一般例会No.453

湖北・妙理山(901.5m)例会記録

概要

『国土地理院の地図には山名がないが、余呉トレイルとしてルートがひらかれたブナの森を行きます。』

日時

2016年5月29日(日)

天候

曇り時々晴れのち小雨

担当

杉本康夫、板谷佳史

集合

7:20 JR大阪駅中央改札口前(7:30発 新快速・近江塩津行き乗車 9:29木之本駅着 9:31発 余呉バス 洞寿院行き乗車 9:59管並バス停下車)

行程

管並バス停~六所神社~東妙理山~妙理山~椿坂バス停⇒(バス)JR余呉駅

参加者

小川眞裕美、寄川都美子、梅田寛子、和田都子、近藤さとみ、和田敬子、駒井万生子、保木道代、黒澤百合子、杉本栄子、谷村洋子 ・・・ 計13名

バス停を出発

10:07 余呉町管並バス停から歩き始める、目指す妙理山が見えている

六所神社へ向かう

登山口である六所神社に向かう

六所神社で出発のあいさつ

六所神社境内で朝のあいさつと出発の準備、今日は暑くなりそうなので熱中症対策の注意有り

神社裏から登り始める

10:25 登山口といっても何の表示も無いが、本殿の裏から踏み跡が始まる。余呉トレイルとは言うものの、終始時々標識テープが見られるのみで派手な標示板類は皆無、好ましい山域と思う

急登から始まる

植林の杉林を抜けると自然林となり急登が始まる

登るにつれりっぱなブナ林

早くも美しいブナ林となり、気持ちの良い新緑が続く

東妙理山にて昼食休憩

尾根上の目立たないピーク、東妙理山の三角点(746.7m)に達したところで昼食休憩

東妙理山

13:10 東妙理山を出発、このコースにはこの程度の標識があるのみ

コケイラン

山中で見つけたコケイラン、珍しいらしい

妙理山への稜線

更に妙理山への稜線を行く、傾斜が緩み楽になる。ブナ林が続き美しい

山頂直下

最後に妙理山山頂直下の急登

妙理山山頂三角点

14:00 妙理山山頂の三角点(901.5m)を踏む

山頂は展望皆無

山頂を後にする。晴れていた空もすでに曇り出した。笹と樹林に囲まれ、展望は絶無、やっと登っては来たが、休憩する気にはならない

タニウツギ

タニウツギ咲く椿坂への尾根を下って行く

下山先が見えてきた

ひたすら下ってようやく椿坂の集落が見え出す。予報通り午後遅くなってから小雨が降り出すが本格的になる前に下山できたのでラッキー

椿坂の登山口に下山完了

15:34 椿坂の登山口に下山完了した。北国街道沿いの歴史ある地

椿坂のバス停に到着

椿坂のバス停にて16:24発を待つ。この後JR余呉駅に出て解散した

 バス停から六所神社の方に向かうと妙理川に掛かる赤い立派な妙理橋が見えてくる。橋を渡って鳥居をくぐると、手入れの行き届いた立派な拝殿が拝まれる。六所神社には、昔、丹生川に大蛇が住んで害をなしたが、六所神社に祈りを捧げると、熊野山の山伏と名乗る6人がやって来て大蛇を退治したという伝説が残る。登山道は拝殿の裏手から掘り割りの急登が続き、落ち葉でフカフカしているが滑って歩きにくい。30分ほどで急登も終わり緩やかな尾根歩きとなる。コース中全てにブナの美林が続き、今の時期ならではの新緑が美しく目に優しい。吹く風も汗ばむ体には心地よい。余呉トレイルとしてルートが開かれているが、東妙理山まではいたる所に倒木がありまるで障害物競争だ。道の真ん中には落ち葉の間からギンリョウソウが堂々と顔を出している。妙理山までは緩やかなアップダウンが続きブナの木で展望がよくないが、なぜか気持ちが安らぐ。山頂には三角点と余呉トレイルクラブの丸い手書きの山名板があるだけでルート案内の標識はない。整備されすぎていないルートもまた気分の良いもので、それだけに静かな山行を楽しめるところでもあります。椿坂の集落が見えた頃に小雨が降り出すが、まずまずの天気で楽しい一日でした。

記:杉本(康) 写真:杉本(康)、板谷