一般例会No.350

生駒山地・生駒山(642m)~高安山(487m)例会記録

概要

『大阪湾や奈良盆地を眼下に生駒山地を縦走します。』

日時

2014年3月9日(日)

天候

晴れ

担当

杉本康夫、翁長和幸

集合

8:00 近鉄・鶴橋駅 近鉄奈良行きホーム(8:13発 大和西大寺行き準急行に乗車、8:31 石切駅着)

行程

近鉄・石切駅⇒辻子谷コース~生駒山~大原山~十三峠~高安山~近鉄・恩智駅

参加者

青木義雄、寄川都美子、小杉美代子、岡本佳久、岸田暎子、松本明恵、近藤さとみ、駒井万生子、杉本栄子、谷村洋子、黒澤百合子、山枡初好、安部泰子 ・・・ 計15名

8:35 石切駅を出発

風情のある道を行く

一番太子堂

一対の石仏が道端に安置されている。興法寺近辺まで数十m毎に安置されていた。

一対の石仏が続く

9:15 興法寺に着く。ここは役行者の開基と云われている。

石畳が続く日溜りハイキング

生駒山上遊園地への階段

9:50 山上遊園地に入る。今は休園中

生駒山の1等三角点。1周30mぐらいのミニ機関車のレール内にある。左上に写っているのがレール。何とも 寂しい。どうにもならないものか。

10:55 暗峠。昔のおもむきがある。しかし、ここは国道308号線。

12:10 ランチタイム。鳴川峠のすぐ南の休憩所。

12:55 十三峠。八尾と平群を結ぶ業平道と云われた街道。お伊勢参りで賑わったとの事。

阿倍野ハルカスがかすかに見えている。

14:10 高安山山頂

ケーブル高安山山頂駅

 辻子谷道は江戸時代後期に、生駒宝山寺への参詣道としてたいそう賑わっていたそうである。その頃から明治にかけて、当時流行っていた四国八十八か所霊場巡りを模倣したミニチュア版石仏群が興法寺まで続いている。このような石仏群は河内ではこの辻子谷道が完全に近い状態で残っているそうです。近鉄石切駅を出発すると、すぐ生駒山への急登が始まる。道の傍らには綺麗に涎掛けを掛けられた石仏群や祠堂などがあり急登の疲れを癒してくれる。生駒山の1等三角点は遊園地のSL列車の線路内にあり柵の外からしか眺められず残念です。生駒山を過ぎ展望広場まで来ると、西側は大阪平野や六甲の山並みが一望のもと見渡せ、7日にオープンした『あべのハルカス』もはっきりと見え高安山までお供となる。東側に目をやると矢田丘陵から奈良盆地も見渡せ、絶好のビューポイントです。高安山までは、今は国道となっている暗峠をはじめ、昔の大坂と大和を行き交った峠を横切り、木々の間から大阪平野を見ながら、春の日差しを浴び気持ち良いハイキングになる。縦走中何組かの団体とすれ違い、30数名のパーティーを見ると10周年記念事業のEPE例会を思い起こす。今回の例会の最後の山、高安山は林道脇の電柱に高安山と落書きのように書いてあるだけで気を付けていないと行き過ぎてしまう。登山道に入り少し登ると頂上に着く。頂上は、樹木に覆われてあまり展望がきかない。あとは恩智駅に向け下りになるが、午後3時でも登ってくる人があり、地元の山を感じさせられる。今日は日本列島に寒気が入り、吹く風は冷たかったが、うぐいすの鳴き声も聞けて気持ちの良い例会でした。

記:杉本(康) 写真:翁長