一般例会No.379 |
六甲・蓬莱峡・座頭谷~行者山 例会記録 |
概要 |
『蓬莱峡・屏風岩は懐かしいゲレンデです。座頭谷はその昔、有馬への道を間違って迷い込んだ座頭の逸話から名付けられたそうです。』 |
日時 |
2014年11月23日(日) |
天候 |
快晴 |
担当 |
紀伊埜本節雄、小椋勝久 |
集合 |
阪急梅田駅3F改札口前 7:30集合(宝塚行き急行 7:40発 乗車) |
行程 |
宝塚駅 阪急バス8:26発「山口営業所前行き」乗車⇒知るべ岩~蓬莱峡~座頭谷~東六甲縦走路~行者山~阪急逆瀬川駅 |
参加者 |
青木義雄、和田良次、神阪洋子、村木正人、小杉美代子、片山純江、紀伊埜本博美、三原博子、村木とも子、寄川都美子、小椋美佐、和田都子、藤田喜久江、横山寿夫、近藤さとみ、黒澤百合子、寺島直子、安本昭久、安本嘉代、杉本栄子、佐藤敏子、小川眞裕美 ・・・ 計24名 |
8:45 座頭谷バス停から少し戻った広場?本日の参加者24名の顔合わせ中。屏風岩への踏み跡はしっかりつけられていた。 |
蓬莱峡砂の広場、正面の砂塔は崩壊が著しい。足元もきめ細かな砂場ではなく荒れている。 |
懐かしい屏風岩正面フエース N君やT君がこの壁で猿回し(前向きの下降)の極致を発揮した岩登り競技会から既に40年近くの歳月が流れた。 |
O君が小屏風でデモストを始めた。でも今日は残念ですが時間がありません。またの機会を楽しみにしましょう。 |
砂場の奥の尖塔と紅葉が見事な絵?になっている。この尖塔の頂点に初めてM君と2人で登ったのも60年近く前の幻である。 |
元の車道に戻り対岸から見た蓬莱峡の全貌、砂塔の崩壊と比べ樹木の成長が見られる。こんな風景だったのだろうか? |
10:00 座頭谷の出会まで車道を戻り、豪奢な橋?を対岸に渡り左岸沿いに藪と化した林道を行くと、見事に荒れ果てた川床に出た。近年に大きな洪水があったのであろう。 |
大谷の分岐にある大谷側の砂防提、この谷からも本谷に設置された大小の砂防提からも大粒の砂礫が川床いっぱいに溢れ出ている。云十年前の記憶は完全に費やされていた。 |
座頭谷最新最大?巨大な砂防提が現われる、勿論わたしの記憶にない。右岸にコンクリートの階段がついている。 |
巨大な砂防提の上も既に満杯の砂礫に埋め尽くされていた。新世紀の川原を行くようだ、かすかな踏み跡は続いている。 |
荒涼とした風景、これもまたやがて誰かに馴染まれる景色となるだろう。時は巡りめく巡る。 |
左岸の砂塔が洪水に洗われたのか、ちょっと登ってみたいような黒い岩盤が現れている。 |
座頭谷の詰めは谷床を離れ、小さな支尾根を登る。踏み跡は比較的明瞭だが、部分的に崩れている。 |
11:30 船坂から大谷乗越に向かう車道に出た。六甲ハニーハウスの休憩所を借用して昼食をとる。 |
午後の始まり、車道を渡り東六甲縦走路への合流を図るため南に踏み跡を辿る。車道はこのまま西に向かい大谷乗越を経て表六甲へ抜ける。我々も同じ大谷乗越へ山道を迂回することになる。 |
縦走路に合流するまで意外に長く感じる。緩やかな山稜と山腹を捲くルートは2度3度、歩きながら磁石を出し方位の錯覚を確かめながら行く、低山の難しくてまた楽しいところだ。 |
譲葉山に近い縦走路、名残の紅葉が美しい。 |
14:00 行者山への分岐で一休みした。 |
行者山に向かう、里山に近いがそれほど整備された山道ではない |
行者山の山頂は少し東にずれて三角点がある。 |
さらに東に稜線を進むと突然、大パノラマに遭遇する。EPEでは2度目の体験、これが観たいがために蓬莱峡からの例会が組まれたようなもの、苦労した後に観るからこそ素晴らしい大展望です。 |
宝塚光が丘の住宅地に下山した。目の前に15:20発 逆瀬川行きのバスが発車寸前、ようやく全員が滑り込み例会は終了した。 |
久しく訊ねなかった山に出会うと、古手は興奮しかつ感傷的になる。同じ場面でも新手は感動しかつ瑞々しい。これがEPEクラブの楽しくて面白いところでしょう。互いに足らぬところは補って満るところは分かち合う、この気持ちがこのクラブを支えています。 今夏は雨天中止の例会が続き、秋を迎えてようやく晴天に恵まれてきました。本日もまれにみる快晴です。多くの仲間たちとこれからも益々、E(楽しく)P(力強く)E(優雅に)な活動を続けましょう。 |
記:紀伊埜本(節) 写真:小椋(勝)、紀伊埜本(博) |