一般例会No.368

京都北山・鎌倉山(950m)~峰床山(970m)例会記録

概要

『まるくてやわらかな山容を持った鎌倉山を通り、京都府第2の高峰の峰床山を登ります。峰床山の東麓には関西では珍しい高層湿原の「八丁平」があります。』

日時

2014年7月20日(日)

天候

曇り

担当

杉本康夫、大西恒雄

集合

7:30 JR大阪駅中央改札口前(7:45発 新快速敦賀行きに乗車 8:35 堅田着)

行程

堅田駅⇒江若バス 8:50発 細川行きに乗車⇒9:36 坊村下車~鎌倉山~オグロ坂峠~峰床山~中村乗越~伊賀谷~葛川学校前⇒江若バス 堅田駅

参加者

神阪洋子、岩崎真美子、岩崎かおり、青木義雄、板谷佳史、小杉美代子、佐藤敏子、小川眞裕美 ・・・ 計10名

坊村バス停から歩き出す

鎌倉山登山口(かまくら谷林間道看板)ここから登る

スギの植林の中を登る、緩く見えるがかなりの急登

林道を横切って階段道に導かれてまだまだ登りは続く

歩き易い道が続く

ブナ平の標識(ブナの木ばかりではない)

頂上が近い(もう少し、もう少し)

鎌倉山頂上に着いた

歩き易いがアップダウンが続く

千年杉、大きい(周りと比べると大きさがわかる)

オグロ坂峠への下り

オグロ坂峠にある標識(手前にオグロ坂を指す)

オグロ坂峠(鯖街道として福井と京都を結ぶ古い峠道の一つ)

オグロ坂峠のお地蔵さん

峰床山への道-1

峰床山への道-2

峰床山頂上とケルン(誰が積んだのかな、今時珍しい)

八丁平付近

ここから中村乗越へ下る

 堅田からのバスの乗客は相変わらず多く、今日も臨時便が出るほどだ。ほとんどは武奈ヶ岳方面に行く人たちで、鎌倉山に向かうのは私達だけ、その分静かな登山ができる。「水神社」の鳥居の横が鎌倉山への登山口になる。車止めの鎖が張ってある横を過ぎると、すぐに「城の鼻」と言われる地点まで急登になる。鎌倉山山頂は広々として気持ちが良く、のんびりとしたい処だ。ここからオグロ坂峠までは、「まるくてやわらかな山容を持った山」らしからぬ、アップダウンのある登山道になる。オグロ坂峠には祠があり、ここは、京都と小浜を結んだ最短距離の交易路小浜街道で、六尺道の名残りが見られる。千年杉と名付けられている大きな杉の木を過ぎ、雰囲気の良い広葉樹の中を30分で峰床山に着く。峰床山は大原の里10名山にもなっている。山頂からは南側の展望が良く京都の山が見渡せる。「八丁平」は関西でも珍しく自然がよく残った高層湿原で、1周八丁あることから名づけられたらしい。私たちは反時計回りに半周する。中村乗越からは杉の植林の急斜面をジグザクに下って沢へ降り最後に江賀谷林道に渡る。以前は木橋が渡してあったらしいが大雨で流されたのか今は跡形もない。ここから林道もあちらこちらで崩れていて、人が通れる程度の道幅しか残っていない。対岸の擁壁も崩壊していて大雨のすごさを実感し、葛川学校前バス停に着く。

記:杉本(康) 写真:大西(恒)