一般例会No.514

伊勢山上(380m)例会記録

概要

『山上の名が示すとおり役ノ行者修行の場とされ、コースには楽しい奇岩・怪石が連続する。』

日時

2017年7月9日(日)

天候

曇り

担当

板谷佳史、杉本康夫

集合

8:00 近鉄大阪線・鶴橋駅 名張名古屋方面行きホーム(8:18発 急行五十鈴川行き乗車、10:13松阪駅下車)

行程

松阪駅前⇒(タクシー)飯福田寺(いぶたじ)~表行場一周~飯福田寺~裏行場一周~うきさとむら前バス停⇒(三重交通バス宇気郷線)15:32発⇒16:09松阪駅前

参加者

小川眞裕美、保木道代、小椋美佐、小杉美代子 ・・・ 計6名

11:00 飯福田寺の山門をくぐって出発

11:18 表行場最初の岩場「油こぼし」、左にう回路があるが私たちは直登します。

11:26 岩屋本堂、後ろは「東の覗き」だそうです。

本堂右横の「鐘掛」を登ります。イボのようなホールドがあります。ここにはクサリも無し、念のためロープ使用

11:46 「鐘掛」を登って右に回り込んだところから直登すると本堂の上に出ます

ここにはクサリがあるが、少し難しいのでロープで確保して通過

12:03 本堂上に出てほっと一安心

12:16 苔の着いた緩傾斜をトラバース

13:06 「鞍掛岩」馬にかける鞍のようなところを登ります

「鞍掛岩」に続いて「蟻ノ戸渡り」意外と幅広です

13:16 「小尻返し」名のごとく先が切れ落ちているので引き返して次へと向かいます

13:21 「飛石」気持ちよく登れます

13:29 元居ヶ原の奉拝所から岩屋本堂が拝めます。登ってきたルートが見えます。この後一旦飯福田寺に戻る

13:55 裏行場に移動しての「油こぼし」こちらの登りは短いです

14:05 「獅子ヶ鼻」に到着。

左後方を振り向けば鼻が伸びているようです

14:10 檜林の中最後の行場の苔むした垂壁を下ります。これで裏行場の難所も終わる

行場巡りを終えてたいくつな車道歩き、途中鮮やかなアジサイの色に目を奪われた

15:26 飯福田寺から50分でバス停に到着、松阪駅に戻って解散した

 松阪周辺の山としてかつて矢頭山、堀坂山等に例会があって、いずれも岩っぽい山である。伊勢山上は、山名通り役ノ行者修行の場というだけに本格的なクライミング気分が味わえる私好みの山として取り上げました。

 近畿周辺の天気予報は雨の確率大とあってか少ない参加者、ただし東海地方に属する伊勢方面はどんよりと曇ってはいたが終日降ることはなかったので今回もラッキーな例会となりました。

 登山口の飯福田寺境内への階段を登り始めると寺の人から大声で呼び止められて入山料の請求が有り、一人500円也のお布施。表行場を登り始めるとまず最初に油こぼしの岩場をクサリに頼ってこなすと次が地形図にも名前の載る「行者岩」、巨大なハング下に本尊を祀る岩室に出る。ここの鐘掛岩の登攀がこの行場の核心部だ。念のためロープを使用して全員直登した。静かなハイキングも良いが、全身を使ってのクライミングで岩場のトップに立った時の気分はやはり爽快だ。

 鐘掛岩の直登でだいぶ時間を費やしてしまったので続く簡単な岩場を足早に通過して最高点の大天井に着いてしばらく休憩、後半部の岩場へ向かう。亀岩、鞍掛岩、蟻ノ戸渡り、小尻返し、平等岩等といった岩場を楽しく通過して元の飯福田寺に戻る。

 大休止の後、裏行場へ・・こちらはスケールも小さく2ヶ所ほどクサリ場があるものの30分ほどで一周した。その後帰りのバス時刻を気にしながら車道を急ぐこと約50分、ちょうど良い時間にバス停に着いた。

記:板谷 写真:杉本(康)、板谷