一般例会No.358 |
湖東・繖山(きぬがさやま 432m)~安土城址 例会記録 |
概要 |
『天照大神降臨神話の湖東随一の名山と戦乱の歴史を残す城址を訪ねます。』 |
日時 |
2014年5月3日(土) |
天候 |
晴れ |
担当 |
野原勇、西村晶 |
集合 |
JR大阪駅中央改札口前 7:40(8:00発「新快速・米原行き」乗車、能登川駅下車) |
行程 |
JR能登川駅~猪子山~雨宮龍神社~繖山~安土城址~安土駅 |
参加者 |
堀木宣夫、安本嘉代、寺島直子、寄川都美子、杉本栄子、山枡初好、青木義雄、岸田暎子、保木道代、江本恭子、安本昭久、福田直也、戸田晴子、實操綾子 ・・・ 計16名 |
能登川駅前の広場で登山ルートの説明 9:20 |
登山口に向けて10分程車道を歩く |
緩やかな車道より猪子山に向かう |
木々のすき間より薄日が入り込み新緑が冴える |
右手に注目 しっかりと手すりを持って階段を登っています、きつい階段です |
巨岩に迎えられた 十一面観音に到着 9:50 |
繖山に向けて縦走の開始です |
猪子山 267.5m |
階段を登ると 雨宮龍神社に着く |
雨宮龍神社より繖山を望む 右の尾根を下ると北腰峠 |
繖山に到着 11:50 観音正寺まで足を延ばす |
石垣下の小道を登ると観音正寺に到着する |
繖山に向けて登り返す |
再度、繖山の頂上を通り安土山に向かう |
尾根の向こうに安土山が見える |
北腰峠に到着 13:45 |
安土城跡 本丸に突き上げる大手道の階段 |
石垣に囲まれた天主跡 今は礎石が整然と並ぶだけである |
水を引き込んだ田んぼを眺めながら安土駅に向かう |
安土駅に到着 15:30 |
「人生には真の失敗はない 前進する一過程である」 これは観音正寺での昼食後、参道から繖山に戻る登り口に立っていた看板に書かれていたものです。お寺らしい説教じみた標語ですが、人生だけでなく山登りにも通じる文句でもありました。JR能登川駅から猪子山公園を経て、数百段の階段を北向岩屋十一面観音まで一気に登る。今日一番の登り。観音堂前の展望台からは眼下に能登川の町から琵琶湖まで一望できる。その後も雑木林の中に続くややきつい階段登りを繰り返しながら雨宮龍神社へ。この神社は展望にも恵まれているだけでなく、木陰もあり、風も通り抜け休憩にピッタリな場所だ。ただこの神社のさい銭箱はオープンし過ぎで、罰当たりな輩が出ないかと心配してしまう。 続いて雨宮龍神社から地獄越まで下る。地獄越とは何とも恐ろしい名前だが、何の変哲もない石仏の祀られた峠だ。地獄越から繖山までは周囲の大パノラマが満喫できる尾根道、ワラビを摘みながらの稜線漫歩を楽しむ。 繖山から聖徳太子創建の観音正寺へ一旦下り昼食。昼食後別ルートから再度繖山頂上を目指す。登り口に冒頭の看板が立っていました。数多くの失敗を重ねてきて、今の自分が存在する。我が人生を、我が山登りを振り返ると実感する標語でした。致命的な失敗をしないように自分自身を諌める。 安土城は誰でも知っている天下の名城ですが、この巨大な城址を歩いて、城壁を見て、完成から僅か3年「本能寺の変」後に焼失、現存しないのが惜しいとしか言いようがない。築城を命じた信長も凄いが、実際に工事をやった人々はもっと凄いと感心するばかりです。放映中のNHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」を見る際の参考にもなりました。安土城址を後に田植えの進む農道を経て、JR安土駅へ。安土駅前で解散。お疲れさまでした。 |
記:野原 写真:西村(晶) |