一般例会No.328

比叡山・行者道 例会記録

概要

『比叡山千日回峰の一日行者体験行』

日時

2013年9月29日(日)

天候

晴れ

担当

野原勇、小椋勝久

集合

7:40 JR大阪駅中央改札口前(7:54発 新快速「野洲行き」乗車、膳所駅で京阪電車乗換え)

行程

京阪・松ノ馬場駅~無動寺~根本中堂~西堂~横川中堂~三石岳~日吉大社~京阪坂本駅

参加者

近藤さとみ、神阪洋子、寺島直子、安本嘉代、谷村洋子、安本昭久、岩本和行、寄川都美子、小杉美代子、保木道代 ・・・ 計12名

9:20 松の馬場駅 リーダー挨拶 千日回峰行についての説明を聞く

無動寺本坂を登って行く

11:00 玉照院を通り無動寺明王堂着

11:30 ケーブル駅着

11:45 比叡山着 拝観しないので、入場料が要らないとの事、券売所は素通り

スカイライン沿いの峯道を歩く

12:59 玉体杉到着

玉体杉から京都方面を望む

13:55 横川中堂着

ところどころ琵琶湖が見える林道を歩く

15:05 八王子山着

15:15 牛尾・三宮神社着

15:40 日吉大社本殿到着

リーダーから解散のあいさつ 御苦労さまでした

根性 彼岸花

 比叡山は4回目だが、登山対象として登るのは初めて。初めての比叡山は35年前、職場の研修で延暦寺会館に一泊。この時、講話をされた葉上照澄さんという千日回峰行をやり遂げたお坊さんから修行(籠山行や回峰行)のことや、2回目の千日回峰行に挑まれている酒井雄哉さん(先日9月23日死去)の話を聞き、この時代にあっても想像を絶する荒行が行われていることに驚きました。そして翌早朝に一人で境内を散歩している時、飛ぶように歩いている回峰中の酒井雄哉大阿闍梨に遭遇、思わず頭を垂れ合掌したことを思い出しました。そういう経験もあり、比叡山の千日回峰には興味を持ってはいたが、実際に登る機会を持つことがなかった。EPEの過去の例会を調べると東塔から西塔、横川を通って日吉大社に下る山行はなく実施を決定、計画しました。

 松ノ馬場駅での朝礼では千日回峰行の説明とコース案内。登山道はよく整備されており迷うことなく明王堂を経てロープウェーの延暦寺駅到着。東塔地域に入る手前の受付(参観料徴収所)では通過するだけということを伝え、参観料金を払うことなく入山。延暦寺の中心となる東塔・根本中堂周辺は観光客でいっぱい。東塔地域から西塔地域に向かう途中で1週間前に歩いた「横高山~小野山~梶山」のルートに合流。1週間前と同様、展望に恵まれた玉体杉で昼食休憩。

 横川(よかわ)地域の入口受付でも、通過するだけということを告げて通り抜ける。横川からは三石岳の巻き道を経て八王子山へ。八王子山山頂の直下にある日吉大社の奥宮にあたる牛尾宮と三宮宮は見た瞬間、清水寺の舞台を連想する見事な社だ。急な石段を毎年4月に行われる山王祭の夜、松明を先頭に大きな神輿を命がけで担ぎ下ろすとのこと。広い参道を日吉大社へ下り参道入口で解散。お疲れさまでした。

記:野原 写真:小椋(勝)