一般例会No.447

比叡・志賀越え・将軍山~坂本 例会記録

概要

『京都から志賀に至る山道です。昔、飛脚は1日で往復したそうです。この季節に例会No.306では三葉躑躅、馬酔木、椿、山桜の素晴らしい花盛りに出会いました。今回も満開に出会えるでしょうか? 下山後、坂本の老舗「鶴喜」の蕎麦など如何ですか。』

日時

2016年4月16日(土)

天候

快晴

担当

大石隆生、板谷佳史

集合

7:50 京阪淀屋橋駅改札口前(8:00発 特急・出町柳行き乗車 出町柳駅下車)

行程

出町柳駅⇒比叡本線一乗寺駅~詩仙堂~瓜生山(将軍山)~細い谷を渡って~通称比叡アルプス尾根~一本杉~JR坂本駅

参加者

安岡和子、西村美幸、西村晶、岸田暎子、寄川都美子、保木道代、紀伊埜本博美、青木義雄、江本恭子、横山寿夫、安本昭久、安本嘉代、小川眞裕美 ・・・ 計15名

一乗寺駅をスタート

9:15 一乗寺駅のホームに降り立ち、出発の準備

曼殊院道を北へ

駅から曼殊院道を北へ上がって行く、名所旧跡の案内がずらりと並ぶ

狸谷山不動院

9:42 狸谷山不動院の桜の下で最初の休憩。今日は暑くなりそう

狸谷山の本堂へ

長い階段を経て狸谷山の本堂へ上がる

本堂から山道へ

狸谷山の本堂横をぬけて瓜生山への山道に入って行く

瓜生山の山頂

10:25 一汗かいて瓜生山(将軍山 301m)の山頂に立つ。

瓜生山の説明

瓜生山の地形的説明、周辺の歴史など

比叡アルプスに取り付く

11:00 瓜生山からいったん下って無動寺川を渡る。そして府県境尾根に向けて登りだすと、色鮮やかなツツジが満開だ

ツツジのトンネルを行く

文字通りツツジのトンネルを行く。花崗岩の岩混じりのコースで比叡アルプスとの呼称に納得

一本杉

12:37 比叡アルプスの尾根を登り切って一本杉を通過する。しばらくドライブウェイに沿った道

比叡山の領域を行く

ドライブウェイを外れて山道に入ると、鬱蒼とした杉が続き比叡山の一角に足を踏み入れたという感がする領域だ

椿が鮮やか

明るい日差しの中に椿の花がひっそりと・・

下山路からの琵琶湖

蕎麦が売り切れとならないうちに・・と琵琶湖の展望を横目にひたすら下山路を行く

鶴喜に到着

15:30 坂本の街中に降り、目指す蕎麦処「鶴喜」に到着。ここで解散とし、希望者は蕎麦の味を楽しみました

 叡電を降りて市街地を通り抜けて行くと、宮本武蔵ゆかりの松があった場所や石川丈山が隠棲した詩仙堂の案内板が。寄り道をしたいところだが、これから山越えをして売切れ閉店となる前に坂本のお蕎麦屋さんに着きたいので次の機会に。

 参道から懸造りの狸谷山不動院へ。ここが登山口。植林帯から雑木林となる山道を瓜生山に登り、無動寺川への下降点へ。その途中、目の前にゼッケンを付けたトレイルランナーの列が現れた。聞けば、今日は京都一周トレイルランの春・東山コースの開催日で、山科から大文字山、比叡山を経て大原と鞍馬の間にある静原までの32キロを走るとのこと。「道空けて」、「右に寄って」等と後方から声が聞こえるたびに立ち止り、追いついてきたランナ―をかわすことになる。おちおち歩いていられない。しかし、それも下降点まで。ここでトレイルランのコースから外れるので後ろを気にする必要もなくなり、ホッとする。無動寺川へ下り、少し遡行して比叡アルプスに続く尾根へと登り返す。登るにつれて三葉躑躅が現れ、満開の躑躅に加え山桜や新緑を楽しみながら比叡アルプスを辿るうちに一本杉がある駐車場に着く。

 駐車場で南東方向に琵琶湖の大津港や近江大橋、南西方向に京都市街を眺めた後、等高線を辿る水平歩道のような山道を回峰行の拠点となる明王堂等がある無動寺谷へ。作務衣の修行僧らしき方お2人、売店の女性、それに吠えられた犬2匹以外に見かけるものも無く、静まり返っている。参道を下り、再び杉の植林帯の山道となってどんどん下っていき、林道から車道に出て坂本へ。日吉神社の赤鳥居を左手に見て鶴喜そば本店に着き、ここで解散。皆さんお疲れ様でした。直帰組を見送った後、お蕎麦組が角の立ったコシのあるお蕎麦を美味しくいただいたのは言うまでもありません。

記:大石 写真:板谷、西村(晶)