一般例会No.521 |
京都・皆子山(972m)例会記録 |
概要 |
『美しい渓谷を辿り、京都府の最高峰を目指します。』 |
日時 |
2017年9月10日(日) |
天候 |
曇り一時雨 |
担当 |
野原勇、西村晶 |
集合 |
7:30 JR大阪駅中央改札口前(7:45発 新快速・敦賀行き乗車、8:35堅田駅下車、江若バス8:50発 細川行き乗車、平バス停下車) |
行程 |
平~東尾根~皆子山~東尾根~平 |
参加者 |
板谷佳史、安本昭久、渡辺健、小川眞裕美、安本嘉代、保木道代、飯尾廣子 ・・・ 計9名 |
9:25 平のバス停、予定のコースを変更して東尾根から登る。 |
お寺の横を通りすぎて登山口に向かう。 |
9:30 登山口より標高差280mの急な登りが始まる。 |
標高750mあたりの尾根上に登れば、尾根道は緩やかになり、941mのピークに到着する |
緩やかな尾根道を進む。 |
11:30 971mの皆子山頂上着、昔は笹が生い茂っていて狭い頂上であった。 |
危急時対策講習会、山行時はツエルトを常にザックの中に携帯しておきたい。 |
持っている物を利用してツエルトの張り方と使用方法。 |
心肺蘇生 まず声をかけ、無反応の場合は、心肺蘇生に取りかかる。 |
ザックを身体に見立て、人口呼吸と心臓マッサージ手当を行う。 |
柴クリが沢山実ってました。 |
15:10 登山口のお寺に戻ってきました。 |
15:20 平のバス停で解散致しました。 |
今回の例会に選んだ皆子山は、40年ほど前に登った思い出の山。かすかに残る記憶には藪をかき分け登ったという思い出しかなく、また今年発行の登山地図でもコースが実線で表示されていたため安易に計画をしてしまいました。 実施日を前に改めてコース状況をネットで調べると、3年前の台風で壊滅的被害を受け沢に架かる橋はことごとく流失、補修もなされず沢自体も渡渉の連続、谷沿いの林道も崩壊して立ち入り禁止とのこと。3年も前の台風被害が最新の登山地図にいまだ反映しておらず、登るのであれば自己責任ということか。ネットでの記録を調べると「危険!」との記録続出、当日集まるメンバーの顔触れによって最終的にコースを決めることにした。その結果、地形図にも登山地図にも表示はないが、最も安全な東尾根を往復するコースに決定。 東尾根は平バス停から少し戻り橋を渡ってすぐの正教院裏手から登り始める。登山口から続く250mほどの急登は我慢で登り切るのみ。その後はなだらかな登りが続き皆子山頂上到着。帰りのバス発車時刻に合わせ頂上の直ぐ側で、緊急時対策講習を2時間実施。途中雨で一時中断はあったがツェルトを使ったビバーク、心肺蘇生(人工呼吸、心臓マッサージ)を中心に実技講習。この2点だけで1時間以上をかけて体験してもらいました。心肺蘇生の重要性と救助者の疲労度合いがよく分かったと思います。その他雷対策、止血法、低体温症対策、脳卒中対策等を実技に口頭を交え説明。 今回の講習が一過性の講習とならないよう当分の間、私の担当する例会では心肺蘇生体験をしてもらうことにしました。その際には今回参加者は講師として活躍してもらいます。実際に他の人に教えてこそ身に付きます。安全登山のためにも、事故に直面してうろたえないためにも、一人でも多くのメンバーが心肺蘇生に対応できるようお互いに努力しましょう。 |
記:野原 写真:西村(晶) |