一般例会No.338 |
播州・七種薬師(616.2m)例会記録 |
概要 |
『七種山、七種槍、七種薬師は総称して七種三山と呼ばれています。前者二山は9月の予告に入っていましたが、台風の為中止になりました。日を改めて例会を持つとして、今回は三山目の七種薬師に出かけます。鎌尾根から七種薬師を登り、西尾根下降というコースです。鎌尾根は別名、地獄鎌尾根ともいわれスリリングな岩稜が、また西尾根にはゴリラ岩と云われている奇怪な大岩があります。七種三山の各コースの中では最も岩場の多いコースです。岩場はそれほど難しくは無いようですが、スリップしたり、つまずけば・・・。なれた人にはワクワクするコースです。』 |
日時 |
2013年12月14日(土) |
天候 |
曇り一時晴れ |
担当 |
翁長和幸、杉本康夫 |
集合 |
JR大阪駅中央改札前 7:45(8:00発 東海道本線/新快速・播州赤穂行き乗車、9:03姫路着、9:11 播但線/寺前行き乗車、9:36福崎着) |
行程 |
福崎⇒(タクシー)村田牧場(明応池)~鎌尾根~十字峰~七種薬師~十字峰~西尾根~ゴリラ岩~村田牧場⇒(タクシー)福崎 |
参加者 |
岩本和行、安部泰子、神阪洋子、近藤さとみ、寺島直子、杉本栄子、黒澤百合子、安本嘉代、谷村洋子、板谷佳史 ・・・ 計12名 |
10:30 村田牧場でタクシーを降り、明応池のほとりで出発の準備。 |
明応池の向こうに下山コースの西尾根がよく見えている。 |
10:36 明応池の東岸にある鎌尾根の取付き点に向かう、「地獄鎌尾根」と恐ろしげな標識が・・・。 |
地獄鎌尾根への急登が始まる。 |
振り返ると下山コースである西尾根のゴジラ岩がよく見える。 |
11:30 いよいよ核心部である鎌尾根の通過開始だ。 |
11:50 ナイフリッジとフェイスを混じえてなかなか退屈しない変化のあるルートだ。 |
時折小雪が舞うかと思えば、紺碧の空が晴れ上がる天候で、低山とは思えないワンショット。 |
真西には10月に例会があった明神山の端正な姿が見られる。 |
紅葉も終わって色彩に乏しい季節だが、今頃咲いたツツジが鮮やか。 |
12:55 鎌尾根を登り終わって、七種山からの縦走路に出る。 |
13:15 七種薬師山頂に到着する。 |
七種薬師山頂から望む姫路方面と瀬戸内海。 |
13:46 七種薬師から縦走路を戻って十字峰を通過、ここで縦走路を離れ、下山ルートである西尾根に向かう。 |
西尾根上部は傾斜もゆるくどんどん下る。初冬の田園風景が美しい。 |
15:15 ゴリラ岩を間近に仰ぐ。 |
ゴリラ岩は下部を巻いて通過した。 |
15:45 西尾根の下部は踏み跡がブッシュに隠れてわかりにくい、最後は村田牧場の屋根を目当てに適当に下って行くと、「西尾根」の標識がある登山口付近に出られた。この後タクシーを呼び福崎駅に向かう。 |
インターネットで色々調べてみると「牛舎の裏から登る」とあり「臭いが強烈」とあった。ここの牛舎はかなりな数で、相当大規模に経営されているようだ。今日は寒く風も結構強い為か、それ程の臭いではない。 登山口からいきなりの急登。木の枝を掴んでせり上がるように登る。ハッキリしない踏み跡をたどり尾根上へ。傾斜はうんと楽になり、やせた岩尾根をいく。コルの向こうに、いよいよ核心部の岩場が現れた。コースが少し左にカーブしているので、尾根側面の岩壁が正面に見える。かなりの岩場のようだ。ルートは岩壁上縁部をたどるように行く。30mのロープをフィックスしたが、誰もロープに頼らず登ってきた。われらが山ガール、山ボーイは頼もしい。核心部は終わり、十字峰より山頂へ。山頂からは先日例会のあった明神山が西に、北には七種山、北東には先の尖った七種槍が良く見える。次の関心事は下山時のゴリラ岩。西尾根をドンドン下って、登山口の明応池が間近に見える頃、ゴリラ岩の上に出た。岩の基部からゴリラ岩を見上げると、高さは20mぐらいでオーバーハングしていた。ここから急降下で明応池に下りたった。 この山は登山道といわれる明瞭な道はない。赤いテープと踏み跡らしきものを、ひろいながらの山登りとなった。人はあまり入っていないようだ。 |
記:翁長 写真:杉本(康)、板谷 |