一般例会例会No.497

(ベーシック登山No.40)北摂・十方山~釈迦岳 読図例会
例会記録

概要

『読図講習の3回目を行います。』

日時

2017年3月12日(日)

天候

晴れ

担当

野原勇、西村晶

集合

7:50 JR大阪駅中央改札口前集合(8:08新快速・野洲行乗車、8:35山崎駅下車)

行程

山崎駅~十方山~浄土谷~大沢~釈迦岳~川久保尾根~川久保~神峰山口バス停

参加者

江本恭子、安本昭久、安本嘉代、西村美幸、小杉美代子、前田守、脇本勇二、神阪洋子、岸田暎子、村木とも子、板谷佳史、安岡和子、小椋美佐、小川眞裕美 ・・・ 計16名

8:40 山崎駅前 歩行ルートが明記された地形図でコースの説明を受ける。

サントリー山崎工場敷地前に入る。

迷路のような竹林道を方位を確認しながら慎重に進む。

10:25 B地点にやっと到着 指定された道を探すのに苦労しました。

小倉神社分岐地点 進路方向を確認する。

11:00 十方山頂上 分岐点では地図を出して進む方向を確認する。

十方山より西に少し下ると林道に出ました。

浄土谷よりC地点に向かって道路を歩く。

11:45 C地点に到着 道路横でお昼にする。

ゴルフ場の横を通り大沢に到着。

12:55 D地点の分岐道を右に登る。

峠より釈迦岳に向かって登り出す。

今回、読図講習に指定されたルートです

14:00 E地点の釈迦岳631mにたどり着く。

川久保に下る分岐で位置確認を行う。

15:40 川久保着 次のバスまで40分も待たなくてはいけないので神峯山寺のバス停まで歩く。

車道をひたすら歩く歩く。

16:20 F地点の神峯山寺を通過。

16:40 地図の赤線が終わる神峰山口バス停に到着、ご苦労様でした 所要時間は8時間。

 今回の読図講習は前2回とは異なり登山道を辿るだけでなく、理解度を確認すため少し難しいコースとしました。スタート前に山崎駅前で正置と進行方向確認をしてもらいましたが、このような基本動作にかける時間は出来るだけ短くしましょう。

 この大山崎周辺は、「乙訓(おとくに)のタケノコ」の名産地ということもあって作業道が縦横に張り巡らされており、地形図を細かく追っていかないと迷路に入ったような感覚に陥ります。等高線を読む力を試される難コースを担当したDチームご苦労様でした。 Cチーム担当のコースは十方山から登山道を外れ西側にある林道に向けて下降。しかしこの広い林道が「立ち入り禁止」の私道とは全く予想しておらず、出口ゲートで持ち主から注意を受ける。私の完全なコース設定ミスでした。

 Bチームは柳谷観音からゴルフ場、大沢の小集落、林道を経て釈迦岳へ。主として車道や林道歩きで迷うような箇所はなし。但し、山道に入った途端に距離感覚を失っている点が見受けられました。地形図を細かく追っていけば現在地はほぼ把握できます。 Aチームは釈迦岳から少し戻って南下し、なだらかな川久保尾根を辿り川久保の集落へ到着。ここ川久保は発着するバスの便が少ないため、少々距離はあるが神峰山寺を経て神峰山口バス停まで歩き解散としました。長距離・長時間の歩行お疲れ様でした。

 今回の例会を終えての感想として、一部メンバーに「前へ前へ」と進む積極的な姿勢が見受けられました。このメンバーを見ていると地形図を良く見て、自分で判断しています。

 すべてのメンバーに期待することはコンパスの基本的な使用法をマスターし、この先はこうだろうと常に先読みを実行し、その場に到着したら瞬時に進むべき方向を判断することです。迷えば迷うほど一歩も進めなくなります。間違えてもOK、間違いに気づけば躊躇することなく引き返せば済むことです。人は間違えた経験を通して上達します。

記:野原 写真:西村(晶)