一般例会No.333

六甲・全山縦走(前半)例会記録

概要

『六甲最西端の塩屋駅から前半最大の難所菊水山、鍋蓋山を経て市ヶ原までのハードなコース』

日時

2013年11月4日(月・祝日)

天候

曇り一時雨

担当

野原勇、杉本康夫

集合

7:40 JR大阪駅中央改札口前(7:56 新快速「姫路行き」乗車)

行程

JR塩屋駅~旗振山~須磨アルプス~高取山~菊水山~鍋蓋山~市ヶ原~新神戸駅

参加者

福田直也、安部泰子、谷村洋子、安本昭久、安本嘉代 ・・・ 計7名

8:48 JR塩谷駅にて、参加者も少ないので出発の挨拶をする。全山縦走はこの地からだそうだ。

駅前通りの住宅地を抜け六甲縦走に向け出発

9:20 須磨浦山上公園より瀬戸内海を眺めるが、薄曇りであまり見通しがきかない

9:40 鉄拐山に到着、途中で地元の人たちとすれ違ったり縦走登山の人で賑やかだ

10:09 高倉台団地を通るが、大規模な住宅地のため登山とかけ離れていて興ざめする。

10:20 栂尾山の長い階段

11:04 須磨アルプスを通過し高取山を目指す

12:52 高取山手前で雨が降り出す

高取山付近では風も出てくる

14:46 菊水山の取付き、ここまで延々3時間住宅地などの舗装道路を歩かされる

15:33 菊水山の頂上、雨が上り冬型の気圧配置になっているせいか寒い

16:43 鍋蓋山と言われるほど平坦で広い頂上ではない

18:22 新神戸駅に到着。長い一日でした。お疲れ様でした。

 六甲全山縦走のスタート地点といえば、須磨浦公園が一般的だが、地理的には塩屋が最西端となる。私自身の六甲全山縦走へのこだわりからスタート地点を塩屋に設定。例会案内で脅し過ぎたのか、参加者が今年のEPE例会最少の7名となったが、私の狙い通り完走の覚悟のある方が集まりました。

 まず塩屋駅から商店街を抜け、山上遊園地を経て旗振山へ。安本(昭)さんの話では旗振山の茶店に歌手・俳優の佐川満男さんがいたらしい(登山が趣味と言っていたような記憶があるので毎日登山のメンバーかも?)。旗振山から鉄拐山、高倉台団地を通り抜け栂尾山の400段の階段でひと汗を流し、横尾山から須磨アルプス、横尾団地、妙法寺の市街地を経て高取山へ。高取山は300m程度の低山ながらやや手強い。高取山へ向かう途中から小雨が降り出し、風も強くなった。帰宅して分かったことだが、この風が今年の木枯らし1号だったとのことです。高取山から鵯越駅までの丸山市街はうっかりすると迷子になってしまう。初めて六甲全山縦走を目指した30数年前、この町で迷いに迷いやっと辿りついた鵯越駅で全山縦走を断念した苦い経験があります。

 さて六甲全山縦走の前半最大の難関、菊水山の登り。参考にはならないが極意は我慢で登り切るという単純なもの。この山は登るのに苦労させられるが、頂上からの展望は申し分ない。過去にこの山頂で一晩寝たことも思い出す。次の難関、鍋蓋山へは菊水山から天王吊橋まで下降する。いつも思うことだがこの下降が勿体ない。下降した標高差以上に登り直す。山登りに来て寝言を言うなと言われそうだが毎回思う。

 鍋蓋山から市ヶ原へは夕闇との競争。暗くなり切るまでに市ヶ原までと思うが、市ヶ原直前の樹林帯で明かりなしでは行動困難となりヘッドランプを灯す。無人の市ヶ原から布引貯水池を経て新神戸駅へ。新神戸駅前で解散。木枯らし1号が吹く中、最後はヘッドランプの明かりを頼りに長時間の歩行大変お疲れさまでした。

記:野原 写真:杉本(康)