一般例会No.329

大阪・剣尾山(785m)例会記録

概要

『古くから山岳信仰の中心で、多くの信者を集めていた山です。大きな岩や壁が点在し仏像や梵字が描かれた中を抜け、山頂では360度の眺望があります。』

日時

2013年10月6日(日)

天候

晴れ

担当

杉本康夫、大石隆生

集合

7:50 阪急梅田駅3F改札口前(8:00発 宝塚行き急行に乗車、川西能勢口で8:25 能勢電鉄日生中央行きに乗換え、8:42山下駅着)

行程

山下駅⇒阪急バス9:00発能勢の郷行きに乗車⇒行者口下車~行者山~剣尾山~横尾山~能勢の郷⇒阪急バス山下駅

参加者

山枡初好、近藤さとみ、杉本栄子、堀木宣夫、福田直也、欅田克彦、戸田晴子、實操綾子、寄川都美子、渡辺恵美子、紀伊埜本節雄、片山純江、和田都子、藤田喜久江、小杉美代子、安本昭久、安本嘉代、岸田暎子、谷村洋子
・・・ 計21名

9:45 能勢電山下駅から午前1本だけのバスで行者口バス停に着く。バスは国際色豊かなグループと乗り合わせたため、超満員状態。

バス停の近くで担当リーダーからコースの説明等があり、例会に初めて参加する方があったので自己紹介をする。

9:56 里道を行き、玉泉寺の横を通過。正面手前のピークが行者山。 

植林されたヒノキの間に巨岩が点在する行者山の山腹をジグザグに登って行く。

10:24 今にも動き出しそうな大日岩で最初の休憩。

大日岩には大日如来坐像が彫られている。

行者山本堂と岩の庇の下に弥勒菩薩を祀るミロク岩。

行者山を過ぎると周りはクヌギやコナラの雑木林となった。

11:39 風の峠からの急坂を登り切った所に祀られている六地蔵。下から見上げると卵塔のように見えたが、正面から見るとお地蔵様だった。

12:10 座るのに手ごろな石がゴロゴロしている剣尾山頂上に着き昼休憩。

最高の眺望が楽しめた頂上からの一枚。亀岡盆地の向こうに愛宕山、比叡山等例会があった山々が望める。

13:15 横尾山に着き、足元の三角点を確認する。

北方向に展望が開け、眼下には畑野町土ヶ畑の集落、その背後には頂上に雨量観測所がある深山がよく見える。

13:38 トンビカラの通過。ガイドブックにはアルペン的とあったが、雑木林の中の岩の積み重なりで期待外れ。

14:44 登山道が終わる能勢の郷に下山。皆さん、お疲れ様でした。

15:05 すでに先客が大勢いる能勢の郷バス停に着き、午後も1本だけのバスを待つ。

 能勢の郷行きのバスは午前便1本になった為か、登山者や地元の人たちで超満員である。林道脇の「右 是より行者道」と彫られた石柱から杉林の中の登山道に入る。巨石に描かれた大日如来像や梵字の中を進んでいくと行者山に着く。古くからの山岳信仰の中心で、修験者の行場だけあってあちらこちらに岩が点在する。山頂手前には大阪府指定史跡の月峯寺跡も現れる。剣尾山の山頂は大小の台状の岩が横たわっていて、深山高原、北摂や丹波の山々、これから登る横尾山が眺められる。バスで同乗の外国人のサークル(日本人、白人、ヒジャブを着用した女性ら)も同じになり国際色豊かである。さすがは北摂の人気の山だ。横尾山へ向かう道の左手側に植林された木がプラスティックの筒に覆われている。鹿の食害防止のためか、違和感がする。2本の大きな石柱「国界石柱」(丹波・摂津国界の文字が刻まれている)を過ぎると、二等三角点の横尾山である。前方だけが開け深山高原が望まれる。ここから鹿除けのネット沿いに、直接西日を受けながらの下りになり能勢の里へ着く。

記:杉本(康) 写真:大石