一般例会No.415 |
(ベーシック登山No.32 )京都北山・朝日峰(688m)例会記録 |
概要 |
『北山杉の杉並木と京都市内の眺望を楽しみます。』 |
日時 |
2015年8月23日(日) |
天候 |
晴れ |
担当 |
野原勇、小椋勝久 |
集合 |
7:50 JR大阪駅中央改札口前(8:00発 新快速・米原行き乗車、京都駅下車、9:00発 JRバス栂ノ尾行き乗車、山城高雄バス停下車) |
行程 |
山城高雄バス停~6号橋~松尾峠~朝日峰~林道終点~高山寺~栂ノ尾バス停⇒(JRバス)京都駅 |
参加者 |
保木道代、三原秀元、小椋美佐、佐藤敏子、小川眞裕美、板谷佳史、上原進一、青木義雄、和田都子、寄川都美子、横山寿夫、西村晶、飯尾廣子、安本昭久、安本嘉代、谷村洋子 ・・・ 計18名 |
10:00 高雄バス停下車後 山行行程の説明をする |
バス停より 清滝川へ降りていく |
心地よい風に吹かれながら沢沿いの林道を歩く |
少し歩いたところで今回のベーシックの課題 緊急時対策の講習を行う(持ち物について) |
6号橋で休憩後 第二回目の緊急時対策の講習を行う(登山届について) |
11:10 講習後、林道を離れ登山道に入る |
汗をかきながら、つづら折れの登山道を歩く |
松尾峠付近で休憩 第三回目の緊急時対策の講習を行う(熱中症者が発生した時の対処について) |
持っている物をいかに活用するか |
林道横の朝日峰への分岐から最後の登り |
12:33 朝日峰山頂に到着、ここで昼食休憩 |
朝日峰山頂より比叡山を見る |
朝日峰を降り、峰山へ向かう林道を行く。日差しがきつく暑い |
林道終点に着く。休憩後、緊急時対策の講習(SOSの発し方について) |
14:25 峰山の山頂に立ち寄る |
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誰も入っていないのか、倒木の多い登山道を下降する。 |
15:40 高山寺着 最後の緊急時対策の講習(ヘリコプターへの救助依頼について)。ここで解散しバス停へと向かう |
紅葉の名所として名高い高雄、紅葉狩りの時期には大変な人出であろうとモミジや北山杉を眺めながら渓谷沿いの林道を辿り登山道に取りつく。急登も部分的にはあったが総じて登山道は整備されており歩きやすい。朝日峰頂上は樹林帯の中だが、南東側は樹林が疎らで京都市街が見通せ、ゆっくり昼食とした。昼食後朝日峰から林道まで下り、再び林道を辿る。太陽に真上から熱波を浴びせられ「暑い!」の一言に尽きる。林道終点で青木さんにモデル(患者)になってもらい「熱中症対策」の実演。林道終点から高山寺までの山道は樹林帯を歩くため日射が遮られ歩きやすい。途中峰山(537.4m)に立ち寄る。特にこれといった特徴のない山頂だ。高山寺へのルートは整備がされておらず朽ち果てた倒木が多い。谷に沿った登山道(一部に険路表示あり)を下り高山寺到着、最後にヘリによる救助を依頼する際の注意点を説明し解散としました。 今回はテーマの重要性から緊急時対策説明を主に、登山は従として計画しました。また口頭だけでは右の耳から入って左の耳から抜けていくことになりかねないため、実際に目で見て、触って、なぜそうしなければならないか実際に経験した話をする、実演するなど記憶に残るようにしました。予定した内容は当初10項目ありましたが、時間的制約から7項目しか紹介できませんでした。残り3項目(ビバーク、医療、危険地帯通過)はまたの機会にでも紹介したいと思います。 今回紹介した話は、数限りなく失敗を繰り返してきた私の実体験から学んだことです。他のリーダーにはまた違う経験、工夫、方法があります。今後も安全な登山をするためにも他のリーダーからも積極的に学んで、自分の物として頂けたらと思います。最後に、今販売中の岳人9月号から連載が始まった「あなたの登山は安全?」には私の伝えたいことが全て入っていました。立ち読みでも結構です。是非一読してください。 |
記:野原 写真:小椋(勝)、板谷 |