一般例会No.598

歴史探訪シリーズ No.42 苗木城跡(432m)、
南木曾岳(1677m)例会記録

概要

『中津川市にある苗木城跡を訪ねます。岩村城と関わりがあり数奇な運命をたどった、遠山氏の居城。幕末まで続く巨石の上に築かれた城跡は圧巻です。2日目は南木曾岳に登ります』

日時

2019年5月11日(土)~12日(日)

天候

両日とも晴れ

担当

小椋勝久、板谷佳史

集合

5/11 6:45 難波・南都銀行前集合(7:00発)

行程

5/11 中央道⇒中津川IC~苗木城駐車場~苗木城散策・昼食・資料館⇒泊地

5/12 泊地⇒駐車場~登山口~下の鎖場~南木曾岳~摩利支天~見晴台~分岐~駐車場⇒妻籠宿⇒帰阪

参加者

村木正人、村木とも子、安岡和子、上野あさみ、保木道代、大森朋江、三原秀元(一日目参加) ・・・ 計9名

5/11 10:53 連休が終わった高速道路は順調に走行できて、予定通りの時間に苗木城跡の入り口に到着しました。出発前にリーダーから城や城主の説明をしていただく

登り始めるとすぐ崖の上に巧みに建てられた迫力ある天守部分が見えてくる

大矢倉跡を見下ろす、変に再現されているより跡は跡のままが良いと思います

天守跡の展望台に立つ。先週の例会で登った恵那山の全貌が見えている

天守跡の下で昼食休憩

いたるところ花崗岩の大岩がゴロゴロしている、城跡でなければクライミングエリアか?この後「苗木遠山史料館」を見学した

14:00 時間に余裕があるので落合宿に移動して中山道の一部を歩くことになりました

静かなひと時がすごせました

江戸時代そのままの姿が残る石畳です

根の上高原にある国民宿舎恵那山荘に宿泊、焼筍が出ました

1日目 歴史探訪
 連休の後の休日とあって高速も混んでおらず割と早く現地駐車場に着いた。今回の歴探は遠山家ゆかりのお城 苗木城 1万石で城持ち大名は他には無く苗木藩のみ、そのおかげで財政は圧迫し幕末には多大な借金があったそうな。駐車場で挨拶と城の説明をして足軽屋敷跡に向かう、足軽屋敷に着くと目の前に巨石の上に築かれた天守閣跡が現れてくる、圧巻だ。
 天守閣を見あげながら遠山家の話などをしながら、三の丸を通り二の丸から本丸へと向かう。天守閣からの眺望は360度、木曽川を眼下に見下ろし恵那山から中央アルプスまで見渡すことができる。なるほどこの急こう配、城の位置などを考えると森長可もすぐには落とせなかったのも頷ける。歴代藩主は貧しいながらもここに上がると嫌なことも忘れたのではと思いを馳せらせる。
 時間があるので中山道落合宿の石畳を見学し宿泊地へと向かった。夜は旬の山菜などの料理に皆さんも笑顔になり話が盛り上がりました。

5/12 8:45 南木曽岳・登山口にて、出発の準備

今日も良い天気、暑くなりそう。見上げると南木曽岳がそびえる

9:25 登り道と下山道の分岐に到着。急峻な道のためすれ違いが困難、登り下り一方通行です

整備された急なはしごを登る箇所が多い

登るにつれ、鮮やかなアケボノツツジ(アカヤシオ)が満開

背後には恵那山が・・・

シャクナゲはまだつぼみでした、イワウチワが少しだけ咲いていたが春の花はまだこれからのよう

11:12 南木曽岳山頂三角点に到着、ここは展望がきかない

直ぐ先で見晴台に立つ、ここからの御岳は立派、右に乗鞍、北アと続くが今日は霞んでよく見えない

11:30 明るい山頂周辺を巡ると中央アルプスの展望が広がる、ここで昼食休憩

下山に移る、最後の中央ア展望は安平路山と摺古木山

12:55 下山専用路を下って行く、一方通行路のため他の登山者とのすれ違いが無く、スムースに登下降できる。この後14:20頃登山口に戻り帰路につきました。

2日目 南木曾岳登山

 快晴 駐車場へ着くと多くの先客の車 ホテルの都合で出発が遅くなったのが少し残念、駐車場で登山届をポストに入れ挨拶を済ませ歩き始める。林道を10分程度歩くと登山口に着く。砂防ダムを巻いて沢沿いに歩き山道に入り、しばらく歩くと下山道分岐に着く。ここから、本格的な登りになる。汗をかきながら急登を登っていくとアカヤシオをが現れ始める、アカヤシオを楽しみながら鎖場や階段を1時間半ほど上っていくと三角点に着く。頂上は三角点から5分ほど歩いたところにある。頂上横の見晴らし台からは噴煙上がる御嶽山が良く見えた。

 山頂から10分程度歩くと避難小屋に到着する。女岩が有り展望スポットになっており、ここからは中央アルプス、御嶽、乗鞍などが一望できる。食事をしながらしばらく展望を楽しみ下山する。下山道は急な梯子の連続で足元に注意し下降する。2時間近く急なくだりを歩き駐車場に着いた。帰りに蘭温泉に入り疲れをいやし帰途に着きました。

記:小椋(勝) 写真:板谷