一般例会No.523

六甲・有馬 白石谷 例会記録

概要

『六甲山最高峰から有馬へと流れ下る白石谷を遡ります。数年前の豪雨で荒れていて、取付きまで遠回りをすることになりますが。』

日時

2017年10月1日(日)

天候

晴れ

担当

大石隆生、野原勇

集合

8:10 阪急梅田駅3F改札口前(8:20発 宝塚行き急行乗車、宝塚下車 阪急バス②9:20発、[95]舟坂経由有馬温泉行き乗車)

行程

宝塚駅⇒有馬~魚屋道・炭屋道~紅葉谷出合~白石谷~六甲山最高峰~七曲り~土樋割峠~東おたふく山登山口バス停⇒阪急芦屋川駅

参加者

板谷佳史、江本恭子、小川眞裕美、脇本勇二、安本昭久、安本嘉代 ・・・ 計8名

10:00 有馬温泉バス停前にて、出発前のリーダー挨拶

10:55 有馬稲荷神社から魚屋道を経て、炭屋道への分岐点到着。炭屋道を130m余り下降する。

11:10 紅葉谷道との合流地点の沢到着、この地点への最短ルートはロープウェイ有馬温泉駅から始まる紅葉谷道だが、3年前の豪雨被害で通行禁止。一体いつになったら復旧するのであろうか。

白石第二堰堤先の分岐、白石谷は左へ。

11:55 白石滝到着、ルートは「白石滝」看板手前右側の巻き道へ。

12:30 白竜滝、2段の綺麗な滝だ。休憩していると巻き道を下降してきた若い単独の男性と会う。親切にもこの先のルート説明をしてくれる。

白竜滝の巻き道となっている右股のがれた沢ルートをとる。

3本のロープの残置された小さな滝の左側を登る。

この白石谷は傾斜に関係なく、多くの滝にロープが残置されていました。

13:15 小さいながらも三段の大安相滝(だいあんそうたき)

大安相滝三段目、滝左側に架かった残置ロープに体重を預け強引に登る。

頂上へ向け、がれた沢を登る。

小さいながらも自生しているキーウィフルーツを発見。

手足を使っての急登が続きます。

14:00 六甲最高峰・一軒茶屋分岐、頂上まで97mの標高差がありますが、それまでの急登から一変して傾斜も緩くのんびりとした登りになりました。

頂上のパラボラアンテナが見えてきました、頂上は目の前。六甲最高峰は数え切れないくらい到達していますが、この方向からは初めて。新鮮な感覚だ。

14:20 六甲最高峰標柱の真後ろに直接出てきました。

15:55 一軒茶屋から七曲りを下降、土樋割峠を経て東お多福山登山口バス停へ。阪急芦屋川バス停で解散。お疲れ様でした。

今年夏から販売された「六甲山系登山詳細図(東編)(西編)」です。縮尺は1/12500で地形もハッキリ読めるうえ、磁北線表示、ポイント間距離、道標、地名記載、紹介されているコース等充実しており昭文社の「山と高原地図 六甲・摩耶」よりも遥かに使える登山地図です。今回初めて使いましたが、六甲登山であればこの地図に欠点は見つけられません。国土地理院の1/25000の地形図を超えています。

 数年前の豪雨による崩壊で登山道の一部が通行止めになっていて、大きく登って下ってから目的地への登りが始まるというコースでした。谷の中にもその痕跡の流木があちらこちらにあり、流木の積み重なりでダムのようになった所も。でも、堰堤は少なく、巻道を含め山道はしっかりしていて要所々には固定ロープもあって谷歩きが楽しめました。

 紅葉谷道のロープウエイ下駅から炭屋道の取付きまでの間が通行止めになっているので迂回路の魚屋道を登り、炭屋道を下って紅葉谷道へ。紅葉谷出合から白石谷に入り、小滝を登り、白石滝、白竜滝と巻き、大安相滝は滝横を登ってから固定ロープが垂れ下がった3mほどの岩場を腕力で登って越える。第5砂防ダムからは谷から離れ、最高峰から北西に延びる尾根を下部は少し苦しみながら、上部は快適に辿って最高峰の広場へ。ここからは歩き慣れた道で、七曲りから土樋割峠を越えてバス停へと下る。

記:大石 写真:野原