一般例会No.458

丹波・虚空蔵山 (592m) とビール工場見学 例会記録

概要

『頂上から丹波の展望を楽しみ、下山後にビール工場を見学します。』

日時

2016年7月3日(日)

天候

曇り

担当

野原勇、大石隆生

集合

7:45 JR大阪駅改札口前(7:54発 篠山口行き乗車、9:05藍本駅下車)

行程

JR藍本駅~登山口~虚空蔵堂~丹波岩~虚空蔵山~立杭公会堂前バス停⇒(神姫バス)⇒相野駅⇒JR三田駅⇒(専用バス)キリンビール神戸工場

参加者

翁長和幸、三原秀元、小原武尚、横山寿夫、西村美幸、寄川都美子、青木義雄、小川眞裕美、佐藤敏子、寺島直子、保木道代、安本昭久、安本嘉代、黒澤百合子、谷村洋子、井倉和代 ・・・ 計18名

8:57 藍本駅に着き、駅前の広場で出発前の挨拶と新たに入会された方の紹介

歩き出してすぐに酒滴(さかたれ)神社の前を通過。お酒に謂れがある神社だが、バスの時刻が気になるので案内板を読むだけで通り過ぎる

のどかな里道を登山口に向かう

舞鶴若狭自動車道の下をくぐる

9:25 登山口で最初の休憩。暑さに備えて水分を補給中です

暫くは沢沿いに登っていく

9:55 虚空蔵堂に着く

尾根筋には役ノ行者の石像が祀られていた

頂上の手前、丹波岩とよばれる岩場に着く。眼下には三田盆地が広がる

10:55 虚空蔵山の頂上に着く。六甲山から淡路島へと遠望できる

近畿自然歩道に指定されているとのことで、道標は整備されている

今回、2輪しか見かけなかったササユリ、そのうちの1輪です

11:55 立杭陶の里に着く。ここまで下って来れば予定していたバスに乗れるのでひと安心

12:13 公会堂バス停に着き、さきほど登った虚空蔵山を見上げながらバスを待つ。

13:35 三田駅前でビール工場の送迎バスへ。その形を見た途端、ハイキングモードから見学・試飲モードに切替わる

ガラス越しに製造ラインの見学。残念ながらメンテナンスのため、ラインは止まっていました

乾杯~、花よりダンゴの感がある皆さんの試飲タイムの始まりです

15:40 見学等が終わり、送迎バスに乗る前に解散の挨拶です。

 近畿地方にあるビール工場といえばサントリー京都ビール工場、アサヒビール吹田工場、キリンビール神戸工場、キリンビール滋賀工場の4か所。昨年まではサントリー京都ビール工場とアサヒビール吹田工場を交互に見学してきたが新鮮味に欠けるため、今回は虚空蔵山に登頂後キリンビール神戸工場を初めて訪れることとしました。

 虚空蔵山に至るコースは虚空蔵堂への参詣道でもあり、かつ近畿自然歩道にも指定されているため道標も登山道もよく整備され、また登山口からは樹林帯の中の登山道となるので直射日光に曝されることもなく歩きやすい。虚空蔵堂へは急な石段を登り詰めると本堂が現れる。この虚空蔵堂は聖徳太子の建立、最盛時には七堂伽藍を擁していたとのことですがその後荒廃、天正3年(1575年)に再興。その4年後天正7年明智光秀の「丹波攻め」によって炎上、村人の協力で再興した。その後豊臣時代の寺領没収や明治初期の廃仏毀釈などで荒れ果てるも、また再興され現在の姿に。時代に翻弄され続けた歴史を持つお堂です。休憩後、お堂の右裏から続く登山道に入る。一気に高度を上げる急登で暑さに慣れていない体にはやや応える登りでした。テスト参加者1名が体調を崩し、翁長さんサポートで引き返す。虚空蔵山山頂は岩が積み重なったような頂上で、一角にベンチとテーブルが設置されていました。昼食後、立杭陶の郷に向け下山開始。プラスチックの階段が延々と続く急斜面で、こんな階段の道は登りには使いたくないと考えながら下り続け立杭陶の郷へ。

 立杭陶の郷到着後、バスと電車を乗り継ぎ、三田駅前から専用バスに乗ってキリンビール神戸工場へ。施設見学を40分程度受ける。巨大なタンクを見てメンバーの1人が一生かけても飲みきれないと話していましたが、とんでもない。タンク1基に入っている量を1人で1日1缶として、飲み干すには3,500年もかかるということです。施設見学後、お待ちかねの試飲タイム。お勧め銘柄は一番搾り神戸づくり、一番搾りスタウト(黒ビール)、ラガー、ハートランド「樽生」。美味しいビールを十分に楽しんだ後、缶ビールを模した送迎バスの前で解散。暑い中、お疲れ様でした。

記:野原 写真:大石