一般例会No.506

台高・白屋岳(1177.0m)例会記録

概要

『吉野杉の美林が続く旧白屋地区から古道を利用した地元中学校の登山コースを登ります。昨年、雨のため中止になった山です』

日時

2017年5月14日(日)

天候

曇りのち晴れ

担当

杉本康夫、小椋勝久

集合

7:00 近鉄阿部野橋駅西改札口前(7:10発 吉野行き特急に乗車、8:21大和上市駅着、8:30発(R169ゆうゆうバス)池原行き乗車、9:14白屋バス停着)

行程

白屋バス停~旧白屋地区~白屋岳~白倉辻~旧白屋地区~白屋バス停⇒16:37発(R169ゆうゆうバス)に乗車⇒17:18大和上市駅着

参加者

寄川都美子、山倉康次、片山純江、笠松マサヱ、保木道代、小川眞裕美、小椋美佐、神阪洋子、村木正人、村木とも子、和田都子、梅田寛子、和田良次、岩本和行 ・・・ 計16名

9:15 大滝ダム展望台にてリーダーの挨拶

9:20 出発 しばらく廃村跡を歩く

杉木立の登山道

急登が続く

12:05 白屋岳西尾根の出合いに到着

まだまだ続く尾根道の登り

白屋岳手前 1130mあたりの快適な尾根道

バイケイソウを踏みながらの登山 少し心が痛む

12:30 頂上に着く

頂上からは大峰の展望が開ける

頂上より西側の大峰山系を見ながらの山岳展望

焼山へ向かって下山開始

踏み跡がない北西に延びる尾根道

途中ザレ場もあり危険なので焼山は断念

大平に着く、展望が良いゆっくりしたいが先を急ぐ

大平からの急な尾根道を下降する

15:00 林道到着 一休み

15:30 廃村跡を抜け大滝ダム湖畔に着く

大和上市駅にて解散の挨拶

 大滝ダムが完成し試験湛水後に白屋集落に地割れなどの地滑りが現れたため全戸移転し今は廃村となって墓地だけが残っているようです。地元の中学校ではふるさと教育の一環として郷土の名山の白屋岳を訪れる全校登山をされておられ、EPEでそのルートをたどる例会を持ってみました。

 白屋橋を渡って少し歩くときれいな休憩所とトイレがあり、ここからの眺めは素晴らしくここに住まわれていた方たちが毎日この景色を眺められていたことを思うと羨ましい限りです。休憩所の横から以前利用されていた階段を登り登山が始まる。

 このルートは白屋岳への古道らしくあまり整備された状態ではなく植林の枝打ちした杉の枝がルート上に重なり歩きづらい。山頂までは登りのみで急登の所もありペース配分を考えながら登らないと意外と体力が必要とする。このような山道を登っている地元の若い中学生の力強さに私たちは関心と羨ましさを覚える。主稜線まで上がり995m付近で視界が開け大滝ダム湖などが見渡せ感嘆の声が上がる。これまでのしんどさの裏返しかな。白屋岳の山頂からは大峰の山並みが見渡せ、シャクナゲが時期的に少し早かったようだがポツンぽつんと赤い花を見せている。

 白屋岳から北西に伸びる尾根伝いに焼山を通って白屋林道に降りようとしたが、稜線から少し下るとやせ尾根の西側斜面が崩落していて木の枝も張り出して通過するのは危険と判断し焼山を断念し白屋辻に直接降りるコースへと戻る。995m付近では植林の切り開きで展望もよく大滝ダム湖や杉の湯温泉が見渡せ、日当たりも良くのんびりした気分に浸り例会談義に花が咲く。あとは白屋辻まで単調な尾根下りの不明瞭な道を白屋林道に出て白屋橋まで戻る。

記:杉本(康) 写真:小椋(勝)