一般例会No.552

(ベーシック登山No.44)和泉山脈最西端・高森山(284.5m)
から大川峠 例会記録

概要

『柚ノ浜海岸から登り、紀淡海峡を一望できる深山砲台跡をめぐります』

日時

2018年4月22日(日)

天候

快晴

担当

翁長和幸、板谷佳史

集合

9:45 南海多奈川駅改札口(担当者はみさき公園から乗車します)(南海難波駅8:45発 特急サザン7号和歌山市行き乗車5番線ホーム発、9:30みさき公園着 多奈川線乗換、9:35発 多奈川行き乗車、9:41多奈川駅着)

行程

多奈川駅⇒(マイカー)報恩講寺~高森山~P235~P208~大川トンネル~報恩講寺⇒(マイカー)多奈川駅

参加者

野口秀也、藤田喜久江、和田都子、片山純江、西村美幸、保木道代、小川眞裕美、村木正人、笠松マサヱ、神阪洋子、青木義雄 ・・・ 計13名

10:26 大川港の報恩講寺の駐車場にて朝の挨拶とここの車に戻るため当初の予定を変更する旨、今日の行程を確認する。

報恩講寺の石仏に迎えられる

報恩講寺に立ち寄る

11:05 高森山への登山道に入って行く

この付近が旧陸軍の要塞地帯であったことを物語る道標が点在する

11:46 高森山頂上直下、最後の急登を頑張る

12:00 大川港を見下ろす高森山山頂に立ち、昼食休憩とする

山頂のツツジ、夏日となる予報だったが、風が爽やかでそれ程の暑さは感じない。

12:52 高森山を後にP235に向かう。この道標をよく考えずに大川方向に行ってしまったのは今思えば失敗だった

13:18 行き詰ってルート探しのためしばらく休憩中

13:37 急斜面に入ったがルートを矯正して、P235からの南東尾根に乗ることができた。この先すぐにP235を通過、宗教団体の所有地を区切る縄張りが現れる

13:39 P235から先で南方向や北方向の尾根に迷い込んでしまい加太方面が見えたりもしたが、1時間あまりウロウロしてしまう。

14:37 GPSで何度もルートを探し、ようやくP208へ向かう尾根に乗る

15:18 P208と思しき付近から直接大川峠を目指すが、藪に阻まれて結局谷筋に追いやられた

時間も迫ってきたので、大川峠をあきらめ、そのまま谷筋を下降して、16:00 大川トンネルの南側入り口に出た。

大川トンネルを抜け、柚ノ浜海岸の風景を楽しみながら17時頃大川港に戻って解散しました

GPS記録(ジオグラフィカ+カシミール3Dにより作成)
目標のルートを探して何度もウロウロしてしまいました。登山終了後、失敗したのはどの地点だったのか?、どのように迷ったのか?、・・・等の反省に役立つのもGPSの活用価値のひとつです。

 残念ながら今回は、紀淡海峡の素晴らしい景観を見ることが出来なかった。

例会前夜、タクシー会社に予約を申し入れた。「予約は受け付けないし、その辺りではタクシーは一台位しか呼べない」と言われ諦める。急きょ板谷さんに車をお願いし、私の車と2台で登山口へ。

 法然ゆかりの法恩講寺に立ち寄り出発(10:40)。高森山への道はハッキリしている。高森山には12:25着。山頂より西側の和泉山脈主尾根には地図上では登山道がない。「高森山から大川峠には、あんなにしっかりした道があるとは・・」というインターネット上の情報があったので悪く考えても、けもの道程度のものはあるだろうと思っていた。・・・が、道はなかった。GPSと磁石、地図をフル動員して行きつ・戻りつしながら進む。難儀なハイキングになった。人が通り抜ける位の樹間はあるが、20から40m位しか先が見通せない。主尾根と分かるような顕著な地形ではなく、何となくモャーとしてコースが判りづらい。シダや熊笹のブシュが少ないのが助かるが、500mを進むのに1時間少々かかった。右往左往しながらも大川峠まで300mの所までやってきた。GPSでは、ここから西方向なのだが急な下りなので、少し南寄りにまきながら行こうとする。が少し下り過ぎた。ここまでで全行程の1/2強しか来ていない。すでに15時を過ぎている。ここで計画を断念する。南西方向の沢筋に古い林道らしき踏み跡が下っている。これを使い大川トンネルへ向かった。1Kmほどのトンネルを抜けると、あかるい春の海が広がっていた。ノンビリと海を見ながら車に戻った。17時着。

 山ではピークの下りで迷う事が多い。今回迷ったのは、まさにその条件と一致する。見通しのない小さなピークの下りで右往左往した。今回とは逆のコースで低い所(深山砲台跡)から高い所(高森山)へのコースであれば違った結果になっていたかも・・。

記:翁長 写真:板谷