一般例会No.385

丹波・安全山(あんぜんさん 537.4m)例会記録

概要

『よろず安全祈願の山となっています。EPEも例会安全を願って一度登っておきましょう。丹波名物・雲海スポットでもあります』

日時

2015年1月18日(日)

天候

晴れ

担当

板谷佳史、大石隆生

集合

7:15 JR大阪駅中央改札口(7:23発 丹波路快速福知山行き乗車、9:05 石生着)

行程

JR石生駅⇒(タクシー)氷上町井中・火産霊神社~十九山古道~P440~安全山~北東尾根下降~熟谷不動尊~北田井バス停⇒(タクシー)JR石生駅

参加者

杉本栄子、小川眞裕美、安岡和子、寺島直子、神阪洋子、小椋美佐、安本昭久、安本嘉代、黒澤百合子、谷村洋子 ・・・ 計12名

霧の中に安全山

タクシーで火産霊神社に向かう途中、麓から見上げる昨夜の雪を纏った安全山。アンテナ群があるピークの左奥が三角点のある頂上。

出発の準備

9:30 氷上町井中にある登山口近くの火産霊神社でタクシーを降り、出発前の挨拶と準備。

火産霊神社

火産霊神社(ほむすびじんじゃ)の説明板

登山口へ向う

道標に導かれて登山口へと農道を行く。途中までは十九山古道と呼ばれる穴地蔵、十九山への道を行く。

十九山古道をたどる

1丁おきにあるという石仏の傍らを登っていく。

植林帯を行く

沢筋を離れ九十九折れの登山道を尾根筋へ。気温が高く樹林からの融雪が雨のように落ちてくる。

頭上の雪景色

下界は霧に覆われた天気で、見上げると幻想的な景色が・・

積雪が増えてくる

尾根筋に出て雪が多くなってきたので、全員スパッツを着ける。

十九山との分岐

十九山、穴地蔵との分岐に出る、今日は安全山を目指す。ここで休憩。

藪に突入

11:08 十九山、穴地蔵への分岐からは安全山を目指して南東に延びる尾根を辿る。出だしは雪をかぶった薮状の雑木林。 

樹林からの展望

樹林で展望がきかないコースが続く。下界は霧だが上空は晴れているのだが時おり樹間から五台山方面の白い姿が望めるのみ。

P452を通過

11:50 452mのピークで何度目かの休憩。陽ざしで気温も上がり、余裕で話も弾む。

P452の三角点

P452には真新しい四等三角点があった、手元の地形図では三角点は無いことになっているので一瞬戸惑ってしまった。

安全山の三角点に立つ

12:35 更に稜線を辿って安全山の頂上に着き、足元に三角点を確認。冬枯れの木立の向こうにアンテナが見える。

山名板

安全山の三角点山頂を示す山名板、別の所に作業道終点の広場があって普通はそちらを山頂としている。

山頂広場

12:45 三角点から移動して「全国産業安全祈願碑」との銘がある石碑とアンテナがある広場に着き、遅めのお昼休憩。風もなく暖かく、気持ちの良い青空が広がっている。

山名板と安全祈願の札が掛かる

山名板と共に安全祈願の札が掛かる

五台山方面の展望

広場から北東には、五台山、鷹取山が望まれる。下界の霧はすっかり晴れてしまって雲海の展望とはいかなかった。

広場の祠

団体、個人取り混ぜて各種の安全祈願のしるしが残されている。

北東尾根の下降

山頂の広場から北東尾根を急降下。落葉の上に雪が付いていて、転ばないようにストックでバランスを取りながら慎重に下っていく。

北井中に下山

14:29 植林帯を抜け出し麓に着くと、久々に視界が広がる。五台山、鷹取山、五大山を正面に県道へと下っていく。

振り返ると雪はすっかり消えている

目標の賀茂神社より南の北田井のバス停に下山した、安全山を振り返ると朝の積雪はすっかり融けてしまっていた。

 列車が三田を過ぎて丹波の領域に入ると車窓からは昨夜の降雪で一面の雪景色となる。霧も出ており雪山が期待できそうだ。車中でタクシーを予約しておいたら往復ともジャンボタクシーを回してくれ、安上がりな料金になったのは親切な会社でした。

 登り始めると樹林からの融雪が雨のようになり晴れているのに傘や雨具が必要に。暖かな天気で、当然ながら登山者は少ない山域だから、ブッシュが繁っている箇所もあり、湿った雪に濡れるのを覚悟して突っ込む。山頂直下の稜線を行く頃になると気温も少し下がって雪山を楽しむ。山頂広場でゆっくり昼食をする。霧が晴れてしまい雲海が見られなかったのは残念だが、暖かな陽射しに、日向ぼっこの気分で厳冬の山とは思えず去りがたい。

北東方向の尾根を下って賀茂神社を目標にしたのだが、途中で方向を間違え北田井に下山した。

記:板谷 写真:大石、板谷