一般例会No.443

(ベーシック登山No.35 )和歌山・名草山(228m)
歴史探訪シリーズNo.31 例会記録

概要

『神武東征と名草戸畔を探る歴探です。名草戸畔とは2000年前、紀国名草地方にいた女性酋長のことで神武天皇に殺され、体は頭と胴と足に分けられ葬られたと言う言伝えが残っている謎多き女王です。その戸畔を訪ねる山行きです。』

日時

2016年3月13日(日)

天候

晴れ

担当

小椋勝久、板谷佳史

集合

9:30 紀三井寺駅(7:49 JR天王寺駅15番ホーム発紀州路快速和歌山行、和歌山駅乗り換え 9:15発御坊行き乗車)

行程

JR紀三井寺駅~内原神社~名草山~中言神社~竈山神社~貴志川線竈山駅⇒JR和歌山駅

参加者

寄川都美子、神阪洋子、保木道代、藤田喜久江、池田える子、梅田寛子、安本嘉代、寺島直子、小椋美佐、小川眞裕美、牛山友幸、中川由紀、片山純江、村木正人、青木義雄、野口秀也、安本昭久、和田都子 ・・・ 計20名

紀三井寺への参詣道を行く

9:41 紀三井寺への参詣道を通って今日の登山口・内原神社へ向かう

内原神社で出発準備く

10:00 内原神社に到着し、今日の予定確認し、出発の準備。小椋リーダーから本日の名草山周辺を巡るコースにまつわる歴史を聞く。

山道に入る

多くの登山道があるらしいが、分岐には親切な標識が多数あり間違うこともなさそう

登り始める

雑木の山道を登って行く

海南方面の展望が開ける

10:45 途中に岩場の展望場所があり、一休み。海南方面を望む

名草山山頂に着く

11:05 名草山山頂に到着。ここで昼食休憩

山頂からの展望

名草山山頂から和歌浦や雑賀崎を見下ろす

下降に移る

11:57 山頂で昼食休憩後、下山開始。気持ちの良い笹と雑木の林が続く。時折東面には生石ヶ峰や龍門山が見え隠れする

中言神社に到着

12:30 中言(なかごと)神社に立ち寄る。名草姫の伝説にふさわしく質素だがいわくありげな神社

竈山神社に到着

13:15 竈山(かまやま)神社に到着して参拝する。さすが第一代神武天皇の兄君(彦五瀬命)を祭るというだけあって、今日巡ってきた史跡の中では最もりっぱ

彦五瀬命の墓

傍には宮内庁管理の陵墓もある

いちご電車に乗る

13:54 わかやま電鉄貴志川線・竈山駅にて解散する。人気のいちご電車に乗りました

 2000年前 神武東征の際 神武軍と戦った和歌山名草地方の女性首長 名草戸畔は戦いに敗れ頭、胴、足に切り離され、頭は宇賀部神社、胴は杉尾神社、足は千種神社に埋葬されたと言われている。宇賀部神社は小野田寛夫さんゆかりの神社で2000年もの間、名草の話を口伝で伝えています。

 JR紀勢線 紀三井寺駅で下車し、内原神社まで街中を歩く。内原神社で休憩後、名草山へと向かう。ミカン畑の間を抜け急な坂道を上ると見晴らし台へ着く。 見晴らし台からは和歌浦、沼島、遠くは四国まで見渡せられた。時間が有るので景色を堪能し頂上へと向かう、頂上も和歌山市内を一望でき桜も多く植樹されていてさぞ花見の時期はにぎやかだなと思い、桜のつぼみを見ながら昼食を取る。時間が有るので頂上で名草伝説を話し下山する。

 下山道は緩やかな整備された尾根伝いの道で、所々に休憩のためのベンチもあり市民の憩いの場になっているうえ津波の時の避難場所にもなっていた。30分~40分で中言神社に着き、そこからは街中を歩き最終目的地の竈山神社に着く。竈山神社は神武天皇の兄伍瀨が埋葬されている神社でいかにも霊験あらたかな雰囲気を醸しだしている。神社に参り皆心改まり帰途へと着いた。

記:小椋(勝) 写真:板谷