一般例会No.535

加西アルプス・善防山(251m)~笠松山(244m)例会記録

概要

『250mにも満たない山ですがアルペン的な眺望を楽しめます』

日時

2017年12月24日(日)

天候

曇り

担当

小椋勝久、野原勇

集合

7:50 JR大阪駅中央改札口前(8:00発 新快速赤穂行き乗車、加古川駅9:11発 加西行乗車、粟生駅10:09発 北条町行き乗車 播磨下里駅下車)

行程

播磨下里駅~農協前バス停~善防山~笠松山~観音堂~長駅

参加者

板谷佳史、村木正人、黒澤百合子、寄川都美子、佐藤敏子 ・・・ 計7名

JR粟生駅、モダンな駅舎で神戸電鉄、北条鉄道との3社共同使用駅となっています。隣接する施設では町おこしの催しが年間を通して行われ、当日も陶芸教室の準備をしていました。

10:20 播磨下里駅前にて出発前のリーダー挨拶。

善防山へは岩尾根を登ります。岩質はザラザラした凝灰岩で、滑りにくく登行に不安を感じない。

振り返ると墨絵のような景色が広がっていました。青空も良いが、曇天は曇天なりにこのような景色にも捨てがたい魅力があります。

11:20 善防山頂上、写真入りの案内板が多く設置されていました。

スタート地点の播磨下里駅のクローズアップです。電車が入線した瞬間を狙いました。

昼食休憩後、古法華寺に向かって下ります。

名所のつり橋を渡ります。

この岩場も善防山同様に滑りにくく、鎖が付けられていますが使わなくても不安は感じません。

対面する岩には磨崖仏が彫られていました。

12:27 古法華寺に到着。ここはNHK大河ドラマ「宮本武蔵」のロケ地で、武蔵が京都・一乗寺下り松での吉岡一門との決闘を終えた後、比叡山に籠って修行したシーンが撮影されたとのことです。記念の石碑が立っていました。

古法華寺、お釈迦様の涅槃仏がありました。

笠松山へ向かいますが、基本的には岩尾根です。頂上直下は鎖場となっていました。

12:55 笠松山山頂の展望台、この下に三角点がありました。

熊野神社権現堂に向けて進みます。

急降下が続きます。

14:05 この鳥居をくぐればすぐに下山口です。

のどかな農道を長駅まで辿りました。

14:30 北条鉄道長駅到着、解散。この駅は一見すると何の変哲もない駅舎ですが、「登録有形文化財」に認定されている価値のある建物です

北条鉄道は利用者の獲得に熱心なようです。トナカイがサンタさんを煙突から引っ張り上げるシーン。後方の部屋は「駅ナカ婚活相談所」でした。

 今年最後の例会、山陽本線から加古川線、北条鉄道を乗り継ぎ播磨下里駅で下車。乗り継いで来るだけでも2時間を超える道のりはさすがに長く感じる。

 駅で挨拶を済ませ歩き始める。しばらく県道を歩き下里小学校のバス停から登山口へと取り付く。しばらく雑木林の中を歩き稜線へ出ると、岩盤でできた山塊を望むことができ心も逸る。岩場を慎重に歩き善防山山頂に着く、善防山は赤松義則の八男 則繁が築城したが嘉吉の乱に山名勢に責められ落城したと言われ、その戦いは激しく明治の初めごろまで落ち葉の下に白骨体が見られと言われている。やはり登城すれば立地が分り城を築くのも納得する。

 以前赤松終焉地を訪れたことを思いだし、歴探もつなげていけば楽しいだろうなと思いだす。善防山から縦走路を歩き古法華寺と向かうトイレをお借りし笠松山へ 笠松山展望台で休憩し権現堂へ向かう。ここからは一般縦走路から外れあまり人は歩いていない為、道が少し荒れている。荒れ果てた権現堂を通り過ぎ長駅へ向かう。長駅はボランティアが管理し趣向を凝らし中々面白い。駅で解散の挨拶をし今年の山行きを締めくくる。

 今年度最後の山行は低山とは言え変化にとんだ山道で山を堪能できました。

記:小椋(勝) 写真:野原