一般例会No.518

大峰・百貝岳(863m)例会記録

概要

『吉野・青根ヶ峰から西に延びる尾根上にある形の整った山で史跡と伝説に満ちた山です』

日時

2017年8月6日(日)

天候

晴れ時々曇り

担当

杉本康夫、小椋勝久

集合

7:40 近鉄大阪阿部野橋駅西改札口前(7:50発 吉野行き急行に乗車、9:01下市口駅着、9:20発 洞川温泉行き乗車、黒滝案内センターバス停下車)

行程

黒滝案内センターバス停~正西寺~地蔵峠~鳳閣寺~百貝岳~大峰奥駈道~金峰神社~奥千本バス停⇒(バス)ロープウェイ吉野山駅

参加者

寄川都美子、寺島直子、板谷佳史、西村晶、西村美幸、小川眞裕美、村木正人、村木とも子、小椋美佐 ・・・ 計11名

10:05 観光客で賑わう黒滝村案内センターで挨拶と注意事項の説明

県道から村道に入り旧街道を地蔵峠に向かって歩く

10:50 正西寺の軒先を借り休憩 湿度も低く快適である

休憩の後 現在地を確認し出発

山道に入り心地よい風に吹かれての登山 皆の足取りも軽い

鳥住の集落と百貝岳

12:05 地蔵峠に着く ここで昼ごはん

鳥住春日神社に到着 立ち寄らず先を急ぐ

鳳閣寺の展望台から金剛葛城が一望できた

13:20 理源大師の廟塔に到着 百貝岳まではもう一息

百貝山への最後の登りを汗を掻きながら登る

13:50 百貝岳に到着少し休んで出発

石畳が現われたのでバス停はもうすぐだ

15:50 奥千本バス停に到着

ケーブル駅で解散、ケーブルは運休している為バスで吉野駅に向かう

 百貝岳は、百螺岳とも鳥栖(とりすみ)山と呼ばれ、その昔天皇の勅命を受けた理源大師が箱屋勘兵衛を伴い法螺貝を吹き鳴らし大蛇を退治したことから百螺岳と呼ばれるようになったそうです。鳳閣寺には法螺貝と、退治した大蛇の骨と伝えられる動物の骨が保管されているといわれます。台風5号が日本の南岸にあって不安定な天候が気になっていたが、雲が時々出る程度で夏のまずまずの登山日和となりました。今回のルートは黒滝村のハイキングコースとして紹介されているところを黒滝川沿いに進むものです。標識も整備されていて、のんびりと歩くことができます。稜線まで登ると木立の間から百貝岳や鳥住の集落が望まれます。地蔵峠では地蔵堂と昔の茶屋跡があり地蔵菩薩に捧げる清水が湧き出て東屋や広場もあり気持ちの良い所なのでここで昼食休憩とします。ここからは車道を歩くことになり、車道が終わったところが鳳閣寺で手入れが行き届いていて、立派な展望台もあり遠くに蔵王堂や金剛・葛城・生駒の山々が見渡せます。百貝岳の頂上へは2ルートあり私たちは国の重要文化財に指定されている理源大師廟塔・箱屋勘兵衛の墓を通るルートを選びました。百貝岳山頂は展望はきかないが、休憩できるようきれいに清掃されています。ここから40分ほどで大峰奥駈道を経て金峰神社に到着しケーブル駅にて解散しました。ケーブルの車両が故障のため吉野駅まで代替えのバスが運行されていました。

記:杉本(康) 写真:小椋(勝)