一般例会No.461 |
大峰・佛が峰(610m)~白倉山(587.6m)例会記録 |
概要 |
『松尾芭蕉も訪れた蜻蛉の滝から旧吉野街道を佛が峰から白倉山へとたどります。』 |
日時 |
2016年7月24日(日) |
天候 |
晴れ |
担当 |
杉本康夫、翁長和幸 |
集合 |
8:10 近鉄大阪阿部野橋駅西改札口前(8:20発 急行・吉野行に乗車 9:48大和上市駅着) |
行程 |
大和上市駅⇒(タクシー)蜻蛉の滝公園~佛が峰~白倉山~白倉山登山口~西河口バス停⇒(R169ゆうゆうバス)大和上市駅 |
参加者 |
板谷佳史、神阪洋子、寄川都美子、青木義雄、大森朋江、佐藤敏子、藤田喜久江、馬場美穂子、梅田寛子、和田都子、野口秀也 ・・・ 計13名 |
蜻蛉公園で改めて朝の挨拶 |
10:20 いざ出発! |
蜻蛉の滝上部 2段30mとも50mともいわれ、芭蕉も訪れている |
岩壁を削ったような急な山道 手すりは、所どころ傾いたり倒壊している |
聖天の窟 役の行者が修行したといわれている |
急な山道がさらに続く |
支尾根上にあがり初めての休憩 急な山道はここで終わり |
11:40 旧吉野街道に出る |
西河分岐 少々迷いながらここまでやってきた。ここで昼食休憩とする |
13:15 王峠(?)着。この少し先で佛が峰と思われるピーく状を通過した |
主稜線を北西にはずれ、541mの枝尾根に入ったようだ 強引に下り林道にでる。伐採された枝や倒木が散乱し登山道を分かりづらくしている |
15:00 五社峠にでる ここから白倉山を往復する |
物置小屋のような建物 鹿塩神社本殿の社が中に祭られている |
15:30 白倉山着 |
山頂からの急降下はかなりのもので渋滞しています |
五社峠から南に下山する |
16:50 西河口バス停着、一日1本しか走らない17:00発の「ゆうゆうバス」に乗れた |
17:25 上市駅にて解散 |
雄略天皇が狩りに訪れた際、トンボのいわれからこの地を蜻蛉野(あきつの)と呼ばれ滝を蜻蛉(せいれい)の滝と呼ばれたようです。その後も天武天皇や、宮人たちも多くこの地を訪れたことが万葉集にも記述があるようで、松尾芭蕉や本居宣長もこの地を訪れたと言われています。滝は50mの2段で岩壁の黒さと水しぶきの対比が美しく天気の良い日には滝壺に虹がかかることから別名虹光(にじっこう)との名前も持つとも言われています。 滝の横から急登が始まり途中に展望所が設けられていて滝壺を見ることもできる。旧吉野街道に出てから西河分岐まで林道らしき道をどんどん下降していく。民家の屋根らしきものも見え、おかしいと思いながら他にルートがないか探すが結局この道が正規のルートであった。石仏の残る西河分岐から20分で王峠に着き10分ほどで佛が峰に到着。山名の標識はない。王峠や佛が峰の位置はガイドブックなどによって違うようである。ハイキングコースとして整備されたようであるが年月とともに傷んで今では踏み跡も解らない様な状態になっている。もちろん標識もなくテープが所々にある程度です。 主稜線を忠実に辿って行くがどこかでルートを外れ541mの枝尾根に迷い込んだらしく気づいたところから下降し林道に降り立つ。林道から正規のルートに戻り五社峠に出る。ここには鹿塩神社が鎮座しその前を通って白倉山を往復する。白倉山から100m西に展望台があり、展望が素晴らしく高見山や台高山地、大峰の山々が見渡せる。五社峠に戻り大滝方面に下るが林道が荒れていて歩きにくい。降り立ったところがバス停のすぐ横でバスの待ち時間も20分ほどで幸運であった。今日は梅雨明け後の山行であったが梅雨明けを実感するほどの暑さを感じない1日でした。 |
記:杉本(康) 写真:翁長 |