一般例会No.584

伊勢・朝熊ガ岳(あさまがたけ555m)例会記録

概要

『伊勢神宮を守護する山として信仰登山が盛んだっただけに立派な登山道が岳道として残されている、今回は朝熊岳道を登り宇治岳道を降って内宮前に出ます』

日時

2019年2月3日(日)

天候

曇り

担当

板谷佳史、小椋勝久

集合

7:45 近鉄鶴橋駅五十鈴川賢島方面ホーム(7:55発 青山行急行に乗車⇒10:13朝熊駅下車)

行程

朝熊駅~朝熊岳道~朝熊峠~朝熊ガ岳~金剛証寺~宇治岳道~内宮前⇒(バス)宇治山田駅

参加者

岩本和行、三原秀元、村木正人、村木とも子、上野あさみ、保木道代、安岡和子 ・・・ 計9名

10:17 予定した急行が無くて少し出遅れましたが、出発点の朝熊駅に降り立ちました

駅前の案内板で行き先を確認します

しばらく駅前の街中を歩く、こういう所を歩くのはややこしく苦手だ、方向さえ見極めたらカンで行くしかない

駐車場も整備されたりっぱな登山口に出て一安心

登山道に入れば町石に導かれて登って行くだけ、頂上まで二十二丁

登山道と言っても金剛証寺への参道だから石畳が混じる良い道です

参道の歴史を残す痕跡が次々と

11:05 大正14年に開通したというケーブルカーが通っていた軌道跡が残る谷を橋で渡ります

ケーブルカーの説明板、こんなに賑やかな所だったのかと、驚き

汗ばむくらいの陽気で、結構しんどい。町石を数えながら、あと幾つなのかと思ってしまう

11:45 朝熊峠に到着して鳥羽湾の展望が広がりました、しばらく休憩

この付近の説明板によると「ケーブル山上駅から登山バスが金剛証寺まで走っていた、峠には旅館もあった」という

12:07 朝熊ガ岳山頂(最高点)に到着して昼食休憩

山頂の標柱で記念撮影、ここには三角点は無い

12:50 山頂から20分ほど足を延ばして金剛証寺を訪ねました

本堂にお参りする

再度朝熊峠に戻るが、途中経塚群を訪ねる

40基あまりの経塚がひっそりと立っています

13:30 朝熊峠から宇治岳道に入ると道脇に朝熊山一等三角点(478m)がある

山頂標柱があった最高点と三角点は少し離れています

ここには天測点(天体観測で緯度経度を求め、三角測量による誤差を補完した)もある

宇治岳道を行く、伊勢志摩スカイラインを橋で渡る。休憩時には仏教や修験道に詳しい岩本さんから金剛証寺の由来など説明して頂く。「アサマリンドウ」の花名はここの朝熊からきているということも・・

15:00 宇治岳道が終わり、内宮の領域に降りて行きます、今にも降りそうな曇り空となってきた

15:10 内宮前のおかげ横丁は大変な人込みです、この後宇治山田行きのバスに乗って解散しました

 担当者の手落ちで、ダイヤ改正されたのを知らず予定した急行が無い。途中で特急に乗り換えてなんとか10時過ぎに朝熊駅に着く。登山口には広い駐車場がありマイカー登山者も多く人気がある山のようだ。朝熊峠を経て山頂(朝熊ガ岳最高点)で昼食休憩。高曇りで伊勢湾の展望もよく見え暖かな天気で気分も良い。山頂から金剛証寺まで往復し、帰り道に国の史跡となっている経塚群にも立ち寄る。再び朝熊峠を通過する、往年はケーブルカーやバスが通い旅館まであったとは驚きだ。

 予報通り天気は下り坂、宇治岳道の帰り道を急ぐ。雨に会わないうちに伊勢神宮前の賑わいの横丁に出られた。帰りの電車は急行で2時間半近い長時間乗車の末、すでに雨となっていた大阪に帰りました。

記:板谷 写真:小椋(勝)、板谷