一般例会No.334

(ベーシック登山No.21)泉南・飯盛山(384m)例会記録

概要

『府下屈指の、海辺の大パノラマが楽しめるコースです。』

日時

2013年11月9日(土)

天候

晴れ

担当

秋田文雄、翁長和幸

集合

南海電車改札口 7:45集合(7:55発 空港急行・関西空港行き乗車、泉佐野駅 8:33発 和歌山行き乗換え、孝子駅下車)

行程

南海本線・孝子駅~高野山(285m)~飯盛山(384m)~提灯請山~南海本線・みさき公園駅

参加者

松本明恵、岡本佳久、山本洋、田中繁夫、堀木宣夫、渡邊恵美子、福田直也、山枡初好 ・・・ 計10名

9:14 孝子駅より国道26号線を南へ、最初の踏切を渡る。

9:17 登山前の自己紹介とコースの説明。

9:23 飯盛山登山口の小さい橋を渡る。

9:31 高仙寺の急な階段。山門の屋根が見える。

9:33 山門の老木の根っこ。皆さん何に見えますか?

9:37 役の行者が開基したと云われている高仙寺本堂。

9:39 本堂の右手から急な登山道に入る。

10:10 高野山頂上、カシの林で展望がない。

10:26 秋の味覚は柿だが、この柿は小さく生花に良い。

11:30 飯盛山~札立山分岐。

  

11:34 信長・秀吉に焼かれた千間寺跡の鳥居(飯盛山は直ぐそこ)。

11:45 飯盛山の展望台からの眺め(大阪湾一望・多奈川火力発電所)。

12:39 飯盛山頂上(384.5m)での昼食も終わり、「工事中につき、みさき公園への下山禁止」の警告看板について、これからの行動を説明。

12:40 シダの茂る下山道。不明瞭な箇所がなん個所かでてくる。

12:57 振り返ると飯盛山がよく見える。

14:20 下山道は第2阪和国道の工事の為、ここで消失。黄色のブルドーザや住宅街が見える。

14:31 登山道入口の「立ち入り禁止」の看板。私たちはこの道より右側5~6mの所に下りてきた。

14:50 南海本線みさき公園駅は目の前。

 快晴とは云えないが、上々のハイキング日和で、新しい人が2人参加してくれました。コースは上孝子手前の高仙寺参道より始まる。石段の途中で山門が現れた。田舎の山寺であるが立派なものだ。両側には登っていく私達を見据えるように一対の仁王像が立っている。本堂まで更に石段が続く。和泉山系には役の行者ゆかりの地が多い。ここ高仙寺もその中の1ツ。役の行者が彫ったと云われている観音像が秘仏としてここに祀られている。本堂のうらより山道に入る。鬱蒼としたカシ林の急登を高野山まで登る。一汗かいたところで小休止。

 しばらくは頭上を覆う雑木のトンネルを行く。いかにも里山らしい道を、上り下りしながら札立分岐を過ぎ、朱塗りの小さな鳥居前に出た。役の行者の開基とされている千間寺の跡である。葛城二十八宿のうち第四番目の行場だったと案内板には書かれていた。千間寺は僧兵が多かったようで織田信長や秀吉の紀州雑賀、根来攻めの時に焼かれたとの事である。五百年前に壊された瓦が今でも残っていて1ツ、2ツ手に取ってみた。いかにも歴史のロマンを感じる所である。山頂はその先すぐの所。急に視界が広がり大阪湾が眼前に現れる。飯盛山山頂着、12時45分。ランチタイムとなる。

 山頂横にイヤな看板が立っていた。「第二阪和道路工事の為、みさき公園駅には下山できません」とある。がしかし、いつもながらの楽観ムード。「どうにかなるだろう・・」で、みさき公園駅へ向かう。5カ月ほど人が歩いていないので、少し不明瞭な所があったが下り続けていく。ブルドーザの音が聞こえ急に工事現場が現れた。山肌が急傾斜に削られているので危ない。少し戻り西に向かう踏み跡をたどる。工事用フェンスの切れ目から住宅街にでた。5~6mほど横の登山道らしい道に「立ち入り禁止」の看板があった。私たちはそこを下りてきた訳ではないので後ろめたさはない。いつもの「どうにかなるだろう・・」というのが正解であった。

記:翁長 写真:秋田