岩稜。真ん中に2人の登山者が見える。

先の写真の登山者をアップしてみた。中々動かない。つらそうな様子。

岩稜のトップから見た先程の登山者。

私達はロープ(30m+40m×2本)をフィックスした。小雨でぬれた岩コケが、いやらしかった。

岩場が終わり、雑木林を行く。ホっとするのを感じる。

次は惣山への登り。小野アルプスは登下降の多い所だ。ここでおよそ1/3が終わったかも。

峠の地蔵堂で小休止。

高山へ登り。あじさいの遊歩道を行く。

白雲温泉・ユピカ着。バスに乗れると思ったが、残念! およそ1時間待ちとの事。駅まで歩く。

14:45 市場駅着。きれいな駅舎であった。雨はいつの間にかやみ、太陽が照ってきた。

 小野アルプスは、小野市が「小野アルプス縦走ハイキング」と銘打って、イベントを組んでおり街中から近く、手軽に登山を楽しめるコースでもあります。今日はあいにくの雨のため行きかう人は少なかったが、晴れていればもっと人も多かったのではないかと思います。過去の例会を見ると、このルートは以前に例会を持たれているが、今回は以前と逆コースでしかも全山縦走しようと計画を立てました。

 加古川駅でタクシーに乗り込むと雨がポツリポツリと降ってきた。前日の天気予報では、曇りで雨の確率は0%であったので、そのうち止むだろうと思っていたが、結局、雨の一日になった。このため気温はさほど高くはなかったが、湿度が高く歩くと汗だくになる。福甸峠から50分ほどで紅山に到着。目の前には遮るものがなく300度(背後にだけ樹林がある)の眺望が楽しめ、これから登る惣山も一望のもとに見渡せる。眼下には、ため池やダムが至る所にあり、播磨の農民にとって水は大きな悩みの種であったことがうかがえる。瀬戸内海は雲に隠れて見えなかったのが残念である。山陽自動車道も見渡せ、コースも並行しているので、最後まで車の音を聞きながらの登山になった。紅山からの下りは約35度の傾斜のある岩尾根で、雨でぬれていたので、ザイルを張ることにした。惣山は、小野富士と呼ばれているが、樹木が茂っていてまったく展望がきかないが、小野市内から見れば端正な形の山であるのだろう。紅山付近以外は総じて樹林の中でのコースであるが、自然林であるのがうれしい。最後の高山で12座全山の縦走が終了しました。

 200mにも満たない山であったが、尾根通しでアップダウンのある登り応えのあるコースでもあった。今回の例会は一般例会315回目にあたり、オプション例会185回を合わせて500回目に相当する栄誉ある例会を担当したことに大変光栄に思います。有難うございました。

記:杉本(康) 写真:翁長